もゆさん、はじめまして。 今回担当させて頂く吉村ひろえと申します。 よろしくお願いします。さて、もゆさんはご主人と共依存の関係にあると気づかれ、離婚を考えておられるのですね。 8年間もの間、心のモヤモヤを抱いて来られたのですね。 それはとてもしんどいものであったのではないでしょうか。 よくがんばってこられましたね。 ご相談を拝読し、確かにもゆさんとご主人は共依存関係にあるように思います。 これはとても辛いですね。 行動としては、誰かを支えたりがんばったりしてとても良いことをしているはずなのに、心は不平不満、怖れ、なにかスッキリしない感じ、背負い背負われているような感じでしょうか。 もゆさんの言われる、モヤモヤし続けていたり、何かが違うと思い続けて来られたのは、どこかでこのような感覚を持っておられたからなのでしょう。 > 義母と夫が強い共依存関係で結ばれていると思われ、それが自然なことと感じているので、あまり理解してもらえない気がしています。 そうですね。 ある意味、人と人はお互いが支え合い助け合って生きてゆくのも事実ですものね。 しかし、共依存は純粋に「相手を支えたいから支える」のではなく「自分の何かを穴埋めするために相手を支える」ということになります。 一見、人を支えて助けているのだから寧ろ良い事のように認識しやすいですね。 ですので、もゆさんのおっしゃるようになかなか理解し自覚しにくいのも事実です。 もゆさんは、ご主人と離婚を考え、どう説明していったらよいか?とご質問くださっていますが、まずはもゆさん自身がしっかりと地に足をつけもゆさん自身と向き合っていかれてはどうでしょうか? 今の、ご主人との共依存関係から“自分”というものを取り戻す作業です。 > 私は、小さいころに父を事故で亡くし、その頃から、自分に自信がなくなっていったように思います。とにかく、母の役に立つことで誉められたく、父の抜けた穴を埋めるように、私は男になろうとしました。 事故でお父様を亡くされたのであれば当然、突然の出来事であっただろうし、それが幼い頃なのであればなおさらそのショックは計り知れません。 その上、もゆさんはお母様の役に立とうと一生懸命にがんばってこられたのですね。 時に、私たちは大きな誤解をしてしまいます。 「役に立たない私は価値が無い」 「人より優れていないと、私という人間は認めてもらえないのではないだろうか?」 「がんばっていないと見捨てられてしまうのではないだろうか?」と、ついつい自分を追い立ててしまいます。 > 母のほうは、私や兄、妹に、いつまでも子供でいてほしい気持ちが強かったように思います。 お母様は、お父様に突然先立たれどれほどの悲しみと不安を感じられたでしょう。 けれど、もゆさんご兄弟が居てくれたことがどれだけ、心強く支えに希望になったことでしょう。 ただ、元気で笑ってくれていることがお母様にはとてもありがたかったのではないでしょうか。 自分を取り戻す作業とは、もゆさんが自分の価値を認め受け入れてゆくことです。 自分を大事に扱うことです。 役に立とうとがんばることは素晴らしい事ですが、役に立とうが立つまいが、がんばろうががんばらなかろうが、男だろうが女だろうが、存在しているだけでお母様の救いになっていた、ということを思い出すことです。 この、自分の価値を受け入れてゆくチャレンジをすることは、もゆさんにとってとても大きなギフトをもたらします。 “離婚してもしなくても幸せな私”です。 自分が変わってゆくことで、周りの関係性が変わってくることもよくあります。 8年間、モヤモヤしながらも一緒におられたわけですので、ご主人も嫌なところばかりではないと思うのですがいかがでしょう? 私からの提案は、その時に離婚するかどうか決めてはどうでしょうか、ということです。 > 夫も私も、このままではだめになります。 今、ご主人との関係性を変えるには先ずは自分から変わる事。 その時、強い痛みを感じるかも知れません。 よかったらカウンセリングなども利用されてみてくださいね。 もゆさんの幸せと笑顔を祈っています。 ご相談ありがとうございました。 |