さちさん、初めまして!! カウンセラーの寺島と申します。 ご相談、ありがとうごさいます。さちさんのメールを読んで、 本当にいっぱいいっぱい×∞に、 頑張ってこられたんだな~と思いました。ちなみにPTSDに関してですが、 今の日本社会では精神的な病については、 一般の方はとても認知度が低い状態ですから、 なかなかわかってもらえないことが多く、 さぞや苦しい心境にいらっしゃるのではないかと思います。 昔、私も新聞配達の仕事をしていて、 交通事故にあってしまい、 それから原チャリに乗るのが怖くて、 新聞配達をやめたことがあります。 精神的にこんな弱いことでどうするんだ!!!と、 内心では自分を叱咤激励してみるのですが、 無意識に体が緊張してしまい、 路上で歩いていても、自動車がそばを横切るたびに、 体がの自由が一瞬きかなくなって、 歩くことすらもどかしくて、苦しかったことを覚えています。 ちなみに、やっと車の運転ができるようになるまでは、 それから数年かかりました。 今でもバイクの免許はとりたいとは思えません。 * * * * * * * * 今は何もやる気がでないというさちさんですが、 やる気がでない~!!!という分だけ、 いままで頑張ってこられたのだということが推測できますよ。 たった今、この瞬間でも心の中では、 以前みたいにがんばらなきゃ、もっともっと、がんばらなきゃと ご自分を責めていらっしゃいませんか? でも、何もやる気がでないという状態は、 体の方がさちさんがさちさん自身を守るために、 SOSのサインを出して、無気力にさせていることもあるんですね。 “もう、さっちゃんは休まないと壊れちゃうよ~”と、教えてくれてるのです。 こういう時は思い切り休んでしまいましょう!! お仕事もまだまだできるだけ休んでください!! 家事だって、しなくていいことはしない!!が大事です。 一ヶ月、半年掃除しなくても、人間死ぬことはありません。 お風呂も入らなくても、人間死にません!! (私自身体験済みです) 充分休んだ果てには、必ず、少しずつ気力もわいてきます。 さちさんとしては、3年も休職期間があったので、 私は充分休んでます!!とお思いでしょうか? でも、実はその疲労感は4年前よりもずっとずっと昔から 子供の頃から積み重なってきたものではありませんか? だとしたら、それを癒すのに3年以上かかってもおかしくないのです。 また、ええええ~、そんなに休み続けたら、 旦那さまとの仲が更に悪くなるとか、 職場の対人関係がもっと悪くなると心配されてしまうでしょうか? でも、視点を大きくもって考えてみてほしいのです。 今でも充分悪くなってるんですよね! いままでの “頑張る” “一生懸命やる” “気合でのりきる” のやり方でこの状況を避けることができるのでしょうか? いままでと同じ選択を続けるならば、 同じものや、同じ状況しかやってきません。 何か違うもの、違う状況が欲しければ、 思い切って違う選択をする必要があります。 以前のさちさんが人生をうまく乗り切るコツだと思うことは、 “一生懸命頑張ること!!”だったのだと思います。 それはそれで、いままでは良かったんです。 “一生懸命頑張ること!!”って、私も素敵なことだと思います。 けれど、それだけの選択肢のままでは、 行き詰ってしまうことがあるということなんですね。 * * * * * * * * 成功者が更なる成功を手にするには、 自分が成功した方法を、いかに手放すかにかかっていると言います。 例えば、バリバリのトップセールスマンがいたとしますね。 あまりにも成績が良いので、 彼は出世して管理職に任命されたのですが、 一セールスマンでは優秀だった彼も、 管理職ということになると、また問題がでてきちゃうんです。 彼ほどに優秀な人は少ないですから、 彼は今度は自分よりできない人たちのやる気をあげるかが仕事になるんですが、 彼は自分が優秀な分だけ、できない人たちの気持ちがわからないんです。 そうすると彼はいままで自分が自分で抑圧してきた、 “やりたくない””できない””わからない”という気持ちを 自分に許す必要がでてきます。 でも、それを自分に許さず、禁じてきたからこそ、 今の成功がある!!と思える分だけ、 いままでの自分のやり方を手放すのは怖くて、難しいんですね~。 まるで、それは”殺人はいけないことである”と教え込まれてきたのに、 今度は”殺人することはいいことである”! と言われているような気分になりますし、 なじめない最初は、感覚的に憤りや抵抗を感じます。 でも、受け入れたあとは、すごく楽になりますし、 根本的な解決ができているので、 抱えていたいろいろな問題が一気に解決し、 当人にとっては奇跡が起こったように感じられるのです。 例えば、頑張りやさんのさちさんに、 “頑張らないでもうまくいく” “適当にやることはいいこと” “いいかげんに生きる” なんて、新しい選択肢はいかがでしょうか? もちろん、この自分を変える、 自分のやり方を手放す作業は一人でチャレンジする必要はありません。 私たちカウンセラーにも、ぜひお手伝いさせてくださいね。 ご相談ありがとうごさいました。 |