破談を切っ掛けにアダルトチルドレンだと気づいて…

相談者名
まる
初めまして、宜しくお願い致します。
乱雑乱文ですが、お願い致します。27歳、長女で下に優秀な弟が二人います。
先月まで実家暮らしをしていました。
このままでは私の人生が壊れてしまうと必死に親元を出ました。

幼少期よりモラハラとパラハラを受けてきて親に従うこと、我慢することが当たり前、親が正しいんだと思って生きてきました。
他の人よりマシ、私は幸せなんだと信じてきました。

私が逃げ出そう、このままでは私は幸せになれないと思った切っ掛けは、昨年10月に7年付き合っていた方と入籍間際の両家顔合わせで父を切っ掛けに揉めて破談になったことでした。

遠方に引っ越すため寿退社、揉めたのが退職間際だった為そのまま退職して今も無職です…。

とても混乱し苦しく、彼と別れた辛さだけではない辛さに違和感を覚え、いろいろ検索するなか【アダルトチルドレン】という言葉に出合い救われました

気づいて良かったと思う反面、誰にもわかってもらえない、信じてきたものを失った辛さ。

染み着いた恐怖と虚無感と自己否定でおかしくなりそうです。

なんで彼を失わなきゃいけなかったの。
(だけど、だからこそ気づけた)
だけど辛い。

家を出たけれど、親への感謝が沸いてこない、なんて薄情で最低なんだろう。
(出来る限りの対策はしましたが、いつ怒鳴りこんでくるか、何を言われるか、連絡がくるかもしれない恐怖しかない)

後ろめたい、怖い、罪悪感…。

『何もできない、お前がしていることは全て間違えている』『親を否定してはいけない』という脳内で繰り返される言葉に抗う自分…

私はおかしいのでしょうか、間違えているのでしょうか。

親は私を認めない。

辛い、苦しい。

私をほぼ受け入れてくれた彼を失った。
…泣いても、後悔しても彼は戻ってこないし、戻ってきたとしても、過去の彼はいない。

親の言葉の呪縛、親の人生と寄り添ってしまっている自分の感覚から抜け出たい。

そして、また彼に感じた感覚、ずっと一緒にいたいと思える人に出会いたい…。
(だけど、親に従えない、親を無下にしているような私は幸せになれないと思ってしまう)

この生き苦しさから解放されたいです…。
助けてください…。

カウンセラー
五十嵐かおる
まるさん、初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、五十嵐かおると申します。
どうぞよろしくお願いします。小さい頃からのモラハラ、パワハラ。心の中は周りと比べられないですから、「苦しい」それが当たり前になっていたのではないでしょうか。

やっと逃げ出せる、もう少しというところで彼との結婚の破断。しかもお父様がきっかけだったなんて。
いまここにいるだけでもつらい心境。
本当によく頑張って来られたと思います。思い出してメールにするのも辛かったですよね。
あらためて、ご相談ありがとうございます。

>なんで彼を失わなきゃいけなかったの。
>(だけど、だからこそ気づけた)
>だけど辛い。

失ったつらい現実にここまで意味を感じられるなんて、ご自身でいろいろ勉強されたのではないでしょうか。
頭では理解できても、心に落とすのはとても辛いこと。
思考と感情は別なんです。無理して納得なんてしなくていいですからね。

>家を出たけれど、親への感謝が沸いてこない、なんて薄情で最低なんだろう。
>(出来る限りの対策はしましたが、いつ怒鳴りこんでくるか、何を言われるか、連絡がくるかもしれない恐怖しかない)

まるさんがいま1番苦しんでいるのはここだと思うんです。
ずっと「正しい」と思っていた「親」が、許せない対象となってしまった。
そうすると、「間違っている」のは正しい親を許せない「自分」ということになってしまいますよね。
信じていた常識がひっくり返ってしまったようなものです。

