孤独な未来に今を終わらせたくなる

相談者名
らいむ
はじめまして。20代前半のOLです。

私は今まで恋人が出来たことがありません。大切だと思える親や友達はいます。ちゃんとした仕事にも就いています。
でも、友達が結婚し、親が死ぬ、確実にやってくるそう遠くない孤独な未来を思うと、もういつ死んでもいいなぁと思います。

高校生の頃から、大学受験や就職活動の度に思うように頑張れなくて、自分も世界も嫌になりながら、それでも諦めず頑張って人並み以上の結果を出してきました。
けれど、これから先の幸せは、一人の努力で手に入りそうにありません。
これ以上、不確定な未来に希望を持って、みじめな思いをして、傷ついて、頑張ってまで生きていたいとはなかなか思えないのです。片思いを繰り返すのにも疲れました。

かといって、自分が今ここで自殺したら、みんなにショックを与えるだろうし、アパートの大家さんにすごい迷惑だとか、解剖されるのは嫌だなぁと思うと、死ぬことは出来ません。
人間はどうせ死ぬなら、もっと簡単に死ぬことが出来るシステムになっていればいいのに、と思います。

病院やカウンセリングなどに通って時間と高いお金をかけてまで自分のこんな思考を治したいともあまり思えません。
それ以前に、幸せな人には私の気持ちなんて話しても無駄な気がします。

このまま普通のOLとして、いつも楽しそうだねと言われて苦笑しながら、理性に死ぬことさえ許されず生きていくしかないんでしょうか。
苦しくても生きている自分を自分で褒めて耐えていくしかないんでしょうか。

カウンセラー
近藤みわ
らいむさん、はじめまして、近藤みわです。
今回はご相談どうもありがとうございます

らいむさんが例えどんなに辛い時でも、諦めずに頑張り続けてこられ、今はそこまで頑張って生きていたいと思えないほど、苦しい気持ちが沢山あるのが伝わってきます。

> 苦しくても生きている自分を自分で褒めて耐えていくしかないんでしょうか。

いいえ、らいむさんはこれまでずっと頑張って耐えてきたのかもしれません、そんなとき更にがんばって耐えるしかない、と考えるのは苦しすぎます。

例えば、こんなに苦しいときに楽しそうな顔をしなくてはいけない、普通のOLとしてちゃんと生きていくしかない・・・などなど、らいむさんが自分自身に対して「こうしなければならない」と思っている事がもしかしたら随分あるのではないか、と感じます。

常に「こうしなければならない」という気持ちで生きていると、それだけでも苦しい気持ちがたまってしまうものです。

>高校生の頃から、大学受験や就職活動の度に思うように頑張れなくて、自分も世界も嫌になりながら、それでも諦めず頑張って人並み以上の結果を出してきました。

もしかするとらいむさんは高校生の頃から、嫌な気持ちを抱えながら、「こうしなければ」と頑張ってきたのではないでしょうか?それでも頑張ってこられたのは素晴らしい事ですが、自分も世界も嫌になったらいむさんが、自分自身のそんな気持ちに構ってはいられない、という具合に、自分の気持ちを無視してまで頑張ってきたのかもしれない、とも感じます。

もしかしたらそこに例えば人並み以上でなければ、という「ものさし」もあったのかもしれません。人によってその尺度は違いますが、少しでもそのものさしを「ずらして」物事を見る事ができると、かなり違って見えるのかもしれません。

>けれど、これから先の幸せは、一人の努力で手に入りそうにありません。

これから先未来の恋人との関係に関して、と考えていいでしょうか。もうこれ以上一人でがんばるのは疲れた、という気持ちにも私には感じられます。

>もっと簡単に死ぬことが出来るシステムになっていればいいのに、と思います。

もう何か考えるのも嫌なほど気持ちが疲れているのではないでしょうか・・・。それほどご自身の気持ちに無理を課して疲れてしまったように感じます。

>このまま普通のOLとして、いつも楽しそうだねと言われて苦笑しながら、理性に死ぬことさえ許されず生きていくしかないんでしょうか。

辛いのにこのまま楽しそうな顔をしてがんばるしかなく、死にたいと考えることすらも許されはしない・・らいむさんはこんな風に自分自身にとても厳しいのではないか、と私は感じるのですが、実際はどうでしょうか。

まず、らいむさんの心ができるだけ自由になれるといいです。閉じ込めている気持ちを外に出すために、心の中にある様々な気持ちを紙に書き出してみるとか、メールに書いて、自分宛に送信して、放っていく方法もあります。

死にたいほど苦しいらいむさんは、涙も出なくなるほど感情を閉じ込めてきたのかもしれません。少しでもその気持ち(感情)が解けるといいです。

仕事は休んでDVDを見たい放題、自然探索、南の島に行く、思い切り好きな事ばかりしてみるなど、これまでやってこなかったことができるのなら、それもお勧めします。今は何も考えずにすむように時間が過ごせるといいです。

くれぐれも「こうしなければ」と思わないで下さい。心がのびのびするだけでも楽になります。そうしているうちに抜け道が見つかるかもしれません。

若い頃は特にどう生きていったらいいか迷うことも比較的多くあるようです。そして実際のところ人の「生き方」と「幸せ」は実に「多種多様」です。何かを望んで得られたとしても、違うものになってしまう事だって多いのかもしれません。

また例え幸せを手に入れたと思っても、ずっと続く保証はなくて、幸せの絶頂が不幸の始まりになることもあり得るし、不幸で死にたいと思っている矢先に幸せが飛び込んでくることだってあるのかもしれません。

人生は幸せと不幸がセットになっているとしたら、らいむさんの今の苦しい気持ちが、もしかしたらこれからやってくる幸福を、より豊かに大きく感じられる試金石となることでしょう。

今はできるだけ「こうしなければ」と思わずに、らいむさんが「こうしたい」と感じる自然な気持ちに忠実に生きてください。

今はどんなにゆっくり休んでも、ここで行き止まりと思わず、歩みは止めてもいいから、何とか時間を過ごしていくことによって、きっと道は開かれていきます。

今のらいむさんはもう無理という限界にいると思います、限界にきたら多少なりとも、これまでと違う方法をとり入れていくことが必要になります。

その事によって必ず、らいむさんの人生はまだまだ様々な方向に変化し、その可能性を広げていく事ができるでしょう。

この返信がらいむさんの何かのお役にたてるのなら幸いです。

最後までありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な思考と深い洞察力を用いたサポートを得意とする。人間関係全般、介護、メンタルヘルス、セクシャルマイノリティー等のジャンルを扱う。理屈よりも寄り添う事を大事にしている。成人過ぎの子供を持ち、自らもいろいろな体験をしていて、知識も豊富である。産業カウンセラー