私は病気なのでしょうか?

相談者名
可南
初めまして。
誰かに話したいけど、話す人がいないので相談させて下さい。
私は、現在18歳です。中学二年の時、突然学校へ行けなくなりました。これといった原因は、今でもわかりません。自分でも気づかないうちに、少しずつストレスが溜まっていたみたいです。そして、それが一気に爆発して体の様々な症状として現れた…という感じでしょうか。原因はわかりませんが、ただ私は幼稚園に通い始めた頃から人と関わるのが面倒だなと思っていました。
一時期、精神科にも通っていました。学校に行けなくなってから、私は毎日
自殺することだけを考えていたので、学校の保健の先生に勧められたのです。保健の先生が、この時期の私が唯一信用していた人です。私が学校に行けなくなったことで、周りの人間は全て変わってしまいました。親や、担任の先生をはじめとするほとんど全ての先生たちは、私に色々なことを言いました。友達はいなくなりました。全く付き合いのない同級生たちからも、色々言われました。今でも私は、親を信用出来ません。「先生」という言葉を口に出来ません。同年代の人間がすごく怖くて、ものすごい劣等感を感じています。中学を卒業するまでのこの時期のことを口に出して話そうとすると、言葉が出てこなくなったりします。
精神科に通ったことは、私の助けにはなりませんでした。逆に、新たなストレスとなりました。外出をするのが苦痛で、人ごみが苦痛で、精神科に通っているということも苦痛で、精神安定剤に頼らなければならない自分も嫌でした。精神科の先生に何人か会いましたが、どの人も信用出来ませんでした。私は、神経症と診断されていましたが、どの人にも本当のことを話していないので、自分がどういう病気なのかもわからないままです。結局は、精神科に通うのをやめてしまいました。
自殺願望を持ちながらも、何とかここまで生き延びてきました。その間に、私は色々なことを経験し、少しずつ過去を乗り越えて、成長してきたように思います。信用できる人間も、少しずつ増えてきました。
しかし、最近思うのです。結局、私は何も変わってはいない。
私の中には、まだ中学生の私がいます。
うまく言えませんが、自分の中の成長してない自分と、成長した自分の差がどんどん拡がっていく感じがします。どこに自分がいるのか、わからないです。
それから、私の中にはいつも相反する感情があります。どれが自分の本当の気持ちなのか、わからないです。
私は、自分を憎むと同時に愛しています。
私は、死にたいと思いながら、死を恐れています。
私は、自分に根拠のない自信を抱いていると同時に全く自信がありません。
根拠のない自信というのは、私が子供の頃から抱いているもので、自分は特別であるという感覚のことです。
私は、周りの人間全てを見下しつつ、劣等感を抱いています。
一体、何なのでしょうか?自分で、自分がわかりません。最近、また自殺願望が強くなってきていて、ツライです。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
可南さん、こんんばんわ。根本です。
ご相談ありがとう。

> 誰かに話したいけど、話す人がいないので相談させて下さい。

どうもありがとう。
こうして言葉で表現してみていかがでしたか?
何か感じることはあったでしょうか。
うまく表現できない、少しほっとした、混乱した、安心した、、、人それぞれ、そのときの気持ちがありますね。

> 私は、現在18歳です。中学二年の時、突然学校へ行けなくなりました。これといった原因は、今でもわかりません。自分でも気づかないうちに、少しずつストレスが溜まっていたみたいです。

自分ではどんなストレスを感じていたと思っていらっしゃいましたか?
人と関わるのが面倒だな・・・と感じながらも、一つの教室に詰め込まれて知らず知らずのうちに息苦しくなってしまったような感じでしょうか。
他にも先生やご両親との関わりの中で、あるいは、勉強やクラブ活動など、ストレスを感じてしまう場所はいくつもあるでしょうね。

これ、といった原因が思いつかないときは、複合的な原因が集まっているか、もしくは、思い出したくない何かがある場合が多いですね。
原因が分かるとほっとすることもあるけれど、次はまた絶望してしまったり、解決方法が見つからなかったり、新しい問題を引き寄せてくることもあります。
分からないものは今はそっとしておくことも大切な時期なのかもしれませんね。

> 同年代の人間がすごく怖くて、ものすごい劣等感を感じています。中学を卒業するまでのこの時期のことを口に出して話そうとすると、言葉が出てこなくなったりします。

それくらい辛い思いをたくさん抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
言葉にならないときって、息苦しさを強く感じますよね。
学校にいけなくなって、あるいはそれ以前から、そんな息苦しさを感じていたのではないかな。

