夫に愛してると言って欲しい

相談者名
ちろり
結婚して8年になります。これまで、育児の悩みや近所づきあいのストレス等色々悩んできました。その間、仕事で忙しいからと毎晩深夜帰宅だった夫、晩御飯も外で食べてくる日々でした。でもいつからか子供たちと自分だけの生活に何の疑問もなく生きていました。セックスレスも次男(4歳)を身ごもってからずっと、あっても年に何度か、それも夫はフィニッシュまで行かず、疲れたといって途中でやめるという繰り返し。私もHに貪欲でもなかったので深く悩みませんでした。むしろ、家族愛のような感情であったかい関係で居られてると思っていました。しかし、夫の4年にわたる部下との不倫が発覚、以前からメールなどが来ていたし、30代の男性が性欲を完全になくすなんて変だし、晩御飯を毎晩何処で食べているのか?興味ないはずのブランド物のネクタイを持ってる、原因が不倫だったとわかってどこかほっとしました。愛人と3人で話し合いをしたとき、愛人からは絶対別れない、奥さんだけ幸せになったら許さないとまで言われました。夫は結局子供とは離れられないからとこっちに戻ってきました。それからはお互い、平凡を大切に、極力仲良くしています。私も妻として女として努力してるつもりです。しかし、ふっと思い出してしまう、夫は私を裏切っていた、70キロもある仕事場で評判が悪いあの人と。体の関係もあった、私が育児などで苦しんでいる間、あの人と楽しんでいた。今だって同じ職場に居る、一体何を信じていいのだろう。とくよくよしてしまう。抱かれていてもこういう体位してたのかな?とか考えて哀しくなる。夫に、貴方は子供のために戻ってきたの?愛人の将来のために不倫を終わらせただけなの?私を愛してるから戻ってきたの?と聞くと夫はものすごく怒ります。私は言葉で聞きたい、でもその質問をすると必ず空気が悪くなるのです。夫が無理に本心を押し殺して私と居るように思えて辛い。私は浮気されていたことを忘れたい、夫と楽しくシアワセに生きたい。
カウンセラー
成井裕美
はじめまして、ちろりさん。
ご相談ありがとうございます。
担当させていただく成井です。

「夫に愛していると言って欲しい」
とても切実で、そしてとても純粋な思いが込められているタイトルだ
な・・・。とお話を読ませて頂いてより強く感じました。
ちろりさんは今、ご主人に対して疑いを感じたり、「本当に私でいいの
かしら?」と不安を感じながらも、でもそれでもご主人と生きていこ
う!そう思える自分になろう!と取り組んでいらっしゃるようですね。
前向きな気持ちがあるからこそ、ついつい「・・・ほんとに大丈夫?」
と思ってしまう自分を「こら!そんなこと思っちゃダメ!」と責めてい
らっしゃるのかな~?と感じました。

ちろりさん自身、結婚してから家事や育児で毎日忙しい日々だったので
すね。
もちろん、ご主人に興味がなくてほったらかしにしていた日々ではない
と思います。
毎日、目の前にあることをこなして行くのに精一杯の日々で、ご主人も
ちゃんと家に帰ってくるし、SEXだって「・・・」と不満に思うこと
はあっても、それが2人の間で大きい問題にはならなかったのでしょ
う。

>むしろ、家族愛のような感情であったかい関係で居られてると思って
いました。

「家族愛のような感情」で結ばれていた。
ご主人とちろりさんの関係は本当にこの言葉の通りだったのではない
か?と思います。
「家族」だったんですよね。
1番居心地はいいし、「何かあったら自分はそこに帰るんだろうな」と
いうような感覚だったのではないか?と思います。
でも、もし1つ2人の間に欠けてしまっていたものがあったとしたら、そ
れは「パートナー」という関係ではないでしょうか?
「子供たちの父親と母親」として「家族」ではあったけれども、「彼と
彼女」ではいつからか無くなってしまったのではないでしょうか?
その欠けてしまった関係をお互いに寂しく思いながらも、「家族」とし
ては繋がっていたので何とか修正しよう!というような危機感が薄かっ
たのかも知れませんね。
それくらい、「家族」として、ちろりさんのお家はうまく行っていたの
ではないかな?と思うんです。

でも、ご主人はその「家族」の関係だけでは寂しさを埋められなかった
ので、「彼と彼女」という関係を外に求められたようですね。
きっと相手の会社での評判とか、体重が70キロもあるだとか、そういう
部分で彼女に惹かれたわけではなく、彼女はご主人と「男」として見て
くれた人なのではないでしょうか?
「彼」として誰よりも必要としてくれた人なのではないでしょうか?
だからご主人は嬉しかったのだと思います。
もしかしたら彼は「寂しい」とか、ましてや「僕を愛して欲しい」なん
てことを言えない人なのかもしれませんね。
・・・でも、本当はご主人はこの感覚をちろりさんとの関係で得たかっ
たみたいですよ。
だから、浮気がばれた時に「相手の女性がいい!」という訳ではなく
て、ちろりさんとの生活を選んだのではないでしょうか?

もし、本当にちろりさんに愛想が尽きていたとしたらどうでしょう?
浮気相手と一緒に話し合いとかするでしょうか?
そして話し合いまでして、相手も「彼とは別れない!」と言っている状
態で、ちろりさんを彼女に合わせて彼女の正体をばらしたにも関わら
ず、それでも家にもどってくるでしょうか?
きっと彼は、ちょこちょこと浮気がばれるようなシグナルを送っていた
と思います。
彼が分かっててやってたというよりは、何か無意識的なシグナルかもし
れませんね。
ちろりさんが書いてくれたものでは、毎晩帰りが遅かった。晩ご飯を外
で毎食食べていた。相手の女性からちょくちょくメールが来ていた。興
味ないはずのブランド物のネクタイをしていた。
もしかすると、もっともっとありませんでしたか?
それらのすべては彼からの「SOS」なのかもしれません。
「僕を必要として・・・」
「僕を求めて・・・」
「僕を愛して・・・」
「心配してくれないの?」
「嫉妬してくれないの?」
というようなSOSかもしれませんね。

パートナーシップというのは不思議な法則があります。
それは、『お互いにやっている行動は違っていても、心の中で感じてい
るものは同じ』というものです。
ちろりさんが彼に対して「愛して!!!」と感じているの同じように、
もしかすると彼も今、同じように感じているかもしれませんよ。

今、ちろりさんは彼にどう言葉をかけてもらいたいですか?
彼にどうしてもらいたいですか?
どうされると嬉しいですか?
どう扱ってもらえると「私は愛されてる!」と感じれますか?
もしよかったら、勇気を出してまずちろりさんが彼に与えてみてくださ
い。

もちろん、「やってみよう!」と思ってもすぐにはうまくいかない場合
もあると思います。
そんな時にはいつでもお話を聞かせてください。
「どうしたらいいのか?」と一緒に考えて行きましょう!

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。