相談者名 | キイ子 |
今回の心理学講座「諦めの心理学」の諦めの気持ちは、私の今の気持ちそのものでした。私の何を変えていけば、いいのか相談したくてメールしました。 彼との関係ももう7年目になり、私ももう35歳です。 時間的には今までより楽になり、年齢的にも自分の生活のこと、結婚のことを考えるいい時期なのですが、彼と結婚した未来を描けず、自分でも私っておかしいのでは・・・と思っています。 このまま結婚すると彼の仕事のペースに合わせた生活になりそうで、私は二人の生活の基盤を築いてあげることに喜びを見出せるタイプでもない気がします。 もっとイキイキと生きたい。そんな自分のことばかり考えている私だから、こんな状況になっているのかもしれませんが、今の延長線上には希望が持てないと感じるのも正直な気持ちです。 | |
カウンセラー | 伊藤昌代 |
キイ子さん、はじめまして。伊藤と申します。 ご相談ありがとうございます。 心理学講座をご覧くださってありがとうございます。 > 彼との関係ももう7年目になり、私ももう35歳です。 メールを拝見して私は二つの事を感じました。 > 時間的には今までより楽になり、年齢的にも自分の生活のこと、結婚のことを考えるいい時期なのですが、彼と結婚した未来を描けず、自分でも私っておかしいのでは・・・と思っています。 彼に対して、とても不満を持っていらっしゃいますよね。 でも、キイ子さんは、どうして、これまでそうして、彼との関係を続けたかったのでしょうね? キイ子さんご自身のお仕事が忙しかった、ということは二次的な理由だと思います。 キイ子さんは、 パートナーシップを組む二人は、同じ感情を感じると言われています。 もし、キイ子さんが、彼との関係において、自分自身の何かを変えたいと言うことであれば、私からは、 彼は知らないか、諦めているんです。キイ子さんが欲しいと思っている、そのものの価値を。だから、欲しいとも思わないし、ずっと待っていてもくれなかったんです。 ところが、キイ子さんは望んでいる(=価値を知っている)としたら・・・、キイ子さんと彼と、どちらがそれを「与えられる人」なのでしょうか? 今、キイ子さんがいる状況、心境では、希望を持ちにくいと思います。 彼との未来を描けない二つ目の理由として、仕事のやりがいについて書いてくださいましたね。 > このまま結婚すると彼の仕事のペースに合わせた生活になりそうで、私は二人の生活の基盤を築いてあげることに喜びを見出せるタイプでもない気がします。 今、彼を仕事に取られてしまっているような、まるで仕事と三角関係になっているような状況ですね。これをベースに考えると、もれなく「寂しさや悔しさ、もしかしたら惨めさ」がついてくるように感じるでしょうから、キイ子さんにとって、結婚は魅力的なものではないんでしょう。。 こんな質問をさせてください。 これは私の直感ですが、キイ子さんには、心の隙間の寂しさを仕事またはハードワークで埋めていたことはありませんか? 仕事を通して表れているものは、キイ子さんの中に元々あった無価値感が生み出したものであるように感じます。 せっかく時間的に楽になったのでしたら、その余裕に新しい仕事を詰め込むだけでなくて、その余裕を使って、今の仕事や仕事をしている生活を「楽しもう」としていくのも有りなのでは、と思います。 > 自分の感性に従って、走ろうとすると彼との関係のバランスがとれなくなり、二人の未来というものはなくなるだろうと思います。だけど、このまま何かを諦めたような気持ちで関係を続けていっても、自己嫌悪か彼を責める気持ちになるだろうと思います。 感性を使うことはいい事です。けれど、エゴに従うのはよくありません。エゴは、キイ子さんのネガティブな概念から物事を判断するからです。 キイ子さんのその思いは大切にしてあげてくださいね。そして、より良いものとなるように。それがキイ子さんの望む形で出来ますように。 |