特別が違いすぎる

相談者名
ひまわり
初めまして。いつも拝見させて頂いています。
私には付き合って8年、結婚して5年になる主人がいます。お互い初めて
つき合ってここまできました。
私は親とは折り合いが悪く、幼稚園の頃から集団にうまく馴染めず、ずっと
寂しい思いをしてきました。
だからこそ、将来の旦那様には特別に愛されたい、愛して絆を作りたいと
思って生きてきました。
でも主人に近づけば近づくほど理解できないところがあります。
それは特別の存在が全く私とは違うということです。
主人は誰に向ける優しさも私と同じなのです。それがとてもショックです。
「俺は優しさをパンに例えると誰にでも10個求められただけ上げる。
それは俺にとって特別ではなくて、他の子は俺と会った時に10個上げる
けど、なくなったらまた会うときまで何にもない。でも特別な人には必要な
タイミングで1個上げる。それが特別なんや。」「お前は俺の周りには
たくさんの人がいると思ってるけどそうじゃない、俺はいつも一人やで」と
主人は言います。
私の父は求められれば家族が寂しい思いをしてもお構いなしに、他人の
要求に応じていました。だから私は「家族に寂しい思いをさせてまで
他人に親切にする意味なんてあるのか?」と思い、誰にでも優しくする
のをやめました。
主人にはずっと友達以上のような女性がいました。私は嫌だったけど
12年我慢して去年爆発し、その女性に主人から離れてもらうように
言いました。その時に女性の元に駆けつけたのは主人で、私はタイミングも
1個パンも与えてもらえず主人から責められました。それが今でも堪えて
います。
私が誰にでも優しくするのはやめて欲しいというと、主人は「それは傲慢で
支配欲に満ちている考え方に聞こえる、支配されたくない」と言いました。
私はこれからも主人が誰にでも優しくしている姿に耐えなければならない
のでしょうか?主人の優しさを愛と思い近づいてくる女性がいても何も
できないのでしょうか?私の特別な気持ちの表し方は傲慢で支配欲の塊なの
でしょうか?
よろしくお願いします。
カウンセラー
土肥幸司
ひまわりさん、こんにちは!
土肥(どひ)と申します。よろしくお願いします。

「大切な人に特別に愛されたい。大事にされたい」
そんなひまわりさんのお気持ち、とても良く分かります。

人と言うのは一番好きな人に特別視されたい!そう思うものです。
それは誰もが持っているものだと思います。
でもひまわりさんは、その思いが他の方よりも、もう少し強いのかもしれませんね。

その原因と言うのはひまわりさんが書いてくださったように
> 私は親とは折り合いが悪く、幼稚園の頃から集団にうまく馴染めず、ずっと
> 寂しい思いをしてきました。
というのも原因のひとつだと思います。

私達が子どもの時、親というのは、とても大きな存在ですし
親のように近い関係(親密さ)になる人は他にいないと思います。
その子どもの時、ひまわりさんは親との関係で寂しい思いをされてきたのですよね。

でもそれでも頑張って、今度はご自身で家族を作ったのですよね。
まずはその自分を褒めてあげてくださいね。
子どもの頃の寂しさに負けずにご家族を作ろうとされたのですから...

そして大人になって私たちが親と同じくらいに親密さを感じられる人は
パートナーなのですよね。
ひまわりさんにとって、それは「ご主人」ですね。

そのご主人から特別に愛されたい!私だけに優しくしてほしい!
そう思ってしまうことは、しょうがないことなのかもしれません。

でもひまわりさんに考えていただきたいのです。
それは本当にご主人から欲しいものなのかな?...と

本当は両親から、もらいたいものなのかもしれませんね。
でもそれが言えないから一番、近くに感じるご主人から与えてもらいたいと思う。

今すぐでなくてもいいのですが、親との関係を
少しずつ見ていくと自然とご主人との寂しさも埋まってくると思います。
それには、ほんの少しのチャレンジが必要になりますが...

