日々醒めて行く気持ち

相談者名
かもめ
44歳、既婚で三人の子供がいる女性です。
よろしくおねがいします。
42歳の旦那が一年半前から不倫をしています。
相手は既婚別居中の35歳で子供が一人います。
女性とは私も顔見知りでした。
不倫関係が始まって程なくして私に発覚しました。
旦那としては一応私には隠しているつもりなのですが、彼女に会う前に私にお金をくれたり、物を買ってくれたりするので、大体わかってしまいます。
子供を含めた家族へのケアも充分してくれますが、私たちを連れ出した数日後には彼女とその子供を全く同じ場所に連れていったりします。
私と子供達に旦那がよくしてくれる度、勝手に期待をし、その期待を簡単に裏切られるというのを一年半繰り返してきました。
もう期待するのはやめました。
そのかわりに、私は自分の人生を充実させようと努めてきました。
ちょっとでも興味があるスポーツや趣味にはとりあえずトライしたり、結婚以来初めて、独身時代の仕事関係でのパートをはじめました。
もちろん家事、育児も頑張ってますし、旦那の世話も普通にしています。
毎日少しづつ前進してる気がします。
ところが旦那と相手の女は同じ場所で足踏みしている、いい年してくだらないな、と思えてきました。
旦那とは口論ももはやありません。
旦那は一貫して、家庭を捨てる気は全くない、かのじょはそもそもタイプではない、これはライフスタイルであって恋愛ではない。
と言い続けてきました。
それでも別れる気がないという矛盾を私は理解できません。
今日はなぜか旦那が私に花を買ってきました。
花を貰っても、彼女にもあげたのかしら? としか思えない自分がいました。
日々旦那に対して醒めていきます。
もし、彼女と別れたといわれたとしても、旦那を受け入れられるかわかりません。
旦那が何を考えてるか全然わかりません。
もともと無口なので考えを引き出すことも難しいのです。
どうしたら本音ではなしあえるでしょうか。
後悔はしたくないので、はなしあえるものなら今後のことも含め話し合いたいと思っています。
アドバイスお願いします。
カウンセラー
大門昌代
かもめさん、はじめまして。
今回担当させていただきます大門と申します。
よろしくお願い致します。

ご主人の浮気がわかってからの1年半は、本当につらかったでしょうね。
お子さんや、かもめさんへのケアをしてくれるから、見過ごせるというものではありませんし、何度も期待しては、裏切られる繰り返しだったようですので、心の傷もどんどん深くなっていってしまったでしょうね。

そんな中でも、ご自分の人生を充実させようと、様々な事にトライされてきたとのことですので、かもめさんの努力には、頭が下がる思いです。

ご主人は、一応は隠しているつもりでも、すぐにバレてしまうような行動をとり続けておられるようですし、相手の女性とのことを、ライフスタイルだとまで言っておられるようですので、おそらくその他の行動も、矛盾が多いのかもしれませんね。
相手の言っていることと、やっていることが一致しないと、私達は混乱してしまいます。
いったい何を信じればいいのか、わからなくなってしまいますからね。

そんな時は、ぜひ、自分を信じてみて下さい。

かもめさんは、浮気がわかってからも、ご主人のことを理解しようと努力してこられました。
二人の関係性がうまくいくように、たくさんの努力をしてこられました。
何度もご主人を信頼しようとしてこられました。
何度も、裏切られることによって、ご主人を信頼できなくなってきています。
今のままでは、ご主人を受け入れられるかどうか自信がなくなってきています。
ご主人が、これからどうしようと考えているのか、そのことが知りたいと思っています。

これらは、かもめさんが、感じたり、思ったりしていることです。
ここに、嘘や偽りはありません。

「これが、今の私の気持ちだ」と、自分を受け入れてあげて下さい。

その上で、これからご主人と、どうしていきたいと思っているかを、明確にしていきましょう。
それは、ご主人と話しあって決めるのではなく、かもめさんが決めて良いのです。
ご主人には、ご主人の気持ちや考えがあるでしょう。
それは、お話しをするときに、聞くことにして、まずは、かもめさんの想いを明確にするのです。

ご主人の態度がこのままであるならば、どうしたいと思っていますか?
ご主人のどこを、なおして欲しいと思っておられますか?
もしそれらの願いがかなわないのであれば、どうしたいですか?

ご主人は、元々口数も少ないようですし、スラスラと自分の考えをお話しされるタイプの方ではないようです。
ですので、お話しをされるのであれば、まずは、かもめさんの考えを、明確にして、断固として伝える必要があります。

「私は、○○が嫌です。○○をやめて下さい。やめられないのであれば、私はあなたとは、暮らしていけません」
「私は、△△には耐えられません。△△なところをなおして下さい。そうでなければ、私はあなたを信頼することはできません」

これは、あくまでも例であって、実際に伝えるときは、かもめさんの想いを伝えて下さいね。

ポイントは、明確に、キッパリとということです。
曖昧に、「このままでは、つらい」「あなたは、何を考えているの?」では、曖昧な返答しかかえってきません。

かもめさんの、人生を後悔だらけにしない為に、自分の本心を、キッパリとお話ししましょう。
相手をせめるのではなく、ただ自分の想いをキッパリと伝えるのです。
相手をせめてしまうと、相手は逃げることしか考えませんので、話し合いにはなりません。

かもめさんが、キッパリと伝えたとしても、もしかしたらご主人は、曖昧な返答しかしないかもしれません。
そうした場合は、どうするかも決めておかれるといいでしょうね。

ご主人とお話しするときは、お話しをする目的を明確にして下さい。
そうしておかないと、感情的になってしまって、話しがあらぬ方向に行ってしまったり、相手のペースに巻き込まれてしまって、伝えたいことを伝えられなくなってしまいますからね。

まずは、ご自身の想いを明確にすることから、はじめてみて下さいね。

この度は、ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より3冊出版。