嫌いな人のことや嫌な出来事のことばかり考えてしまう

相談者名
ぽんた
よろしくお願いします。

家でぼーっとしたり、暇でネットをやってたり
お風呂に入ってたりする時や一人でいる時なんかに
日頃会う嫌いな人のことや、
昔あった嫌な出来事のことばかりが浮かんできて、
モヤモヤしたようなイライラしたような嫌な気分になってしまいます。

それに嫌いな人や苦手な人が近くにいると(飲み会や旅行などで)
萎縮するというか壁を作ってしまうというか、
普段の自分を出せなくなってしまう時も多いです。

好きな人には自分から話しかけたり凄く優しくできるのに
嫌いな人とは二人きりでも全然会話しなくても平気だったりもします。

周りの人を見ていると何か嫌なことを言われたりされたりしても
その時は怒っていてもしばらくすると普通に接していたり、
軽い陰口を言ってる様な相手に対しても表面上は優しく接していたりして
自分の様に物事や出来事を引きずっていない様な感じがして、

自分もそんな大人な対応ができればと思いますし、
嫌な人や出来事にイライラし続けたり愚痴ったりせずに
そのことをすっと消化できたらいいのにと思っています。

一人でリラックスできる時には、
好きな人のことや楽しいことばかり考えていたいですし、
いい意味でもっと楽天的な性格になりたいです。

何か良い考えがあれば教えてください。
よろしくお願いします。

カウンセラー
中原謙一
ぽんたさん、始めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいて、なんとなく感じたことなのですが、家でぼーっとしたり、暇でネットをやってたりお風呂に入ってたりする時や一人でいる時というのは、一般的にリラックスしているときなのではないかと感じます。

つまり、ぽんたさんの問題は、「リラックスしているときに、昔あったいやな出来事を思い出していやな気分になる。」といえるのではないでしょうか?

言い換えるならば、普段はリラックスしていない状態にありますから、いやなことを考える余裕さえないのでしょう。
それがリラックスして、勘定を抑圧しなくていい、我慢しなくてもいい状況、つまりリラックスしたときに、ずっと抑えていた「怒り」の感情が出てくるのではないか、と私は感じます。

それ自体は、ぽんたさんが日常生活の中でリラックスできる環境を持っているということですから、問題ではないんですよね。
一番の問題は、昔感じた怒りをもち続けることに理由がある、というところではないでしょうか?

人間がすることには、ほとんどの場合理由が存在します。
たとえるならば、嫌いな人や苦手な人がそばにいると萎縮してしまうというのも、「苦手」や「嫌い」という理由、本当はもっと別の理由があるかもしれませんが、それらの理由付けから、「不快感」という感覚や苦手意識が生まれ、「萎縮」という行動が生まれてくるわけですよね。

そうすると、ぽんたさんがリラックスをするといやなことを考えてしまう、昔の怒りを今にまで引きずろうとすること事態に、何らかの理由が存在する可能性があります。

たとえば、嫌いな相手、自分に対していやなことをした、不快感を与えた相手に対して怒りをもち、「私をこんな気持ちにしたあなたを許さない!」とうらみ続けることができるというわけです。

それに、「それに嫌いな人や苦手な人が近くにいると(飲み会や旅行などで)萎縮するというか壁を作ってしまうというか、普段の自分を出せなくなってしまう時も多いです。」や「好きな人には自分から話しかけたり凄く優しくできるのに嫌いな人とは二人きりでも全然会話しなくても平気だったりもします。」というのは、普通の人の考え方であり、ごく普通の反応です。
それは特別なことでもなんでもない、誰もが持っている感情です。

一方、「周りの人を見ていると何か嫌なことを言われたりされたりしてもその時は怒っていてもしばらくすると普通に接していたり、軽い陰口を言ってる様な相手に対しても表面上は優しく接していたりして自分の様に物事や出来事を引きずっていない様な感じがして、」とあり、ぽんたさんにとっては、このようなことができる人が「大人」である、みたいな定義があるのかもしれませんが、これもやろうと思えば誰でもできます。
これは、実際にはちゃんとコミュニケーションをとっているように見えますが、実は相手を見下して馬鹿にしている行動なんです。
なぜなら、この場合相手に対しても、周りの人たちに対しても、自分の本心を決して明かさず、笑顔で接する裏であっかんベーをしているようなものですからね。

これが大人のすること、ではありませんよね。

もし、ぽんたさんがいい意味でもっと楽天的な性格になりたいと思われるのであれば、方法はあります。

それは、ぽんたさんが持っている「大人とはこういう人」という考え方を変えてみることです。
ぽんたさんにとって、「大人」とはどのような人をいうのでしょう?
年齢ではなく、行動や性格、人との接し方など、これをできるだけ具体的にリストアップしていただきたいわけです。

そして、「いい意味で楽天的な性格を持っている大人」とはどのような人のことを言うのでしょう?
これもリストアップしてみてください。

この二つのリストの違いが、ぽんたさんがチャレンジしてみるテーマになるのではないか、と私は感じます。
そこから先は、このテーマがきちんと出てからお話しすることになるでしょう。

人を変えることはなかなかできません。
しかし、自分自身を変えることは、自分自身の意思でのみできるわけです。
ぽんたさんが本当に「じぶんを変えたい!」と心から願うのであれば、それは難しいことでもできないことでもなくなるでしょう。

まずは自分がどう考えているのか。
そして、その考え方のどこが自分を苦しめているのか。

ここをよく探してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

がんばらずに自分と向き合ってみてくださいね。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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