相談者名 | かめきち |
私は母を癌で亡くし寂しくて、家族もばらばら一人暮らしが寂しくてなりません。主人も義理母が癌で心配ですので私の寂しさをずっと言えませんでした。いろんな事を試みて寂しさを癒そうとしましたが駄目で、結果病気になり外出も出来なくなりました。義理母は次男や娘がそばに居るのですが主人がとても好きみたいで私と仲良く一緒に居るのを嫌がり、泊まると別の部屋に寝かされます。義理母は義理父が亡くなって寂しい折に主人が転勤で同居でき幸せに感じているし癌のことも忘れるほど元気です。一方私は主人や義理母の事を考えると寂しいことや主人と暮らしたい事を実現できず悶々としています。主人が帰宅するとたちまち元気に安定します。私は主人と暮らして、癌の義理母から引き離すのは罪なのですか?義理母も私との同居は望まないと思いますし、私も嫌です。期限のない我慢が限界です。時々主人に会いに行きましたがそれではもう満足いかないです。 | |
カウンセラー | 下村ひろみ |
かめきちさん、ご相談いただきましてありがとうございます。 担当させていただきます 下村ひろみ と申します。 かめきちさんにとってどうすればこの問題が解決するのかを考えていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 まずかめきちさんご自身もお母様を癌で亡くされたのですね。それに加えて家族がバラバラだとしたらものすごく寂しいですよね。 病気になられる位の寂しさだからどれだけ気持ちを抑え込んで耐えてこられたのだろうかと思います。 それ程までにご主人を愛してらっしゃるからこそ出来たことではないでしょうか。 かめきちさんのご相談内容を読みますと、ご主人のためにも遠慮されているのがわかります。 一方で義理のお母様はだんな様を亡くされたとはいえ、3人の子供がそばにいることでとても恵まれていらっしゃるようにも感じました。子供3人の愛とサポートのお陰もあり元気になられているのかも知れませんね。 しかしながらかめきちさんはご結婚されているにも関わらずご主人と一緒に暮らすことができない。 義理のお母様が癌であるとするならば、かめきちさん自身のことよりも義理のお母様のことを優先しなければという気持ちも出てくるでしょう。 まずは我慢する理由についてです。 かめきちさんは、ご主人との関係でたくさん我慢をしてしまっている、そしてご主人に対しても、そして病気である義母様に対しての遠慮があるのですね。 義母様に遠慮して寂しさを我慢していること、ひとりぼっちでいつもさびしいこと等、かめきちさんの気持ちをご主人はどれくらいご存知なのでしょうか? 気持ちをご主人にどう表現したらいいのかわからないという気持ちが我慢や遠慮を倍増させているようにも感じられます。 だとしたらこの我慢や遠慮はいつ頃から始まったことなのでしょうか? もしかしたら結婚する前から、ご両親との関係で我慢や遠慮をするという癖がついていたのかも知れません。 次に何のために我慢や遠慮をするのでしょうか? もしかしたら自分の本当の気持ちを言うことがわがままだと感じられるのかも知れません。 その答えも捜してみてくださいね。 その本当の気持ちをご主人にお話ししてみること。 その気持ちを伝えてご主人に理解してもらえること。 そしてコミュニケーションをする目的はもうひとつあります。 かめきちさんも遠慮や我慢をしているとしたらそれと同じようにご主人もかめきちさんに対して遠慮や我慢をしてしまっている可能性が高いです。 そしてかめきちさんが寂しさを感じているように、ご主人も寂しい気持ちを感じていらっしゃるように私は感じるのです。 ご主人にとってみたら、 表から見える行動の裏側にご主人の本当の辛さや寂しさが隠れているように思います。 そしてご主人はなぜ遠慮や我慢をするのか? もしかしたらかめきちさんに出来るだけ負担をかけたくない、迷惑を掛けたくないという気持ちかも知れません。 もうひとつ我慢や遠慮をする理由が考えられます。 もしかしたらお母様に対して何らかの罪悪感を持ち続けておられるのかも知れませんね。 かめきちさんはそれ位優しくて、家族想いの方なんだと思うんです。 そして義母様とそれを囲む子供たちというのはかめきちさんにとって目を向けることの辛さがあるかも知れません。 お義母様が決して嫌いなのではなく、お義母様といるときに感じる感情が嫌なんだと思うんです。 かめきちさんはご主人といると元気になると書いておられるように、ご主人もかめきちさんのその嬉しそうな笑顔を見て元気になられるのではないでしょうか。 かめきちさんとご主人は夫婦であり家族なんですよね。 そしてかめきちさんはご主人や癌である義母様を思いやれる優しい方だと感じました。 そしてかめきちさんがご主人をもっと必要とすることでお互いの寂しさを埋められると思います。 お二人がより良い関係になるよう、私たちカウンセラーはお手伝いさせていただきたいと思いますし、応援させていただきたいと思います。 今自分が一杯一杯で限界だとしたら、誰かを頼ることも必要だと思います。 ご参考になりましたら幸いです。 下村ひろみ |