迷う気持ち

相談者名
ひまわり
結婚を2ヶ月後に控えています。

彼とは付き合いはじめから結婚をお互い意識し、前提として一年ほど付き合ってきました。
お互い正義感が強いのか、自分の思いを貫こうとする所があり、数えきれないほど本気でケンカして、その度別れ話もありつつ、お互いどうしたらもっと仲良く前向きになれるのかを話し合ってきて、今に至っています。
それはとても大切な事だったし、彼を大切にしたい思いがあるけれど、自分一人になると、ケンカして感情的に言われた言葉や態度が結婚してからもあるのかな?と思うと、不安になります。

私ははじめ依存的で別れたくなくて気に入られようとしていましたが、今回の恋愛が前回のパターンと似ていることに気付き、このままではいけないと感じ、自分の思いをきちんと伝え、自分一人でも楽しめる力や自信を持ちたいと思うようになり、今では彼に怒られないかな?と思う前に思いを伝えられる場面も増えてきました。

もう一つ気になる事は彼の友達のことです。初めて会った時に素敵だなと感じ、意識する時もありつつ、私は惚れっぽい性格なので、そんなこともあると、それはそれで心で昇華しようと努めています。
結婚から逃げようとしてるのか、その友達のことが好きなのか、だとしたら、自分に対しても彼に対しても失礼だと思ったりします。
この結婚は前向きで大切な相手だと感じているのに、心(頭?)が揺れ動き続けています。

思いつくままの乱文ですみませんがアドバイスいただきたいです。

カウンセラー
松尾たか
ひまわりさん、ご相談ありがとうございます。
今回担当させていただく松尾たかです。 どうぞよろしくお願いします。

ひまわりさんは、結婚を2ヵ月後に控えていらっしゃるのですね。おめでとうございます。 周りからもきっと「おめでとう」という言葉をかけられることも多いのではないでしょうか。
本当なら、幸せいっぱいに満面の笑みで大喜びで「ありがとう」と言いたいのでしょうが、今のひまわりさんのように揺れ動くお気持ちがあると、素直に返事が出来ないことがあるかもしれませんね。

近づいてくる結婚を安心して迎えられるようにお手伝いできればと思います。
しばし私の話にお付き合いくださいね。

待ち望んでいた結婚でも、いざ現実になってくると私たちは不安が出てくることがあります。
「本当に上手くやっていけるのかしら。」「もし価値観に違いがあったら・・」「浮気されないかしら」などいろんな思い交錯し浮上してきます。 ひまわりさんのように恋愛時代にあった彼とのケンカでの痛みが不安の元になる場合もあります。
結婚前にこの人と結婚して本当に大丈夫なんだろうか?という思いをが頭をかすめた方は少なからずいらっしゃると思います。

ひまわりさんは、彼と幸せになりたい! ずっと仲良くやっていきたい! という思いがあるからこそ、不安にもなるのだと思います。
それは言い換えると彼を愛していて、彼との結婚生活を真剣に考えているからではないでしょうか。

>私ははじめ依存的で別れたくなくて気に入られようとしていましたが、今回の恋愛が前>回のパターンと似ていることに気付き、このままではいけないと感じ、自分の思いをき>ちんと伝え、自分一人でも楽しめる力や自信を持ちたいと思うようになり、今では彼に>怒られないかな?と思う前に思いを伝えられる場面も増えてきました。

付き合っている時から、彼とコミュニケーションをとろうと努力されてきたのですね。
素晴らしいことだと思います。 自分のパターンを変えようと思い、それを実行するくらいですから、彼と真のつながりを築きたかったのだと思います。

>お互い正義感が強いのか、自分の思いを貫こうとする所があり、数えきれないほど本気>でケンカして、その度別れ話もありつつ、お互いどうしたらもっと仲良く前向きになれ>るのかを話し合ってきて、今に至っています。

ひまわりさんも彼もお互いをわかりあいたかったからこそ、本気でぶつかったのでしょうね。 私をわかってほしい。 あなたを解りたい。 だけど、意見や考え方が食い違ってしまう。
こんな時、相手を好きであればあるほど、違いが不安に変わっていくことがあります。

私が結婚していた時、相手との相違はとても怖いものでした。
同じ考えでないと上手くやっていけないのではないか、
意見が違う=2人は合わない、⇒嫌われるというイメージがありました。
だから、相手の意見を自分に合わせようとムキになり、自分の方が正しいのよと言わんばかりに、意見を押し付けていたんですよね。

だけど、結婚生活は他人同士が一緒に始める新しい世界ですから、まったく同じになるわけがないんです。違いがあっても普通だといえます。
その違いを受け入れ、そこから二人での新しいやり方を考え、作っていく作業の積み重ねが大切になります。
そうは言っても、今までの自分のやり方を変える(曲げる)のは難しい、そんなに簡単には出来ないわ、と感じるかもしれません。 そんな時は、その違いを面白いとか、新鮮な驚きや発想をくれるとか思ってみると気がラクになるかもしれません。

>自分一人になると、ケンカして感情的に言われた言葉や態度が結婚してからもあるのか>な?と思うと、不安になります。

彼からの言葉や態度に傷ついた思いがおありなのですね。それは辛かったと思います。一番わかってほしい、認めて欲しい相手からの言葉や態度は、ほんと小さなことでも深く刺さり、痛みが残ることがあります。
そうすると、 またそんなことがあったらどうしようと不安になるのも仕方がありません。

どんな言葉や態度があったのかは具体的にはわからないので一概には言えないのですが、誰かの言葉に傷つく時、そこには昔の痛みが関わっていることもあります。
あるいは、自分自身が一番そこを嫌っていたり、責めていたりすることもあります。

私たちは傷ついた経験と同じような状況になった時、その痛みを思い出し、敏感に反応してしまうことがありますので、もし、彼との間で傷ついたひまわりさんの未消化の気持ちがあるなら、その痛みを少し軽くしておくこことは不安の解消にも繋がると思います。

ご自身でその時のひまわりさんの気持ちを思い出し受け止めてあげる(よしよしと優しくしてあげるという感じでしょうか)のもいいですし、カウンセリングをご利用いただいて気持ちを吐き出したり、解放したりするのもいいかと思います。

最後に、彼の友達のことについてふれておきます。

彼だけを見つめて自信を持って結婚に向かいたいのに出来ていないご自身を責めていらっしゃるような気がします。気持ちが彼だけに向いていないということで、彼に対して申し訳ない気持ちがいっぱいなんだと思います。
そして、こんな自分だから結婚しても彼を幸せに出来ないのではないか、私は幸せになれないのではないか、と思ってしまい、つい結婚しないように自分で理由を作ろうとしているのかもしれませんよ。

ひまわりさんが、彼と結婚したいと思ったのはどうしてだったのでしょう。
彼と結婚が決まった時の気持ちはいかがでしたか。

その時の気持ちをもう一度思い出してみてくださいね。
初めての世界へ一歩を踏み出すとき、不安や怖れはつきものですが、その気持ちを思い出すことで見えてくるものもあると思います。

ひまわりさんはその名前の通り本来は明るく陽気な女性のように思います。
幸せな結婚生活、最高の家庭が築けるよう心から願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。