主人からもうやっていけないと言われ

相談者名
あんじゅ
結婚19年。主人も私も51歳。17歳と15歳の子供がいます。

ことの発端は1年前、主人の浮気を疑い携帯、パソコンなどを調べ、主人が女性(27歳、飲み屋さんの人)と旅行に行くことがわかり、私がその女性に電話をした事でした。それが主人にわかり謝るどころか逆に自分のプライバシーを侵害したと怒り「お前に対する気持ちがぷつんと切れた。もうやっていけない」と言われました。

私はもともとあまり深く物を考えずに思ったことをすぐ口に出してしまうタイプで、主人は長年それを我慢してきたといいます。また私は子供ができてからずっと主人の方をむいていなく、主人の愛情にあぐらをかいて、愛情を返すことをしてきませんでした。また仕事上で主人が苦しいとき、私はそれを受け止めてあげずに突き放してしまいました。そんなとき受け止めてくれたのが彼女だったようです。
そういう部分も含め、また私が見る権利のないものを見て主人を傷つけたことは謝りました。でも主人は許す許さないの問題ではなくもう私と夫婦は続けられないとずっと言います。

半年ほど前から家を出て、今は子供に会うため週に2日位は帰ってきますが
彼女のところにも毎週のように泊まりに行っているようです。
子供のことはちゃんとやり、子どもたちもこの別居の原因にうすうす気がついているはずなのに 主人との関係は良好です。

私が電話をしたりした事が二人をよけい近づけてしまったと思うと後悔の気持ちでいっぱいです。

この一年間の話合いで主人は「人間の根幹に触れる話もしてきて、(私の性格についてなど)それは言う方にも覚悟がいるし、傷が残る。こんな風になった2人が夫婦としてやり直すのは無理だ。」といい来年の子供の受験が終わったら離婚したいようです。

私は自分の悪かったところを反省し、直していこうと努力をしているつもりですが、主人にはなかなか認めてもらえず「お前は一生変わらない」と言われてしまします。

先日、彼女から私に電話があり「私はご主人が好きなのでこれから一緒にやっていきたい」と言われました。私は主人とはわかれませんと言いましたが
彼女も本気になっているようです。

ここまで来てしまっても私は主人を愛しているし、なんとかやり直したいのです。
どうかアドバイスをお願いいたします。

カウンセラー
赤松わこ
あんじゅさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

結婚して18年一緒に暮らしてこられた、ご主人の浮気が分かった時は、
とてもショックだっただろうなぁと思いました。この1年あんじゅさんは、
一生懸命努力して、ご主人に思い直してもらおうと、手を尽くしてこられ
、万策尽きてご相談頂いたのだろうなぁと感じました。

>私はもともとあまり深く物を考えずに思ったことをすぐ口に出してしまう
タイプで、主人は長年それを我慢してきたといいます。

ご主人の方は、思ったことをあまりストレートに、口に出されるタイプでは
なかったのでしょうか?それとも言われてはいたけれど、あんじゅさんの方が、
それ程深く気に留められていなかったのでしょうか?
「長年我慢してきた」と、ご主人が仰る言葉には「言っても変わらなかった」と、
どこかで諦めてしまわれたように、私には感じられたんですね。

>また私は子供ができてからずっと主人の方をむいていなく、主人の愛情にあぐら
をかいて、愛情を返すことをしてきませんでした。

子育ては大変ですし、ご主人との間に生まれたお子さんですから、あんじゅさんから
すれば、ご主人のことが後回しになったり、手抜きになってしまっていても、きっと
「分かってくれているはず」と言う、お気持があってのことだろうなと思いました。
その頃は、「愛情にあぐらをかいて、愛情を返すことをしてこなかった。」とは、
思っておられなかったでしょう?このようなことが起きて初めて、思い返してみたら、
「そうだったなぁ・・・」と、気づかれたんだろうと思います。
確かにご主人からしたら、そんな風に感じられたかもしれませんが、あんじゅさんは、
ご主人を粗末に扱っていたと言うより、ご主人に甘えておられたってことでしょうね。

>また仕事上で主人が苦しいとき、私はそれを受け止めてあげずに突き放してしまい
ました。そんなとき受け止めてくれたのが彼女だったようです。

ご主人がお仕事で悩んでおられた時、「受け止めてあげずに突き放してしまった」と、
あんじゅさんが書かれていますが、ご自身にその自覚があったのでしょうか?
今回のことがあって、ご主人があんじゅさんにそう仰ったのではありませんか?
あんじゅさんはご自身でも、「あまり深く物を考えずに思ったことをすぐ口に出して
しまう」と書かれていましたね。元々楽天的な方なのだろうと思います。
対しておそらくご主人は、細かいことが気になるタイプなのではないでしょうか?

あんじゅさんが悪気なく、あまり深く考えずに軽く口にしてしまった言葉を、ご主人は
重く受け止めてしまわれると言ったことが、度々あったのではないかな?
そのことの積み重ねが、今回の出来事に繋がっているではないかな?と、私は感じた
のですが、ご自身ではどう思われるでしょうか?

今回のことであんじゅさんは、ご主人を愛しておられることを、再認識されたのですよね。
だとしたらこれまでご主人が、どれだけあんじゅさんに多くのチャンスを、与えてくれて
いたか!?と言うことを、もっともっと考えてあげて欲しいと思います。
ご主人が注いで下さっていた『愛情』を、知らず知らずに受け取らずにきてしまったこと、
今は、その受け取らなかった『愛情』の分だけ、あんじゅさんの『愛情』を、ご主人に
見返りを求めることなく誠意を持って、伝えてあげる時なんじゃないでしょうか?
ご主人は、何度も何度も繰り返しあなたに、伝えてこられたのではありませんでしたか?
その繰り返しに疲れて、ご主人は諦めてしまわれたのだと思います。だからあんじゅさんが、
今必死になって、これまでの自分を変えようと、頑張っておられるのを見ていても、
そう簡単には信じられないのだろうと思います。そのお気持が「お前は一生変わらない」
と言う言葉になっているように思いますよ。

子供さんへの対応を見ても、相手の女性があなたに、直接電話をしてこられることを見ても、
ご主人は本来、誠実で真面目な方なんだろうと思います。逃げ隠れしたり、誤魔化そうとする
お気持はご主人にはないのでしょう。そのご主人が決断されたとすると、「簡単には覆せない」
と、あんじゅさんも危機感を感じておられるのではありませんか?
ご主人を愛しておられるお気持が、自分のためや子供達のためではなく、ご主人の幸せの
ためだとしたら、「別れることも愛情」だと思えるでしょうか?
もちろん「別れることを受け入れて下さい」と、言っているのではないんですよ。
ご夫婦のこれまでの関係を、根本から変える事になる訳ですから、その位の覚悟が必要だと
考えて頂きたいんですね。。本当にこれまでの自分を省みて、あんじゅさんご自身が
「変わりたい!!!」と、思われるなら、お1人で抱え込まずに、私達カウンセラーに
ご遠慮なくご相談頂けたらなと思います。19年の年月の重みは、ご主人にとっても同じ
だと思います。まずはあんじゅさんご自身が、自分に素直になって向き合えるよう、
考えて頂けたらと思います。少しでも参考になりましたら幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。