そして、同級生に劣等感を感じるってことは、学校にいけなくなってしまった自分に嫌悪しているところもあるみたい。

しかも、周りの人の態度がそれ以来冷たいような、やさしさがぜんぜん感じられないものになるとしたら、誰の事も信用なんて出来なくなってしまうでしょう。
ある意味そうして自分を守ったのかもしれませんが、僕は無理なかったことだろうと感じています。

> 自殺願望を持ちながらも、何とかここまで生き延びてきました。その間に、私は色々なことを経験し、少しずつ過去を乗り越えて、成長してきたように思います。信用できる人間も、少しずつ増えてきました。

それは良かったですね。
自分の成長を認められるってことはね、とても大切なことだと思うのです。
自信はそこから初めて生まれるものです。
だから、そうした変化の一つ一つは大切にして欲しいなって感じます。

そんな自分を認めて、褒めてあげる事もできますね。
その上で次(↓)の課題に進んでいきましょう。

> しかし、最近思うのです。結局、私は何も変わってはいない。
> 私の中には、まだ中学生の私がいます。
> うまく言えませんが、自分の中の成長してない自分と、成長した自分の差がどんどん拡がっていく感じがします。どこに自分がいるのか、わからないです。

何か辛い経験がトラウマになってしまうことを可南さんが表現してくださったように僕たちも考えるんです。

例えば、中学1年のときにとても辛いいじめにあった女の子がいました。
彼女はその後は年齢を経て、大人になっていったんです。
見た目はとてもきれいで大人の女性です。
でも、いじめの経験からか人に恐れを抱き、恋愛もうまく行かない人生を歩んでしまっていました。
そのとき、僕はこういう表現をしたんです。
「まるで、あなたの中に今もまだいじめにあっている中学生の女の子がいるのではないでしょうか?その子はとても辛い目にあったから、もう二度とそんな目には遭いたくない!と強く思っているみたいですね。だから、あなたに近づいてくる男性がいても、会社の同僚が誘ってきても、素直になれなくなってしまうのではないでしょうか?頭では受け入れようと思っても、なぜかうまくいかなくなる理由があるとしたら、それではないかな?」と。
そして、心の中の中学1年生の女の子を助けにいくセラピーを提案しました。

辛い経験があると僕たちは心の中の一部の成長を止めてしまいます。
人間関係でしんどい目にあったとしたら、人間関係をそこで止めてしまいます。
性的な虐待を受けると、性的な面での成長をそこで止めてしまいます。
それはその痛みが癒されるのをずっと待っている、と僕たちは解釈するんです。

だから、可南さんの感覚は僕から見れば、とても的を得ているように感じます。

> それから、私の中にはいつも相反する感情があります。どれが自分の本当の気持ちなのか、わからないです。
> 私は、自分を憎むと同時に愛しています。
> 私は、死にたいと思いながら、死を恐れています。
> 私は、自分に根拠のない自信を抱いていると同時に全く自信がありません。
> 根拠のない自信というのは、私が子供の頃から抱いているもので、自分は特別であるという感覚のことです。
> 私は、周りの人間全てを見下しつつ、劣等感を抱いています。
> 一体、何なのでしょうか?自分で、自分がわかりません。最近、また自殺願望が強くなってきていて、ツライです。

相反する気持ちが常に心の中にあったとしたら、本当にしんどいですね。
それだけで疲れてしまいそうです。

まるで心の中で戦争が起きているような感じはしませんか?
憎む私vs愛する私
死にたい私vs死にたくない私 などなど。

僕たちの心はコンピュータのようにデジタルではありませんから、とっても曖昧な反応を示します。
可南さんが感じていらっしゃるような相反する感情は、ある意味常に自分の心の中にあるといっても過言ではないくらい。
でも、それらがお互いに自分を主張しあってケンカしてるとしたら、とても疲れてしまうでしょう。

そこではどちらか勝者を決めるよりは、和解していくことが一番のお勧め。
それは自分なりにその二つの感情が存在することを許してあげること。

自分を憎んでいる気持ちもあれば、自分を愛する気持ちもある。
ただそれだけのことなんだな・・・。
人間なんだもん。
どっちの感情もあって当たり前か・・・。

憎しみがあるということは辛い思いをしてきたということ。
愛する自分がいるということは、自信や成長を手にしてきたから。

そんな風に思ってみれば、その相反する気持ちの存在にも区切りがつけられるのではないでしょうか。

今は少し自分の心を自由にしてあげるのがいいかもしれませんね。
今の自分に、そのままでいていいよ、とだけ思ってあげてください。

ありがとうございました。

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