人と深く付き合えない

僕も人見知りが強いんで、いおりさんの気持ちはよく解ります。
そんな気持ちを持ちながら、知らない人に声をかけるのは、
すごく勇気のいることですよね。
いおりさんが、自分から色んな人に声をかけられるように、
なられたのは、それだけですごいことだと思いますよ。

ただ、今の環境で深い友人がいないって感じてたとしたら、
それは少し寂しかったり、孤独感を感じてしまいますよね。
孤独感が強くなれば、その場所に行く事も嫌になります。

では、どうして高校時代のように親しくなれないのだろう？
ひとつは、いおりさんが今の大学やサークルに居る周りの人達に、
何か距離や違和感を感じていることがあるかも知れません。

何か自分とは違うなあと感じていたり、
少し自分の考え方とは合わないなあと感じていたり、
そんな違いを強く感じていれば、中々親しくなっていけませんよね。

僕達は、環境が変わったり、新しい世界に入ると、
必ずこの違いを感じてしまいます。
もし、こんな感覚があるならば、
いおりさんが、また新たらしいものを吸収するときだと思います。
少し、そんな目で自分と違う感覚や考え方に目を向けてあげたら、
周りの人との距離も少しずつ近づいていけると思います。

もうひとつは、人見知りという感覚を、
もう少し深く癒して行くときなのかも知れません。

人見知りというと、
何か人に近づくのが怖かったりするわけですよね。
これは小さい頃からの経験で培われたものですが、
周りの人が、自分をあるがままでは受け入れてくれないって、
感じるところから起こっています。

人は、良い人間でなかれば受け入れてくれないだろうとか、
いつも楽しそうに笑ってないと嫌われちゃうと強く感じていると、
人に近づくのも怖いし、近づけても本当の自分は見せられないって、
感じてしまいますよね。

すべての人が持っている感情ですが、
強く感じてしまうと、人との距離を作ってしまいます。

もう少し解りやすく説明すると、
僕達の心の中には色んな面がありますよね。
自分の中に、
強い自分がいれば、寂しがりやの面もあるし、
真面目な面もあれば、不真面目な面もある。
明るい面もあれば、暗い面もある。

色んな面があってひとつの人間なのに、
自分の中には、あってはいけないって強く感じたり、
絶対、人には受け入れられないって感じてたりします。

また、いおりさんの求める「友達」とはどんな事なのか、
少し考えて見るのも良いでしょう。
サークルの場で話が出来るということだけでも友達だし、
度々メールや電話で話すような関係が友達かも知れない。
もっと親密に心の奥底を見せ合えるような関係を、
求めているのかも知れない。

本当は、いおりさんは外から見るとすごく友達の多い人、
なのではないかなあと思います。
ただ自分の求めている関係ではないのかも知れないですね。

人との間で自分が求めるような親密な関係が欲しいとき、
自分自身を寄り深く、自分の色んな面を自分が受け入れらているか、
そんなことを考えてみるのが良いでしょう。

いおりさんは、すごく真面目な方ではないですか？
その分、自分の中の片方の面を強く抑圧しているように思います。
わがままではいけないとか、怒っている自分はいけないとか。

自分の中のあるものを嫌っていればいるほど、
周りの人も受け入れてくれないだとろうと感じたり、
本当の自分を出せなくなってしまったりします。

そうすると、何か人と距離ができたり、親密になれなかったりします。
いおりさんが少し、自分の中の、嫌ったり抑圧しているものに目を向けて、
それを許していってあげることを試してみてはどうでしょうか。

今、いおりさんがこの環境の中で、
新しいものを取り入れ、また今まで抑圧してきた本当の自分を
受け入れて行くことが出来る機会なのだと思います。

真面目で、大きな勇気を持っているいおりさんなら、
もっと楽に人とつながり、もっと楽しめるいおりさんに、
変化されていけると思います。

やり方がわからないとか、
自分で心の中のものを見つけるのが難しいならば、
気軽にお電話ください。一緒に取り組んで行きましょう。

ご相談ありがとうございました。

吉　原　直　人