間違いを制しようとして、親は「正しい」はず「許さなくては」と考えようとしても気持ちがついていかない。
そして親を否定するほどに、自分のことも責めてしまう。

どちらにも正解がなくて、ぐるぐるしているんじゃないでしょうか。

それ、もういいんです。
今まで十分やって来られたんです。

ご両親のこと、一度ちゃんと怒っていいんです。
反抗していいんです。

「私がこんなに苦しいのはあなたたちのせい!」
私は、今はぐちゃぐちゃな怒りを吐き出すことをお勧めします。
本物のご両親に向かってやるのは怖いでしょうから、イメージの中だけでも充分です。
イメージしやすいように写真やぬいぐるみに向かってやってみるのもいいかもしれません。

自分の心に箱があって、固く鍵が閉められている感じ。
その中にご両親への怒りや不満や恐怖が渦巻いて、「開けろ!開けろ!」と言わんばかりにガタガタと騒いでいる。
まるさんにとってそれは、見てはいけないもの、開けてはいけない箱なんです。

それは今ままで閉じ込めていたパンドラの箱の蓋を開けるようなもの。
自分の中でずっと我慢していた怒りを吐き出す作業が必要なんです。
(慣れないうちは1人で感情に向き合うのは怖いかもしれません。
できれば面談カウンセリングをご利用くださいね。)

開けたりしたら、その渦巻いたお化けのようなすごいものが飛び出して、自分どころから周りの人まで傷つけてしまいそう。その怖さとエネルギーはまるさんの無意識が一番よく知っているんですよ。

だから、
この恐怖の箱を閉じたまま、なんとか処分してしまいたい。

そう思っていないでしょうか。

いいんです、怒って。
いいんです、ぶちまけて。
むしろ、一度その箱の中を空っぽにする作業が必要なんです。

いつまでもその箱を抱えて、恐怖と嫌な気持ちを感じながら1人で生きて行くのはもう辛すぎると思いませんか。
人にぶちまけるのが怖ければ、どんどん私たちカウンセラーを使ってくださいね。

>私はおかしいのでしょうか、間違えているのでしょうか。

とんでもない。私は全否定します。
まるさんはおかしくない、間違ってもいない。

>親は私を認めない。

それでも、まるさんはまるさんを認めていいんです。
周りにもまるさんのことを認めてくれた人たち、たくさんいましたよね。
少なくとも私はまるさんを認めます。
十分頑張って来た。十分苦しんできました。

>辛い、苦しい。

今までずっと、ご両親が見ている方向を見て生きてきたこと、感じられるでしょうか。
両親が、怒らないか、どう思うか、喜んでくれるか。
「まるさんの基準」は「ご両親の基準」だったんです。

もう、それをやめて「まるさんの基準」で生きていい時が来たんです。

>そして、また彼に感じた感覚、ずっと一緒にいたいと思える人に出会いたい…。
(だけど、親に従えない、親を無下にしているような私は幸せになれないと思ってしまう)

大丈夫ですよ。そんなにひたむきで真面目、優しいまるさんを愛してくれる人に必ず出会える。
逆に親に従っていたままでは、自分の本当の幸せがわからなくなってしまうと思いませんか。

もし、どうしてもご両親を許したいのなら、まるさんが幸せになってからだってできるんです。
幸せな時、自分の心に余裕がある時のほうが、苦しい過去もぐっと癒しやすくなりますよ。

何度も言いますが、「まるさんの人生」なんです。
ご両親に左右されるのはもう止めたいですよね。

そのためにもどうぞ一度、パンドラの箱を開けて吐き出し、スッキリして
今度は素晴らしいものがたくさん入れられる状態を取り戻す作業をしてみませんか。

まるさんが「心から幸せ」と思える日が来ることを祈っています。

今回はメールでのご相談でしたので推測も含めてお答えさせていただきましたが、よかったら私達カウンセラーにお話聞かせてもらえませんか。
まるが1人で抱えている気持ちや、苦しさを吐き出すサポートさせて頂けると思います。
カウンセリングサービスでは、お電話でのご相談も承っております。
初回は無料ですので、どうぞ遠慮なくご相談くださいね。

この回答が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

五十嵐かおる

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。