自分ができること

付き合ってる彼女が男性恐怖症だったとわかったのは、いつごろだったんでしょう。
それを聞いてどう思いましたか？

何も言ってあげられなかったとか、どうしていいかわからない、とか。
ビックリしたんじゃないかな？

バウさんは彼女のことが大好きで、そして、彼女もバウさんのことが好きだったんじゃないかな？
バウさんをビックリさせないようにしていたのかもしれませんし、嫌われないようにしてたのかもしれません。
気を遣ってたのかもしれませんね。

例えば「バウ君にはまったく関係ないことなのに。」
「今のこんな自分じゃダメだ、みじめな姿のままなら重荷になる。」
「一緒にいても面白くない。迷惑かけるかも。」って思ってたのかもしれません。

そんな彼女の、苦しそうな、しんどそうな様子を見るとバウさんだって、まるで自分のことのように苦しくなったのかもしれませんね。

僕がバウさんだったら、こう言うでしょう。
「こんなイヤな時は早く終らせたい、知り合った時みたいに、もう一度彼氏と彼女に戻って、また一緒に楽しく過ごしたい。」って。

もし、彼女がバウさんに気を遣ってるとしたら、彼女の気持ちをそのまま大事にしてあげてほしいんですね。
詳しくは聞いてみないとわからないけど、なんとか自分の力で立ち直ろうとしてる、女の子のように思います。
「じゃあ、どうしたらいいの？」って聞かれたら、僕ならこうお伝えします。

今は、何もしないでいてあげてください。

彼女の「距離を置きたい。」って気持ちをそのまま受け入れてあげたらどうでしょうか？
そのまま、そっとしておいてあげたらどうですか？

そこでバウさんにお願いしたいことがあるんですね。ちょっと難しいけど、お話していいですか？
「何もしない」でいることには、２種類あって、距離のとり方の違いがあります。
同じことをやっても、心のもちようで大きく変わってくるんですよ。

それはね、「ほおっておく」と「見守る」です。

「ほおっておく」は、相手の人やお友達に対してあきれたり、怒ったけど、イライラムカムカを感じたくなくて、距離をとる。

「見守る」はその逆で、何かあったときや、困ったときはいつでも僕のところへおいでよ、手を貸すから、って、やさしい気持ちをもって、距離をとる。

何もしないことが、何かしてあげる時と、同じだけの相手の人への思いやりになることもあるんですよ。
その人の味方でいてあげる、それだけで、心強く感じてもらえる場合もあるんですよ。

僕は、バウさんには「見守る」をおすすめしたいなあ。

彼女が、もし、バウさんに助けを求めてきたら、話を聞いてあげたり、力になってあげたらいかがですか？
「今、ホントに彼女から力になって、って求められてるよ、どうしよう？」は、またその時にお話しましょうね。