悪口が怖い

相談者名
さくら
 はじめまして。私は団地のような個数の多い集合住宅に住んでいます。午前中、幼稚園のお迎えの時間になると、建物の前には、たくさんの子供、そのお母さんたちが集まります。お母さんたちは、何時間もみんなでお話をしています。その話し声は聞こうとしなくても、大きな声で耳に入ってきてしまいます。。。窓を閉めればいいのですが、暑くなってきたので、そうもできず、窓をあけておくと、とぎれどきれですが、聞こえてしまうのです。

そのお母さんたちの中に私の家の隣の方もいます。その方がお母さん仲間に私の悪口を言っているような気がして、それがすごく気にかかり、つらい気もちです。今朝も話の内容を聞き、もしかして、私のことかと心配です。1か月半くらい前に一度、私のことを話をしているのが聞こえ、それ以来、また自分のことを言われているのではないか、それも悪いことではないかと苦しみました。。。隣人の方は、思ったことをすぐ口に出し、悪口も言いそうな感じです。

もうすぐ出産です。すっきりとした気持ちで出産に向かいたいのですが、そうもいきません。

隣人の方を気にせず、私は私ですっきりと暮していくには、どう気持ちをもっていったらいいでしょうか。人の目を気にせず、楽に生きていくにはどうしたらいいでしょうか。

教えて下さい。よろしくお願いいたします。

カウンセラー
木村祥典
さくらさん、はじめまして。カウンセラーの木村祥典と申します。
ご相談ありがとうございます。

もうすぐ出産なんですね。おめでとうございます。

少しでもすっきりと楽な気持ちで赤ちゃんを迎えられるよう、お手伝いをさせ
ていただきたいと思います。

ご近所の方々に悪口を言われているように感じるのですね。

実際にそうかどうか?は別として、悪口を言われているように感じるようにな
ると、少し声が聞こえただけでも嫌な気持ちになったりして、しんどいですよね。

では、なぜ隣人の声がそのように聞こえてしまうのか?という部分について見
ていきましょう。

それではちょっと想像してみてくださいね。

さくらさんが会社に置いてある冷蔵庫を開けたところ、おいしそうなプリンが
入っていたとしますよね。

誰のものかわからないけど、お腹も減っているしおいしそうだし、「ま、いっ
か…」と、そのプリンを食べたとします。

ところが、そのプリンは実は来客用に準備されていたもので、プリンがなくな
ったことで騒ぎになってしまいました。

あまりに騒ぎになってしまったので、言うに言えずに黙ったままその場をやり
過ごしてしまいました。

結局犯人はわからないまま、その出来事は収束を迎える……

そんな出来事があったとします。

その後、会社の中でヒソヒソ話をしている人がいて、漏れ聞こえてきた言葉が
「プリン…」「犯人は……」だったとしたら、どんな感じがするでしょう?

“ドキーーーっ!”っとすると思いませんか?
私が食べたのがバレたのかバレてないのか気になってソワソワして、聞き耳を
立てたりしそうな気分になりませんか?

その後、そのヒソヒソ話をしている人と目が合った後に視線を外されたら、ど
んな感じがするでしょう?

「うゎ~、バレてるー!?(汗)」「責められてるー(泣)」というような気分に
なりませんか?

それは、プリンを食べちゃったことや、「私が食べちゃいました」と言わなか
ったことに対して、罪悪感があり、自分を責める気持ちがあるからなのです。

実際にそうかどうか?とは別にして、罪悪感がある分だけヒソヒソ話が気にな
り、バレていないかヒヤヒヤし、責められているように感じてしまうのです。

逆に、さくらさんがプリンを食べていなかったとしたら、「プリン…」と漏れ
聞こえてきても、「プリンの話をしているんだな」くらいにしか思わないしょ
うし、ヒソヒソ話をしている人と目が合っても、視線を外されても、「責めら
れてる(泣)」とは感じないというのは、想像がつきそうですか?

さくらさんの心の中では、この“プリン食べちゃった事件”と似たような心の
動きがあるように感じられます。

もし、さくらさんがご近所の方々に罪悪感を持っているとしたら、どうしてそ
の罪悪感を持つようになったのでしょうか?

何を「申し訳ない」と感じているのでしょうか?

ご自身を責める気持ちがあるとしたら、自分のどんな部分を責めているのでし
ょうか?

そうした部分に目を向け、罪悪感を解放していくことが、すっきり暮らせるよ
うになるのに役立つことと思います。

私達でよければできるだけのサポートをさせていただきます。
どうかお一人だけで抱え込まれることのないようにしてくださいね。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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