遠距離の彼と別れて近くの彼を選んでしまって・・・

相談者名
さつき
二十歳の学生(女)です。

四月からつい先日まで、二つ年上の人(仮にKとします)と付き合っていました。車で約二時間半の距離があるので会うのは二週間に一回でしたが、彼はとても優しい人で、私のことをすごく大事にしてくれていました。私も彼以上の人はいないと思っていました。でも、そんな彼の優しさに甘えてしまい、私はだんだん他の友達と遊び歩くようになってしまいました。いま考えると、安心してふらついてしまっていたのだと思います。
夏休みに入ると、サークルの合宿が始まり、私もいままでより積極的に参加するようになりました。そこで、私は、部長で二つ年下のHと急速に仲良くなったのです。HもKと似たタイプで、真面目で優しい人です。もともと男友達が多い私は、以前から「いい子だな」と感じていたHと仲良くなるのに抵抗はなく、他の男友達と同じような感覚でした。でも、Hが私に「俺、さつきさんのことが気になってるんです」と告げたとき、はっきりと気持ちがぐらついていることに気づきました。
Kは優しい人で、私のことを一番に考えてくれています。Kのことは好きだし、そんな人を裏切れない。でも、Hのことも好きになりかけてしまっている…そんなときに、サークルの大会に泊りがけで出かけることになり、そこで、Hとの距離はさらに縮まってしまいました。
結論を言います。私は、Kと別れてHと付き合うことを選びました。Kは理解してくれましたが、私は彼をとても傷つけてしまいました。私は自己嫌悪に陥り、自分が何をしたいのか分からなくなりました。でも、Kへの気持ちよりHへの気持ちのほうが勝ってしまっていたことも事実です。たくさん泣きました。でも、泣くことは誰にでもできると言われればそれもその通りです。私のしたことは最低かもしれない…。といって、いまさら自分の決めたことを変えるつもりはありませんが、ただ、自分の心がわからないんです。何かヒントが得られればと思って、書きこむことにしました。
内容がまとまらなくてすみません。読んでくださってありがとうございました。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
さつきさん、こんばんわ。根本です。
ご相談ありがとうございます。

せっかく素敵な彼が出来たのに、十分に楽しみきれないような感じですね。
自分が魅力的な女性であることも忘れてしまいそうですから、
何が引っかかっているのか、一緒に考えていきましょう。

なんだか今のさつきさんはKさんに強い罪悪感を感じているように見えますね。
自分をどんな風に責めてしまっていますか?
自分のどんな部分を嫌ってしまっていますか?

KさんもH君もいい人だから、どう転んでもさつきさんが一人で「悪い子」になるしか
ないように感じてしまうでしょう。
素敵なKさんを傷つけてしまった・・・なんて私はいけない女なんだろう・・・と。

そんな女は新しい恋愛を楽しむ資格があると感じられるでしょうか・・・。
僕の答えはNoです。
罪悪感が強い分、自分を幸せから遠ざけることに一生懸命になってしまいます。
もちろん、無意識的にですけどね。
実際、今、そんな自己嫌悪を抱えていたとしたら、ため息の数も増えてしまうと思います。
H君と一緒にいても、タイプが似ている分、ふとHさんのことを思い出して胸が締め付け
られる思いをするかもしれません。

そして、その気持ちが今は自己不信となって出てきているようですね。
自分の心がわからない。
自分がどんな風に行動するのか分らない。
もしかしたら、H君にもまた同じ事をしてしまったら・・・と恐くなったり。

だとすると、H君との付き合いで、また同じ過ちを繰り返さないように本当に
気を使ってしまうと思うんです。
何かを禁止したり、自分に厳しくあたってしまったり。
そうするとますます恋愛を楽しむどころか、独房に入れられてしまったような窮屈な
感覚を抱いてしまうと思うんです。

それでは辛いですよね。

今はあえてKさんとのお付き合いを振り返ってみるといいかもしれません。
H君のことはちょっと横における、一人のときなどに。
今はKさんのいいところと自分の悪いところばかりが見えてしまっていると思います。
でも、H君に心が動いたのにもきっとさつきさんなりの理由があると思うんです。
2週間に一度では、寂しすぎたのかもしれません。
Kさんは私を自由にしすぎたのかもしれません(もっと拘束して欲しかった)。

それでも自分が悪い、と思ってしまうかもしれないけれど、Kさんとの恋を心の中でも
一区切りつけるためにやってみてください。
具体的にはお手紙を書いてみるのもいいかもしれませんね。
申し訳ないという気持ちと感謝の気持ちをしたためて。

もう少しこの罪悪感は残るかもしれませんが、KさんやH君だけでなく、自分のことも大事に
してあげられるように少しずつ手放していきましょう。

それでは。

この記事を書いたカウンセラー

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