子供嫌い(極度)

相談者名
えり
35歳結婚2年目子供なし共働き夫婦で夫は3歳年下です。私は子供嫌いで小学生以上は普通に接する事ができますが赤ん坊~3歳程度の子供に非常に嫌悪感があります。(聞き分けられる年齢になればさほど嫌悪はありません)
赤ちゃんの笑顔を見てもかわいいと思えない。泣き声(特に乳児の夜泣きなど)にイライラする。自分に子供が出来ておっぱいをあげる事を想像しただけでぞっとする。聞き分けのない子供を見るとそれが無抵抗な赤ん坊でさえもたたきつけたくなる。など。動物は大好きで無条件にかわいいと思えます。周囲から子供嫌いに見られないように無理して子供好きなように接する行為も難なくこなせますが心の中はぞっとしています。触るのもいやだし、よだれをたれたり 聞き分けもなく、うるさいだけで「何が可愛いの?」と。動物は可愛いのにどうして人間の子供は愛せないのか精神的な欠陥があるのではないかと思います。最近主人が子供を欲しがりはじめました。(夫は独身時代は子供はいなくてもよいといっていた。)自分は子供が嫌いという事は伝えてありましたが、これほどひどい事は伝えておりませんでしたし。子供を欲しがるようになった夫を見るたびに心が痛むのです。赤ん坊をだっこする事を考えたたけでぞっとする気持ちが自分の中にある事が問題で。育ってきた環境は良好で専業主婦だった母には愛情を十分に注がれたと思いますし、両親の仲も悪くはなかったと思います。自分が小学2年生時に既に赤ちゃん人形を虐待したりしていました。今子供嫌いでも、自分の子供は可愛いから産んでみれば変わる とよく書いてありますが想像するだけでぞっとします。自分は実際は男っぽいです。毛深いし、筋肉質で運動能力も一般的な女性より優れています。両親にさえ「男と間違って生まれてきた」といわれるほどです。男っぽい・頼りがいのある人間にあこがれていました。もしかして女性ホルモンの関係などで極度に出産や赤ん坊に対する違和感を覚えるのかとも思います。でも男性でも子供好きな方は大勢いらっしゃいます。なんとか子供嫌いを克服できないかと思っています。せめてこんな手が出そうになる気持ちだけでも抑えられないか。文字の関係で乱文で申し訳ございません。
カウンセラー
高橋大
えりさん、はじめまして。高橋 大と申します。
ご相談ありがとうございます。

ご主人の心境の変化を通して、えりさんの中にあるこの問題に取り組む時期が来
つつあるみたいですね。お力添えできれば幸いです。

子供嫌いになる原因はいろいろな所、そして意外なところにあることも多く、育
ってきた環境も可能性の一つではありますが、さまざまな要素に原因の可能性が
あります。

例えば産まれたての出来事が無意識に影響を及ぼしていたり、場合によってはお
母さんのお腹の中にいた頃のことが原因になることもあるぐらいです。
仮にそうだとしても、それらのことは当然、覚えていることはないでしょうね。
かと言って、意識の及ばないところが原因だ、というのも短絡的ですね。

というわけで、これが原因だ、ということは難しいのですが、それを前提にして
お読みください。

例えば自分がダイエットしていて甘いものを食べるのを我慢している時、目の前
で誰かがおいしそうにケーキを食べたとしたら、怒りを感じると思います。

「私が我慢してるのに!」とか「なんでこの人は気を遣わないの?」とか、そん
なフレーズが、想像した時、頭に聞こえてくるかもしれません。

でも、あまりに我慢が強くなると、
「私は甘いものなんかぜーんぜん欲しくないわ!」とか、
「なんでそんなものを食べたいと思うのだろう?」とか思うかもしれません。
理性的にそこにある感情と折り合いをつけるには、そういう発想になってゆく可
能性は案外高かったりします。

でもその場合、我慢しているものを見せ付けられたりすると、怒りを通り越して
嫌悪に近い激しい感情になっていることでしょう。そこには痛みも宿るから。

赤ん坊~3歳程度の子供というのは、いわば感情の塊ですよね。
えりさんには、感情を出すことを我慢してしまうような部分はありませんか?

でも多分、それだけではないと思います。

えりさんはご自分で男っぽいとおっしゃってますね。
筋肉質で運動能力も優れている。それは一つの力であり、才能です。

でもその部分にいいイメージが無かったりするのではないでしょうか。
もしも力が無いことに女らしさを見出すような部分が無意識にあるとすれば、
弱いこと、無抵抗なものに、あえて言うなら神経を逆撫でされるような感じにな
るのかもしれません。
この部分はえりさんにとってちょっと触れたくないところかもしれないけれど。

でも、この部分を癒していったら、子供嫌いを克服することはできるはずです。

えりさんが持ってる「女らしさ」をもっともっと活性化させれば、状況は変わっ
ていくことでしょう。

面談セラピー等をうまくご活用ください。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。