摂食障害と毎日の生活とがつらいです

相談者名
りょうか
今専門学校の研究員(先生の補助と自分の研究)として勤務している25歳の女です。
ご相談したいのは、摂食障害+αについてです。高校3年生ぐらいから、ずっと普通に食べる、ということができません。きっかけは、風邪で食べられなくて、そのときに体重が落ちて、うれしかったことです。それから、やせることに執着して、身長が153センチで、一番やせたときで31・2キロになりました。さすがにそのときは自分でも危ないと思って、心療内科に行きました。両親にも拒食症だって伝えて、少し楽になったかな、と思ったのですが、過食(嘔吐なし)になって、50キロを越えていたときもあります。そのとき、両親はもうよくなった、と思ったらしいのですが、そのときでもやはり食べることへの恐怖感と罪悪感はありました。いまは43キロもあって、(頭ではこれぐらいでもいいんだってわかるのですが、自分にとっては耐えられません)
自分の弱い面も見つめて、受け入れて、そうしたら治る、って思うのですが、できません。最近はやせたいのに食べてしまって、罪悪感でいっぱいで、引きこもりたいぐらいです。リストカットしないのですが手首に包丁を当ててどうしよう、って何分もすごしたり。学校へ行って仕事中でも涙が出そうになったり、自分の気持ちがよくわからなくて、人から「それって怒れるよね、へんだよね」といわれて、ああ怒ることなんだ、って思ったり。
もう、何もかもから逃れて、消えてしまいたい気分です。
いま、既婚者(男性)のかたで、とても心配してくださってる方がいらして、その方へ、メールをすることで、何とか心を支えている気がします。でも、それも、うんざりされるのでは、早く元気にならなくては、と申し訳ない気分で。気にしなくていいとは言ってくれるのですが。その方に、恋愛感情のようなものもあって、それも苦しいです。慰めのつもりでなのか、その方からキスをされたこともあり、期待してしまったり。
仕事も新しいことが多くて、自分の中でもう無理なのでは、という気持ちもあります。
すべてが、いっぱいいっぱいの状態な気がします。どこか手を抜けばいいとおもうのですが、がんばらなきゃいけないって思って。自分でこの状況をどうしていいのかわかりません。
どうか、助けてください。もう、これ以上どうしたらいいのでしょうか。
カウンセラー
高橋大
りょうかさん、はじめまして。高橋 大と申します。
ご相談ありがとうございました。

おっしゃるように、心も体もいっぱいいっぱいのようですね。そして、手を抜け
ない自分を責めてしまっているような部分もあるのかと思います。
とても長い間、辛い思いをされているのでしょう。
その状況を変えるきっかけになれば幸いです。

今のりょうかさんには「これ以上、無理!」という気持ちがあるのでしょうね。
確かにこれ以上頑張るのは無理だと思います。だってもう、りょうかさんはとっ
ても頑張ってきていらっしゃるでしょう?

それでも精神的に安らぐことが難しいとするならば、そこには「自分には何かが
足りないから補わないといけない」という思いが常に少なからずあるのだと思い
ます。
そこに、大きな痛みがあるのかもしれませんね。

痛みを感じることはとても辛いことです。ましてやあまりに大きな痛みだったと
するならば、感じ続けることはとても苦しいことでしょう。
だから心というものは時に、感情を感じさせなくしたりもします。自分の気持ち
を自分で把握できないぐらいに。

そんな時、自分が自分の心の痛みを感じられないとするならば、それはむしろさ
らに、りょうかさんを苦しませることになるのかもしれません。手首に包丁を当
てることによって、りょうかさんがご自分の苦しみを感じられることに安心感を
覚えてしまうような部分もあるのかなぁ、とも思いました。

でもその行動自体が、苦しいものですよね。

そして同時に、この苦しみをわかって欲しいという気持ちも、無意識かもしれま
せんがあることと思います。だとするならば、誰にわかって欲しいのでしょう?
この部分は、思いをめぐらせてみる価値はあると思います。

りょうかさんが抱えていらっしゃる問題の根本にあるものは、少なからず愛情に
関わることです。愛をたくさん感じることができた時、この苦しみのルーツに気
づくことができるのかもしれませんね。

こういった話は、一人で抱え込むのはとても辛いことだと思います。
うまくカウンセリングをご利用してくださいね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。