相談者名 | りょう |
辛い時いつも拝見させて頂いております。 38歳女性独身です。 悩みは、ここ何年も漠然とした「不安」と一緒に暮らしている事です。 また、自分に「自信」が持てません。 そしてもう何年も前から「ちっとも気持ちが晴れない」のです。 あと、「やる気」も起きません。 長年勤めた会社も、「仕事が嫌だから辞める」と言う理由で辞めたくなかったのに、結局嫌で辞めてしまいました。 それに、自分の予想と反する出来事がある度に、(それがどんなに小さな出来事だとしても)機嫌が悪くなってしまい、しばらくその気分から抜け出す事ができません。 そのおかげで、8年ぶりにできた心優しい彼に迷惑を掛けていると思います。 過去にもこだわっている自分も居ます。 でも・・日常生活は普通に出来ているものの生きにくいのです。 自分とうまく付き合方法を考るのですが途中で疲れて辞めてしまいます。 | |
カウンセラー | 土肥幸司 |
りょうさん、初めまして! 今回、担当させていただきます土肥(どひ)です。よろしくお願いします。 ここ何年も不安の中にいたとのこと、本当に辛かったと思います。気持ちが晴れずにいつも闇の中を彷徨っているような日々が続いたとしたら、なかなか自信なんて持てませんよね(><) そんな中、会社を辞められたり環境の変化も重なった様です。それなら、なおさら不安になると思いますし、りょうさんが予想と反することに直面しイライラしてしまっても、やむを得ないことだと思います。 ただ、その中で彼が出来たのですね。それも本当に深い優しさを持ったステキな彼のようです。 > 彼の存在はとてもありがたく、私の財産です。かけがえのない人です。 彼のことを、そう思えるりょうさんはステキな方だと思います。不安でいっぱいの中で彼のことを、そう思えるりょうさんはステキだと思います。 上記の文章を拝見させていただき、私がまず思ったのは「つながり」というキーワードです。 > 会社の人とも距離をとり心を開かずに過ごしてきました。 ここの部分を読ませて頂き、りょうさんはいつも誰かの為に我慢をされてきたのかな...と感じました。気を遣われてきたのかなと思いました。 例えば勤務時間中にイライラしてしまったとします。その時に会社の人と、すごく近い繋がりであったとしたら八つ当たりしてしまうこともあるでしょう。だから八つ当たりしたり会社の人に嫌な思いをさせない為にりょうさんは会社の人と距離を取ったのかもしれません。 小さい頃、しんどそうに見えたご両親に少しでも迷惑をかけたくない、負担をかけたくない。そんな思いやりの心から両親にあまり甘えられなかったのかもしれません。 いっぱい我慢してきたのかもしれませんね。とっても寂しかったのに誰かの為にたくさん我慢してきたのかもしれませんね。 りょうさんは気付いていますか? そして私達の心にはこんな欲求があると言われています。 子どもの頃、私達が一番、親密な関係になるのは両親や兄弟など家族ですよね。そしてその時に満たされなかった思いを大人になって、その家族くらい近い存在の人に求める。すなわちそれは彼や彼女、夫や妻になります。 > そのおかげで、8年ぶりにできた心優しい彼に迷惑を掛けていると思います。 そう、こんなことをしたくないと思うのにしてしまいますよね。それだけ彼とりょうさんの関係が近いという表れでもあります。りょうさんは、それだけ彼を近くに感じているのだと思います。 りょうさんくらい頑張ってきた人なら少し彼に甘えてもいいのかもしれませんね。今までいっぱい頑張ってきたのですから、その心優しい彼に甘えてもいいのだと思います。いい意味で迷惑をかけてもいいのかもしれません(^^) でも > 彼の事をもっと理解して信頼して優しくしてあげたいのに。 この気持ちもちゃんと伝えてあげてください。 「彼を大切に思っている気持ち」を伝えてみてくださいね。 その時、もしかしたら恥ずかしいという気持ちが湧いてくるかもしれません。怖さも出てくるかもしれません。でも勇気を出して素直に彼に伝えてあげてください。自分を表現してみてください! 自己表現をしていくことで私達は気持ちが解放されてきます。気持ちが拡がってきます。 そして、りょうさんが一番ほしかった「彼との繋がり、一体感」を感じられると思うのです。 私達、人間の共通の思いの中に「ひとつになる」「一体感を感じたい」という思いがあるのだそうです。 だから良い気持ちも辛い気持ちも彼に伝えてあげてくださいね。きっと彼は優しく聴いてくれると思います。そして彼だけにお話しないでも私達、カウンセラーにもお話を聴かせて下さいね。今までとは違った尺度から何かお伝えできるかもしれません。 > 長年、実らぬ恋時間を費やし子供をおろしたりして自分を大事にして来なかった事、両親が不仲でいつも母の愚痴を聞き、父はお酒を飲んで怖かったし、小さい頃から自然に「子供なんて産んだら人生お終いだ」と思ってた事。親に少しでも負担が少なくなるようにって思っていた子供の頃。 もしかしたら、りょうさんがお母さんになる準備が出来てきているのかもしれませんね。「そんなことはない」と思われるかもしれませんが小さな頃には理解できなかったご両親の気持ちを少しずつ分かって来て優しい彼が現れて... お母さんになる日が近いのかもしれません。 でも母になることは、もしかしたら、りょうさんにとって抵抗があったり、怖いことなのかもしれません。だから彼にケンカをしかけてしまうのかもしれません。 そしてその怖さはひとりで抜けなくていいと思います。信頼できる方や私達にもお話を聴かせて下さい。 土肥幸司 |