カモられて惨めです

相談者名
初めまして。いつもメルマガ楽しみにしています。
カウンセラー様達の本とスペザーノ氏の本に助けられています。宜しくお願いします。
今、自分が情けなくて無価値に思えてしかたがないです。
本などにあった無価値感を癒すワークを散々してきたのに、恋愛にも慎重できたのに無価値感から自分をバーゲンセールしてしまいます。
結婚詐欺に近いめにあって70万近くなんだかんだでとられました。
ヒモに近い感じでもあります。
お金を貸すという形ではなくおごらせるという形で70万は消えました。
レシート受け取ろうとするとせかされたりして証拠はなく、お金は戻ってきません。
うまくやられたと思います。
洗脳されていました。
お金使いたくないと言うと今のままの人生でいいのか?ケチケチしてるから今の人生なんだよ、成功してる人はお金をうまく回してる、まず贅沢してる、ケチケチしてたら所詮底辺どまり、今やる気がでないのは自分に潤い与えてないからだ、人に与えなければうまくいかないとか言われて、毎日夕食やコンビニ代で1万5千円位の出費。
高い所は勝手がわからず言われるがまま焦って払って。
連れてきてやったとか色々言われてはじめは変だと思ったのにずっと毎日おごらされてマヒしてて。
スムーズに払わないと彼の機嫌が悪くなりケチケチしてるから今の人生、自分変えたかったらもっと楽しまないととか説教やずっと雰囲気が悪くなるから怖くて。
全部自分のせいですが惨めで彼を責めたい気持ちもあります。
結婚したら財布も一緒だと言われて二人で生きてくならどっちが払っても同じと言われ払ってただの財布変わりにされてたのが惨めでどうしていいかわかりません。何年もすごい節約してやっと貯めた貯金でした
カウンセラー
中原謙一
花さん、始めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいた限り、花さんは自分が本当はどうするべきなのかはお判りのように感じます。
ただ、そうできないで、彼の言いなりになってしまう自分に憤りを感じていらっしゃるのではないか、と私は感じています。

大切なのは、「自分に憤りを感じていること」であって、彼がこんな人間だから、ということではないんですよね。
たとえこのような、はたから見てもひどい彼であっても、花さんが毅然とした態度を取り、花さんがおかしいと思ったことは「それはおかしい」とはっきりと自分の意見が言えるのであれば、おそらく問題にはならないでしょう。

もしかしたら花さんのなかに、嫌われる恐れであるとか、自分の意見が主張できないことであるとか、愛を失う恐れであるとか、いろいろな恐れと自己嫌悪が、いまの花さんの状態を作り上げているのではないでしょうか。

さらに、花さんは「無価値感から自分をバーゲンセールしてしまいます」とありますが、これは間違っています。
実は花さんは、「罪悪感から自分をバーゲンセールして」います。

もし花さんが無価値感から行動していたとしたら、今頃は怒りが頂点に達していて、それこそ体調不良やうつ状態になっていたかもしれません。
それに、花さんの彼に対する行動を見る限り、彼が花さんに経済的に依存していることは理解できると思います。
そして、それだけではなくて、花さんに自己主張できない状態に追い込んでいるのも、彼が花さんに対して「無価値感」側の姿勢を貫いていることの証拠でもあるわけです。

パートナーシップの基本原則に「どちらかが無価値感になると、もう片方は罪悪感になる」という法則があります。
もし花さんが無価値感ならば、彼は罪悪感になり、花さんに対して「ごめんな」とか「申し訳ない」という態度をとることが多くなるでしょう。
しかし、お話を聞いている限りでは、彼は「そうすることが当然」と思っているところがあります。
それも「無価値感」を感じている人の行動パターンなんですよね。

つまり、花さんは無価値感を散々やったので、その無価値感の陰に隠れていた「罪悪感」がテーマになっていることに気づかずに、ずっと「無価値感」をテーマに努力し続けてきたのかもしれません。
たとえるなら、中学を卒業して高校生になったのに、いまだに中学時代の問題集を解き続けている、みたいな感じですね。

花さん自身、今までいろいろ努力されてきたのは、文章からも感じることができます。
しかし、花さんはいくつかの勘違いや思い違いをしたまま、努力してしまったのかもしれませんね。

その「いくつかの勘違いや思い違い」を修正することができれば、今までの努力は無駄になるかもしれませんが、これからの努力は報われる可能性があります。

まずは花さんに、修正しようという意欲があるかどうかが、この問題を越える鍵になるでしょう。

「どうすればいいか」ではなくて、まずは「どうしたいか」です。

そして、かなりきついことを書くかもしれませんが、花さんの場合に限りますが、もし彼に対して花さんの中に執着心があるのであれば、それは彼から愛されていない証拠でもあります。
それは彼自身に「人を愛を大切にする心」がないことを意味します。
それでも彼を愛し続けたいのか、それとも、自分を愛してくれない彼を、自分の本当の幸せのために自分の意思を主張するのか。

これができるかできないかが、花さんにとっての最大の課題です。

現状が「本当にいや」と感じられるのであれば、ここは選択できます。
もし選択できないのであれば、それは現状で遊んでいます。
不幸に浸って遊んでいる、と言い換えることもできるかもしれません。

そうでなければ選択できるわけですから、まず自分が幸せになるために、自分の意見、意思を伝えることで、自分自身を主張してみましょう。

「いやなものはいや」

はっきりとそういってください。
そうすれば、彼が本当に花さんを愛しているのかどうか、すぐにわかります。

かなりきついことを書きましたが、それくらい花さん自身が追い詰められていることに気がついてください。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
早く花さんらしい人生に戻るための参考に少しでもなることができれば、幸いです。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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