ひとりでやることはないと思います。
今回、相談してくださったようにカウンセリング等を使っていただいても結構です。
お話を聴かせて下さいね。

そしてご主人のことですが、確かにご主人は誰にでも優しいのかもしれません。
でも...
> 「俺は優しさをパンに例えると誰にでも10個求められただけ上げる。
> それは俺にとって特別ではなくて、他の子は俺と会った時に10個上げる
> けど、なくなったらまた会うときまで何にもない。でも特別な人には必要な
> タイミングで1個上げる。それが特別なんや。」「お前は俺の周りには
> たくさんの人がいると思ってるけどそうじゃない、俺はいつも一人やで」と
> 主人は言います。

上の言葉を裏返せば、ご主人も寂しいのかもしれません。
「俺はいつも一人やで」
そこには「みんなに優しくしていないと俺には価値がない」
そんな思いもあるのかもしれませんね。

カウンセリングをしていて、よくお伝えする言葉があります。
それは
「あなたが欲しいものを相手に与えてあげてくださいね」ということです。

ご主人もひまわりさんから特別に愛されたいのかもしれませんね。
もっと優しくされたいのかもしれません。自分だけを見てほしいのかもしれませんね。

一人を感じたい人なんていないですから、ひまわりさんがご主人にしてあげられること

たくさんあると思います。
それは「どうして主人は誰にでも優しくするのだろう?」と見てあげることなのかもしれません。

> 私が誰にでも優しくするのはやめて欲しいというと、主人は「それは傲慢で
> 支配欲に満ちている考え方に聞こえる、支配されたくない」と言いました。

どうして主人はそう思うようになったのだろう?...と考えてあげることが優しさなのかもしれません。
言葉で聞いても男の人は説明したがらないものなので察してあげることが必要かもしれません。

するとご主人も寂しかったことに気付けるかもしれません。
あるいはご主人も自分に価値がないと思っていたことに気付けるかもしれません。
上に書いたことはあくまでも私の予測ですので
真実は直に接しているひまわりさんに見つけて欲しいのです。

ひまわりさんは幼少期の寂しさを越えて、いつも頑張ってきました。
それはとてもよく分かりますしお辛かったと思います。
でも「寂しい」と下を向いていると相手の状況が分からなくなってしまうこともあります。

その時に顔を上げて、ご主人のことを見てあげることができ包み込むことができたとしたら
ご主人は、もっとひまわりさんにメロメロになり、ひまわりさんの欲しい「私だけに優しいご主人」になるかもしれません。

そしてそうやってご主人に与え続けていると、ひまわりさん自身も自信がつき
「私だけを大切にして」という思いも少しずつ小さくなってくると思います。

>でも特別な人には必要なタイミングで1個上げる。それが特別なんや。」

ご主人はひまわりさんに、いつも必要なタイミングで継続して優しくしてくれたのではないでしょうか。
それをひまわりさんに気付いてほしいのかもしれません。

> 私はこれからも主人が誰にでも優しくしている姿に耐えなければならない
> のでしょうか?主人の優しさを愛と思い近づいてくる女性がいても何も
> できないのでしょうか?私の特別な気持ちの表し方は傲慢で支配欲の塊なの
> でしょうか?

そんなことないと思いますよ。
ひまわりさんは支配欲の塊でもないですし、これからただ耐えるだけの人生を送らなくてもいいと思います。

ただご主人から与えてもらっているということに自信をもってくださいね。
ご主人は本当に優しい人なのだと思います。
その優しい人に「他の人には優しくしないで!」と言ったらご主人は辛いかもしれません。

「みんなに優しいあなたが好きだけど、私にももっと優しくしてくれたら嬉しいな」
そんな風に言えたら、ご主人はとても嬉しくなると思います。

ひまわりさんが自信を持ってご主人に愛されていると思える日が来ることを信じて応援しています。
そのためにひまわりさん自身が「自信を持つこと」「与えることにチャレンジすること」も必要なのかもしれません。

お一人でやらずに私達カウンセラーにもサポートさせていただけたら幸せです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。 ※2020/3/1より休会中