困っています。

さて、ご相談を拝見して、りいこさんはとても辛い日々を過ごしておられるのだ
なぁと思いました。
過去にもいじめに耐え、現在は現在で掲示板への悪口の書き込みにも耐え、親御
さんの”まともになれ，あんたのせいで結婚した，とか血が繋がっていなかった
ら育ててやらなかった”という言葉にも耐えておられるのですね。
りいこさんは、ずっと、ずっとそんな状況にも耐えて頑張ってこられたのだなぁ
と思いました。
そしてそれが、もう限界にきている感じがします。
心のどこかで絶望感を感じておられるのではないかと思います。
絶望感は、どこにも出口が無いように思えて、とても辛い感じですね。

さて、もしりいこさんが絶望感を感じておられるのだとしたら、果たして一体何
に対して絶望を感じておられるのでしょうか？
人間全般に対して絶望されているのでしょうか？
自分と誰かとの人間関係に対して絶望されているのでしょうか？
あるいは、今までの自分に対して絶望されているのでしょうか？
これからの自分や将来に対して絶望されているのでしょうか？
ここに挙げた以外のことに対して絶望を感じておられるのかも知れませんし、あ
るいは複数の事柄に絶望を感じておられるのかも知れませんね。

では、一体、絶望とはどんなものかを考えてみたいと思います。

絶望の裏側には、必ず「こうでありたい」とか「こうなったらいいなぁ」という
希望が隠れています。希望が無くなってしまったと感じたときに、人間は絶望す
るのですね。
そして、絶望のきっかけには、必ず自分を責めている気持ちや、誰かを責めてい
る気持ちが隠れています。

例えば「どうせ、自分なんて・・・」という気持ちや「こんな私にしたのは○○
よ」という気持ちです。

この気持ちが、りいこさんの絶望感につながって、りいこさんの希望を見失わせ
てしまったのですね。

ここで、りいこさんが絶望をしたこと、今はそう感じられるかも知れません。今
はそう見えてしまうかも知れません。
しかし、そこにりいこさんの判断が大きく関わっていることに注意をしてくださ
い。
りいこさんがそうなるであろうと決めた絶望の状況に、本当になるのでしょうか？

人間の持っている最大の力は、選択の力だと言われます。「選ぶこと」なのです
ね。
そして、どんな状況においても、必ず選択肢は存在します。
あたかも選択肢が存在しないように見えるのは、その人の観念やルールが選択肢
を打ち消しているだけなのです。

今、りいこさんが自分の中で絶望を選ぶのも、希望を選ぶのも全くの自由なので
す。
そして、この辛い状況から抜け出すには、希望を選択することです。

とはいえ、絶望しているときには、希望なんて見えませんよね。

では、どのようにすればいいかと言いますと、先ずは自分を責めないようにして
ください。
自分を責め始めると、どんどん絶望の沼の中に入り込んでいきます。
自分を責めないで今の自分を認めると、そこで絶望の沼の中に入り込むのが止ま
ります。そして絶望の沼から這い上がるきっかけが必ず来ます。

「自分を責めないこと」とは、先ずは焦らないことです。人間、不快な感情を感
じていると一刻も早くそこから抜け出したいと思います。しかし、焦ること自体
が「早くやれ、早くやれ」と自分を責めることになります。
次に、今の自分の状況を全部受け入れることです。絶望感を感じているのなら、
それを悪いと思わずに、
「どうして自分は絶望を感じているのだろう？」
と、どうしてそう感じるのかを、「寂しい」「悲しい」「分かって欲しい」など
の感情表現で考えてみてください。そして、その絶望感を感じきってみてくださ
い。
感情は、感じれば溶けていくものなのです。

最後に、
“私が悪いのでしょうか？私は他の人と違う行動を時々とったりするのでそうな
のかなと思います。”
との事ですが、どうして私が悪いと思うのか、他人と違う行動を取ることが本当
に悪いことなのか？そこには何らかの事情が無かったか？と自問自答してみてく
ださい。
きっと、りいこさんは何も悪くないことが分かってくると思います。

お一人でこの状況を克服していかれるのはとても辛いことかと思います。
是非、電話相談をご利用になることをお薦めします。
多くの気づきがきっと得られることと思います。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。