相談者名 | SK |
初めまして。 数年前から乗り物恐怖症があったのですが、 2年前に結婚しまして、子供を授かりたいという気持ちもあり、 しかし相変わらず妊娠が怖く、きちんと乗り物恐怖症も治っておりません。 なにか良い方法や治療方法がないかどうか、ご相談です。 | |
カウンセラー | 土肥幸司 |
SKさん、初めまして! 今回担当させて頂く土肥と申します。よろしくお願いします。 SKさんの文面を読ませて頂き、SKさんの悲痛な叫びがヒシヒシと伝わってきました。 乗り物には乗れなくなり願っていた大切な命(赤ちゃん)も失い、布団から起き上がれない日々、本当にこの数年は辛かったと思います。 「乗り物恐怖症」は社会に対して恐れがあったり対人関係に不安を感じているときに起こりやすいと言われています。 「乗り物恐怖症」に気付いた頃、SKさんに取って社会や対人関係で何か問題や悩みを抱えていたのではないでしょうか。 でも... > 数年前から乗り物恐怖症があったのですが、 このように頑張り屋のSKさんは、その状況の中でも必死で頑張っていたのではないでしょうか? そして疲れ果て力尽きて乗り物に乗れなくなってしまった。 でもこう考えて頂けたら...と思います。 例えば今のまま(今のパターン)だと、ダメだよという警告であったりもします。 つまり「生きるヒント」が隠されているんですよね。 SKさんの場合であれば「このままじゃ潰れてしまうよ」というメッセージだったのかもしれません。 頑張り屋のSKさんに「ひとりで耐えることないよ。誰かを頼ってもいいのだよ。誰かに不安な気持ちを話してもいいのだよ」 2年前に結婚されたと書いてありますが、今、ご主人に頼れていますか? ひとりでガマンしていませんか? これまでの人生、いつも歯を食いしばって頑張ってきたのではないでしょうか。 SKさんは、もう気付いていらっしゃるかもしれませんが、ここを乗り越えていくためには、やはり「人との絆・繋がり」が大切になってくると思います。 > 人と一緒になら電車やバスやエレベーターにもだいぶ乗れるようにはなりました。 一緒に乗ってくれる人がいるのなら、「最初はその人たちと一緒に電車やバスに乗る」で良いと思うんです。 だから決して今のご自身を責めないでくださいね。 一緒に乗ってくれる人がいれば大丈夫ということはSKさんのことを知ってくれている人、SKさんを理解してくれる人と一緒なら安心するのだと思います。 今はその方達に甘えても良いと思いますよ。今までずっと頑張ってきたのですから甘えてよいと思います(^_-) それと心のどこかで「電車の中」「親になること」「子育て」に対して【束縛されてしまう、自由がきかなくなってしまう】と感じていませんか? 雁字搦め(がんじがらめ)になって身動きが取れなくなってしまうもの。そんなイメージを持っていたとしたら、怖くて乗り物に乗れなくなってしまうでしょうし子供を授かることにも抵抗感が出てくると思います。 でも「電車」は私達を遠くへ運んでくれます。 どちらも私達を「自由にしてくれる存在」なんですよね。 SKさんが、「乗り物」や「子ども」をそんな風に思えるようになれた時、恐怖心がサーっと消えて自然に溶けて行くでしょう! > 現在1年半位、投薬とカウンセリングを続けています。 このように苦しい中でもあきらめずに勇気を出して自分自身を見つめることができるSKさんなら、必ず束縛から解放され自由を感じられる日が来ると思います。 応援していますね。ご相談ありがとうございました。 土肥幸司 |