子供をつくるべきか

相談者名
ぱじ
結婚当初からずっと悩んでいた事なのですが、最近は本当に自分がわからなくメール致しました。自分は子供が欲しいのか、欲しくないのか・・・。
私は結婚9年目の33歳、主人は35歳です。私は若い時から子供はあまり好きではなく、軽い気持ちで「子供なんていらない」と思っていました。しかし、結婚し、主人とも幸せな生活を送る中「主人との子供を産んでも良いかも」と思うようになりました。でも子供嫌いな自分もいてなかなか子作りに踏み込めませんでした。(余談ですが、子供は欲しくないが堕胎は許せない私ですので避妊には徹底してました。)
30歳過ぎた頃、子供を作るなら35歳までにと言う思いと、ちょうど姪が可愛い盛りなのとで「子供が欲しい」と思い、子作りを始めました。約1年挑戦しましたが授からず、昨年婦人科にお世話になりました。検査も終わり次回から人工受精の治療をする、と言う段階になった時、私は「本当にいいの?」という気持ちが出てきて1回見送りにしました。そして自分では心の整理をつけたつもりだった処置の日、ドタキャンしてしまいました。それまでの通院ではなんでもなかったのですが処置の前日夜、「出来たらどうしよう、成功したらどうしよう。」と強く思ってしまったのです。本当に心臓がドキドキして逃げ出したくなるような不安でした。でも、しばらく経つと処置を止めたのを後悔して来ました。「やっぱり欲しいかも」そう思う最近です。以来病院には行っていません。主人と話し合っていますが自分の本当の気持ちはどっちなのか今だにわかりません。子供は可愛いと思います。でも愛情を持てるか不安です。流れに身を任せて通院しようかとも思いましたが、また不安にかられるかと思うと怖いです。でも子供が欲しいとも思います。
乱文で申し訳ありません。思いきって投稿してみました。カウンセリングのようなものは初めてです。とりあえず無料相談にしてみましたがちゃんと受けた方が良いでしょうか。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
ぱじさん、こんにちわ。根本です。
勇気を持ってくださってありがとうございます。

母親になるときって、とても勇気が要るものだと思います。
一人の人間を産み、育てるわけですから、考え始めると不安や戸惑いに本当に捕らわれてしまいますよね。

ただ、そういう不安が多いときって、僕はいくつかの見方をご提案するようにしているんです。
一つは、そういう不安や悩みを人に聞いてもらうこと。
ご主人はもちろんですが、客観的に自分たちのことを知ってくれる人にお話してみるのがいいと思います。
友人やカウンセラーなど。
そうして、人に聞いてもらうことで不安や恐れを解消させてあげることが出来るようになります。
うちのカウンセラーにも主婦や子育てを経験した者も多いですから、有料無料問わずに色んな人とお話されてみるのもいいでしょう。

ところが、そうしてお話を聞いてもらっていても、なかなか不安が消えない場合も少なからずあるものです。
それは潜在意識や無意識的な不安の場合で、子ども時代の自分の親との関係や育ってきた環境による何らかの痛みが心にあるようなケースです。
この場合は、カウンセリングでも継続的に受けてみたり、面談やグループセラピーなどの方法を使って自分を癒していくことが二つ目の提案になります。

自分が「どうしてこんなに子どもがいらないんだろう?」と思ってみて下さいね。
そこで、何か思い当たる理由がなかったり、過去の嫌な経験が思い出されたような場合にはそんなセラピースタイルを選ぶと早くプロセスが進み、子どもを産むことの抵抗を少なくしてあげることができます。
特に「わけも分からずどきどきする」というお話もされていましたし、何らかのトラウマがあるのかもしれませんね。

子どもの頃のご両親との関係をちょっと思い出して見ましょうね。

僕が過去に出会ったケースでは、子どもの頃から「いい子」で育ってきて、長女で両親が共働きだったために妹・弟の面倒をずっと見てきた方がいらっしゃいました。
お話をしていく上に彼女の中から「もう親の役をするのは嫌だ!」という強い否定感が出てきたんですね。

また、あるケースでは、ご主人への潜在的な不満が積もり積もった感情があってでも、ご主人には向けられないから「子どもはいらない」という問題に無意識的に摩り替えてしまっていました。
子どもを作らないことで、ご主人への当てつけをしていたんですね。
そのときはご本人もとてもびっくりされまして、その後、ご主人との関係に向き合っていかれました。

そんな風に自分では「え?」と思われるようなことが原因になっているケースもありますから、不安を解消するためにも、自分の心を見つめてみることもとても大切なことだと思うんですね。
特に子育てって、感情と向き合うことがとっても大切なんです。
(なんせ、子どもは感情の塊ですから)
ですから、自分の心と向き合って行くことは、子どもを産んだ後もとても大切なことになろうかと思います。

自分のために、家族のために、問題を乗り越えて行きましょうね。
僕も応援しています。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。