夫のデリヘル通い

相談者名
パンプキン
助けてください・・・今、主人に付き添われ心療内科から帰ってきました。
やっぱり誰に話しても、この手の話は自分の気持ちのもちよう・・・時間が解決してくれる・・・ということなのでしょうか?
病院に行ってもつらい気持ちは全然変わりません。
1か月半前に主人がデリヘルに通っていた事がわかりました。
昨年の8月頃から月に1~2回だそうです。
発覚する2か月前は同じ女を指名していたそうです(ただで本番可能だからとのことです)おまけに店外に行く約束(食事に誘い、ただでSEXしようという考えで・・・女の方はどう考えていたか不明です)までしていました(約束の返信メールで発覚しましたが・・・)
頭では理解しているんです・・・これ以上詮索しても自分がつらくなるだけ
でも、1人になると主人と風俗女が裸で色々なことをしている映像がぐるぐるまわって涙が止まらないんです。
主人は、多くの男性が言い訳するのと同じく、気持ちはない、ただの性欲処理、離婚は絶対しない、もう二度と行かないといいます。
初めはどんなに誤っても許せるわけないと思い、離婚をしてほしいと頼みました。でも子供の事もあるし、こんなにされてもやはり主人の事が大好きなのです。だから余計に悔しくて悲しくて苦しくて・・・不安で
主人も私の姿を見て(10㌔も痩せました・・・そして生まれて初めて重度の過呼吸になり救急車で運ばれました)本当に反省しているらしく、携帯にGPS機能をつけ、夕方からは1時間おきに会社の固定電話から連絡をくれます。
今は本当に主人の愛情も感じます。
でも時折襲ってくるこのどうしようもない焦燥感は癒えません。
誰か助けてください・・・
カウンセラー
吉村ひろえ
パンプキンさん、はじめまして。
担当させていただきます、吉村ひろえと申します。
よろしくお願いいたします。

メールを拝読してパンプキンさんの深い悲しみや苦しみが伝わってきました。
あまりの辛さに心が壊れそうなほど傷ついておられるのではないでしょうか。
パンプキンさんの心が悲痛な叫びをあげていらっしゃいますよね。
今はとても苦しい状況だと思うのですが、この出来事はパンプキンさんとご主人にとって新たなステージに進むには必要な出来事であったのだ、と見ることも出来ます。
パンプキンさんご夫妻が前に進まれるためのお力になれればと思います。

浮気をする人の心は 『不足原則』 という心理が働いています。
「パンプキンさんからもらえない」 とご主人が感じているものを 「他から調達しよう」 という心理です。
ご主人がデリヘルに通っていたのであれば、単純に考えると 『SEX』 が欲しかったということになりますが、パンプキンさんとのSEXはありましたか?
風俗や浮気をする人の中には、SEXだけではなく 『安らぎ・安心・優しさ』 などを求める人もいます。
奥さんが子育てに忙しい時期、ご主人は家庭では 「かまってもらえない」 と 『寂しさ』 を外で紛らわせようとすることもあります。

>気持ちはない、ただの性欲処理、離婚は絶対しない、もう二度と行かない
>主人も私の姿を見て(10?も痩せました・・・そして生まれて初めて重度の過呼吸になり救急車で運ばれました。

パンプキンさんも書いてくれていますが、ご主人は本当に反省されている様ですね。
そして、ご主人は 「自分がパンプキンさんを傷つけてしまった」 という罪悪感と 「パンプキンさんを失ったらどうしよう」 と見捨てられる不安で非常に強い”怖れ”を感じていらっしゃるようです。

>こんなにされてもやはり主人の事が大好きなのです。

パンプキンさんはこの様に書いてくれています。
パンプキンさんはとても素直な方ですね。
パートナーの浮気が解ったとき多くの人は、平気なフリをしたり、「相手が如何に間違っていて嫌な人間か」 と自分に言い聞かせたりして無理やり嫌いになろうとしたりします。
しかし、ご自身の本当の感情、ご主人への愛情を素直に認めておられるパンプキンさんには女性らしい強さと愛情深さ、慈愛深さを感じます。

>だから余計に悔しくて悲しくて苦しくて・・・不安で

そうですよね。
「あっさり嫌いになれたらどんなに楽だろう」 と思いますよね。
「今まで築いてきたものはなんだったのだろう?」 という虚しさや 「私はこの人の何を見てきたのだろう」 と自分の目を疑う気持ちなど、さまざまな思いが次から次へと溢れ出てくるのではないでしょうか。

>この手の話は自分の気持ちのもちよう・・・時間が解決してくれる・・・ということなのでしょうか?

自分の気持ちをコントロールできるといいですよね。
しかし、悔しいものは悔しい、悲しいものは悲しい、苦しいものは苦しいのです。
「さっさと忘れた方がいい」 と解っていても心は傷ついているのです。
確かに時間は必要になりますが、その感情を無視したり、見えないように隠したりせずにちゃんと感じてあげると解放されてゆきます。
そして、必ず傷も癒えてゆきます。

>今は本当に主人の愛情も感じます。

パンプキンさんの心の傷が癒えてきたら、ご主人の愛情を受け取る準備をしてゆきましょう。
“大好き”なご主人の愛を受け取れる”価値のある私”を受け取るのです。
不思議ですが、人は 「これが欲しい」 と切実に願っているにもかかわらず、いざ目の前に差し出されると怖くなって手を伸ばせないことがあります。
その 『欲しかったもの』 が手に入ったら自分がどうなってしまうかわからなかったりその 『欲しかったもの』 が本物かどうか疑い、「もしも偽物だったら・・・」 と恐くなってしまうのですね。
パンプキンさんが感じていらっしゃる焦燥感はこの”怖れ”ではないかと感じます。

今は、パンプキンさんの辛くて苦しい気持ちを誰かに聞いてもらってください。
よかったら私達カウンセラーにも頼って下さいね。
そのしんどい気持ちを話すだけでも、心は楽になってゆきます。

パンプキンさんとご主人が更に絆を深めていかれることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。