ケンカができない

相談者名
まりも
はじめまして。いつも興味深く拝見させていただたいています。
31歳になる主婦です。夫と子どもの3人家族です。

主人とは結婚して5年目になるのですが、ケンカがうまくできません。
(うまいケンカなんてないのかもしれませんが)

二人とも両親が離婚していたり、死別していたりして、夫婦にいい思いを抱いていないのかな、とも思います。
それでうまく行くように頑張りすぎたり、お互いに気を使いすぎたり、我慢しすぎたりして、いつも、どちらかが爆発(たいていは私)してしまいます。
言い合いになることはあっても、いつもケンカの後は後味が悪く、すっきりしません。

普段は仲良くしていて子ども同士のようにじゃれあうこともよくあります。
主人も優しく家族思いの人ですが、少し仕事を頑張りすぎるところもありますし、私は今は専業主婦なのですが、子育てと家のことをやりすぎて疲れてしまうこともあります。

もっと素直に自分の気持ちを言い合える関係になりたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?

カウンセラー
田村厚志
まりもさん、始めまして。
田村ともうします。
よろしくお願いいたします。

気を使いすぎると、お互い疲れちゃいますし、しんどいですよね。

でも、ご相談を拝見して、ご主人ともっといい関係になりたいという
気持ちが伝わってきました。

> 31歳になる主婦です。夫と子どもの3人家族です。

お子さんがいらっしゃるんですね。
もし、お子さんが小さかったりすると、いちゃいちゃしたりするのも
余計気を使ったりしたりするかもしれませんね。

> 主人とは結婚して5年目になるのですが、ケンカがうまくできません。
> (うまいケンカなんてないのかもしれませんが)

確かに、上手なケンカというのはないかもしれませんが、
ケンカしても平気にはなれますよ。

> 二人とも両親が離婚していたり、死別していたりして、夫婦にいい思いを抱い
> ていないのかな、とも思います。

夫婦というものについて、よくないイメージがあるのですね?
でも、それでも、旦那さんと5年、結婚生活を続けてきて、お子さんもいらっ
しゃるわけですから、そのよくないイメージを、知らず知らずのうちに
乗り越えられてきた面はあると思いますよ。
でなければ、
> 普段は仲良くしていて子ども同士のようにじゃれあうこともよくあります。
なんてこともなかなか出来ないことだってありますから。

一度、そのよくないイメージを整理して、癒してあげれば、さらなるステップ
アップが図れることは間違いないと思いますが、今でも、その乗り越えられて
きたことに自身をもっていいレベルだと思います。

> それでうまく行くように頑張りすぎたり、お互いに気を使いすぎたり、我慢し
> すぎたりして、いつも、どちらかが爆発(たいていは私)してしまいます。
> 言い合いになることはあっても、いつもケンカの後は後味が悪く、すっきりし
> ません。

まりもさんの方が爆発してしまうことが多いわけですね。

気を使っているとき、というのは、あなたの中で、ご主人に受け入れて
もらえない、と感じているような何かがあるのかもしれませんし、
また、気を使わなければ、ご主人にすぐに嫌われてしまうと感じている
部分もあるかもしれませんね。

「気を使っている」状態というのは、一般論で言えば2つぐらいに
分けられます。

あなたの中の欲求や要求を素直に言えず、気を使って相手の欲求や要求を
先に満たさなければ、自分の欲求や要求は満たしてもらえない、と感じている
場合。

もうひとつは、気を使って、相手を尊重し、大事にしておかなければ、
自分はすぐに嫌われてしまう、と感じている場合。

欲求や要求、あるいは、自己嫌悪の部分、つまりは何かを隠している状態な
わけです。

まりもさんはどちらに当てはまると感じられますか?
一般論の話ですから、ひょっとすると、どちらとも当てはまるかもしれません
し、どちらも当てはまらないかもしれませんね。

気を使っているときというのは、
「やっていることには間違いがないけれど、感じている感情に問題がある」
という状態です。

ご主人に、何を隠して、コミュニケーションしているのか?

いちど、考えてみられると、いろいろなことがわかるかもしれません。

ニーズであっても、自己嫌悪であっても、多くの場合、パートナーに対して
かくしているものは、僕たちが、本当はその部分をパートナーに愛してほしい
と感じているものです。

ですが、僕たちはエスパーではありませんから、相手の気持ちを汲み取ったり、
正しく理解するためには、言葉や手紙などのコミュニケーションを、より多く
とる必要があります。

あなたが、何をご主人に対して隠しているのか?
そしてそれを、どうご主人に伝えようか?

と考えてみてください。

キーポイントは、「隠しているもの」です。

ご主人との関係が、さらに親密感あふれるものとなることをお祈りしています。

ご相談、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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