同性である女性への恐れと緊張。

相談者名
れい
私は同性の女性と一緒にいると緊張してしまいます。
職場でも気を使わないふりをしているのですが、内心、とても緊張をしていて、上手く付き合えるように気を使ってしまいます。

学生時代から同性が苦手で怖いというイメージがありました。
こんなこと、誰にも言えなかったけれど、女性って、感情的で
逆恨みしたり、嫉妬したり、仲良しの子の悪口を言ったり・・・。
もし、自分と同じような人がいたら親友になれるのに・・・と思っていました。

私と一緒にいると引き立て役になってしまう、と友人から泣かれたことがあります。

私は謙遜ではなく美人ではありません。
学生の頃、友人の気にいった異性から気にいられてしまい、友人を傷つけたことが、ひとりではなく、複数あります。
本当に謙遜ではなく、美人ではないので、異性からとてもモテるわけではなく、私よりももっとモテる女の子はいたし、異性から口説かれるわけではないのです。
ただ、気にいってくれたり、親切にしてくれたり、ピンポイントで何故か友達の好きな人に気にいられたり・・・。
逆恨みをされたことも多々あります。

先生から贔屓されていると言われたこともあるし、職場でも、あからさまに特別扱いをされることも多かったです。

今も上司から褒められたりすると、怖いと感じてしまうのです。
褒められるのは嬉しいし、上司に感謝するのだけど、それを見ている先輩の視線が怖い。

だから、可愛かったり、美人だったり、異性にモテそうな女性、きらきらした女性、自分自身を好きな女性、ラッキーな女性をみるとホッっとして、仲良くなりたいと思う。
きっと、この人は、いつも得をしているから私に嫉妬することがないと信頼できるのです。

もし、子供を産んだら、もっと女性と付き合わないといけないと思うと憂鬱で泣きたくなります。

この気持ちって改善できて、仲良くできるようになるのでしょうか。
誰にも聞けないので、どうか、宜しくお願い致します。

カウンセラー
ながのひろみ
れいさん、こんにちは。
担当させていただくながのひろみです。

同性のお友達から嫉妬されたり、攻撃されたりすると本当に嫌な気分になりますよね。しかもこちらから何かを意図したわけではなく、相手の事情で勝手に反応されると
煩わしくもなると思います。

おそらく、れいさんはとても魅力的な女性だと思います。
仮に美人さんでなくても、人を惹きつけるようないろいろな魅力を持って
いらっしゃると思います。それは、人への気配りや、優しさ、素直さという
内面的なことから、可愛いとか雰囲気が輝いているといった外面的なことまで
多岐にわたることなのかもしれません。
いずれにしても、れいさんに出逢った多くの人がれいさんのファンになって
しまうのでしょうね。

嫉妬という感情は、とても憧れているのに、自分にはそれが手に入らないと
思っているときに起こります。手に入るものだったら、単なる憧れや
いつか手に入れたい目標で終わるものなんですね。
周りの女性たちは、れいさんの持っている魅力をとても羨ましく感じているけれど、
自分は彼女のような魅力的な女性にはなれないと思ってあるようです。

一方、れいさんとしては、自分だけが何か得をしているような
とても申し訳ない気持ちをずっとお持ちではないでしょうか。
だから、まわりの女性にも気を使わざるをえなくなりますし、
嫉妬してこない女性とお友達になりたいという気持ちにもなると思うんです。

しかし、これではれいさんの気持ちはいつまでもすっきりしないままですし、
何かと不自由な感覚が残ると思います。
この状態を変えるためにいくつか提案させていただきますね。

まず一番目は、自分の魅力を知って受け取ることです。
人から褒められたときに(特に女性から)、遠慮したり謙遜しがちではありませんか。
たとえば、“輝いているわね!”と言われたときに、“えー、そんなことないわよ”
と返事をしてしまうのは典型的な例です。
嫉妬される怖れがあると、攻撃から自分を守る為に自分の魅力を受け取れなくなって
しまいます。しかし、自分の魅力を受け取らないと、魅力を持っているくせに
持っていないなんて!と、周りには嫌味な人に映ってしまうのですね。
別の意味で攻撃の対象になってしまうことがあります。

いきなり、自分が魅力的な女性だと受け取れなくてもよいのです。
少なくとも相手の眼には私は魅力的に映っているみたいだわと理解すること
から始めましょう。
それができるようになると、“私の魅力を見つけて教えてくれてありがとう”
と相手の気持ちを受け取って感謝する言葉が自然に出てくるようになると思います。

2番目は、自分の魅力を受け取れたら、今度はれいさんがリーダーシップを取って
羨望のまなざして見ている彼女たちを輝いている女性に導いてあげるということです。

先にお話しましたように、れいさんに嫉妬してくる女性たちの本当の姿は
“どうやったられいさんのように魅力的な女性になれるの?!
私なんかなれるはずがないわ・・”と自信をなくして落ち込んでいるのです。
究極を言えば、嫉妬の声とはれいさんに助けを求める声なのですね。

そんなときに、実際に輝いているれいさんが、たとえば、
“輝いているのは○○を心掛けているからかも”とアドバイスしてあげたり、
“あなたのこういうところが魅力的だと思うわ”と教えてあげたりすることで、
彼女たちに私も魅力的になれるのかもしれないと気持ちを起こさせたり、
魅力的な女性になろうというモチベーションを上げることができるかもしれません。
憧れていた人から言われた一言が今日の私の成功を導いたという話は、
スポーツ界などで聞いたことがあると思います。

繰り返しますが、これはれいさんが自分の魅力を受け取ったあとにしてくださいね。
魅力を受け取っている人が言うからこそ言葉が真実になります。

3番目は、嫌な部分も含めて自分の中の女性的なものをすべて受け入れて
あげることです。
れいさんは、感情的な女性がとても苦手でいらっしゃるようですね。
しかし、感情的ということはその分素直で、表現が豊かであるということですし、
表裏がなくわかりやすいとも言えます。決して悪いことではないんです。

受け入れるというのは、感情的になりましょうということではありません。
自分の中にもそういう部分があるんだと認めることなんですね。
感情的な女性であることを自分で禁止(=抑圧)してしまうと、
感情的な女性には近づけなくなります。
禁止しているものが身近にあると、苦しくなってしまうので遠ざけたくなるんです。
ダイエット中のケーキなどがわかりやすい例です。

私も感情的な部分は持っているし、出したいときには出してみようと
その存在を認めてあげていると、感情的な女性が近づいてもあまり気に
ならなくなります。
感情的な女性を見てどう感じるかというのは、自分が感情的であることを
どれだけ許可しているかというバロメーターになるので、時々チェックしてみて
くださいね。

今回は3つほど提案させていただきましたが、よろしかったら当社の無料電話
カウンセリングも利用されて、わからないところやもっと聞いてみたいところも
ぜひお尋ねになってくださいね。

れいさんにたくさんの同性のお友達ができますように応援しています。

今回のご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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