ぼくさん、初めまして。 私は中原謙一と申します。 よろしくお願いいたします。読ませていただいて、私が感じたことですが、ぼくさんはそうとうつらい決断をいっ ぱいされてきたみたいですね。 その度に、自分を強くしようと相当頑張ったのではないでしょうか? 私が感じるのは、いつも肝心なときに自分で自分を混乱させてしまう状況に陥るのは、 2つの感情が影響しているように感じます。 一つは、自分をコントロールできない恐れの感情。 もう一つは、幸せを自分に受け入れる恐れの感情。 この二つがあるように感じますね。 自分をコントロールできない恐れの感情とは、ぼくさんのようなタイプの人は、自分 に対していっぱい言い聞かせることをよくしています。 「~しなければいけない」 「~にちがいない」 「~すべきである」 など、「自分」の感情に対して言い聞かせてしまうところがあります。 すると、まるで子供が我慢を強いられるように、心が我慢してしまいます。 しかし、子供はいったいどこまで我慢できるでしょう。 「おとなしくしてなさい!」と母親がいっても、子供は1時間持たないですよね。 これと同じように、心に言い聞かせても長時間持たないわけですから、長い間自分に 言い聞かせ続けることになります。 しかし、最後には我慢し続けた心が爆発してしまいますから、もう心を言い聞かせる ことができなくなってしまうわけです。 言い換えれば、心が家庭内暴力をしてしまうような感じになるわけです。 そうなると、コントロールできないように感じてしまうわけです。 もう一つの幸せを自分に受け入れる恐れの感情とは、どこかで誰かに対して「ごめん なさい」「申し訳ない」という気持ちがある分だけ「自分だけが幸せになる」ことが 怖くなってしまいます。 たとえば、就職活動で自分が大手企業に就職が決まったとします。 当然うれしいわけですが、その後友人たちと逢って、友人全員が就職活動がうまく行 かずへこんでいたら、ぼくさんは素直にみんなの前で喜べますか? 多分喜べないのではないでしょうか? このように、誰かに対して 「私だけ幸せになってごめんなさい」 「私だけ恵まれててごめんなさい」 などの感情がどこかにある場合、幸せになることに抵抗が出てしまうわけです。 この「誰か」はわかりませんが、これを心理学で「罪悪感」といい、ぼくさんは文章 中に罪悪感を感じている表現が存在しています。 それには、気がついていましたか? 文章中の 「乱文で本当に申し訳ありません。」 この表現は、罪悪感があることをここでは教えてくれますからね。 さて、私からの提案ですが、先程書いた二つの「恐れ」の感情を、コントロールする のではなく、うまく「使える」ようにするというのはどうでしょうか? ぼくさんの感情の扱い方は「抑圧」というコントロールであって、「制御」というコ ントロールではありません。 ですので、うまく使いこなせるようになれば、自分に言い聞かせることもため込むこ ともしなくなります。 そして、誰かに対して申し訳ないと思っている分だけ、自分は幸せになってはいけな いと思ってしまいますから、この「罪悪感」という感情をどう扱っていくかが鍵にな るでしょう。 ただ、この辺は一人でどうにかしようと思わないでください。 それでなくても、この辺の感情を扱うのは大変難しいものです。 一歩間違えれば、ただ恐れがおそれを呼んでもっと怖くなってしまったり、「切っと こうに違いない」という思い込みをさらに作って、ますますパニックになる可能性が あるからです。 ですので、まずは「自覚」するところから始めてください。 それから、一人でやろうとせずに、カウンセラーを使ってみてください。 カウンセラーをガイドにして、上手に導くことができれば、時間はかかるかもしれま せんがここは抜けられない感情ではなくなります。 「焦らないこと」 「一人でやらないこと」 「考えすぎないこと」 この3つを、忘れないでいてくださいね。 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。 ぼくさんが幸せをその手にできるためのお手伝いに、少しでもなれれば幸いです。 ありがとうございました。 |