悲しませるから付き合いたくないと言う彼

相談者名
雅子
こんにちは。6ヶ月前に別れた彼との関係について相談させて下さい。
現在私も彼も34歳です。
彼と別れたのは2回目です。友人の紹介で知り合い、8ヶ月間の間に2回別れ、いずれも私が振られました。理由は「あまり会えない事、(私の)転職の際彼の事をないがしろにした意思決定をし、自分の事を考えてくれてないと感じた。」などなどですが、あまり納得がいかない理由でしたがすんなり別れを受け入れありがとうと言って別れました。
そして1ヶ月前、◯◯を見て雅子の事を思い出した。というメールから始まり、雅子は大切な人だから、喜ぶ顔が見たい、付き合ってなくても一緒にいると嬉しい。雅子は優しくて、頭が良くて、いつも頑張ってる。などなど沢山の事をメールで言って来ました。
思い切って別れた理由を再度尋ねました。すると、実はよくわからない。あまり会えなかった事、と。
もう一度やり直したいか、と聞かれたので、素直にうん、と言いました。
ところが、彼は僕は誰とも付き合わない方がいい、自分は人を幸せにする事が出来ない。いつか必ず別れるに決まってる。そうしたらまた雅子を悲しませてしまう。ならば付き合わない方がいい。雅子は大切だけど、愛してない。自分は誰も愛することが出来ないと思う。などと言い、付き合わない方が良いが、私に対して性欲は大変あるらしく、直近の食事の後、結局体の関係持ってしまいました。
また連絡を取り合う様になってから今でも毎日頻繁に連絡が来ますし、私に対して気持ちがある様に見えます。同時に私の体にも執着している様です。
私は、彼が責任感が強く、結婚や、将来の事が頭をよぎると、責任に押しつぶされそうになり?耐えきれず別れを切り出してしまう。しかしその事には罪悪感を感じているのかな?と予想します。
しかし付き合う前から絶対別れる事になるに決まってると確信しているなんて、私には理解出来ないことです。

彼と出来れば長く一緒にいたいと思っています。結婚できたらなーとも思います。とても居心地が良いのです。この2人の関係で、私にも原因があるとすれば、どういった事が考えられるのでしょうか。
彼が私と付き合うことを決意し、いずれは結婚、と言う風に自然に思える様にするには、私はどの様に彼に接するのが良いのでしょうか。

カウンセラー
嶽きよみ
雅子さん はじめまして。
今回 担当させていただきます、嶽きよみと申します。

半年前にお別れした彼と、復縁という形ではないまま、連絡を取り合う関係が継続していらっしゃるのですね。
雅子さんも彼も、一緒にいたいというお気持ちはありながら、彼自身が「お付き合いをする」ということに対する自信をなくしていらっしゃるご様子。
雅子さんとしても、とても複雑なお気持ちでいらっしゃることを想像いたします。

ただ、今回のメールだけでは、実際のお付き合いの様子や、お二人の関係性でお聞きしたい部分もいろいろありますので、彼の不安の原因がどこにあるのかが まだはっきりとは申し上げられないため、

>彼が私と付き合うことを決意し、いずれは結婚、と言う風に自然に思える様にするには、私はどの様に彼に接するのが良いのでしょうか。

という、雅子さんのご質問に対しても、ピンポイントで回答をお伝えするのがむずかしいのですが、できるかぎり、文面からの推測でお伝えさせていただきますね。

>8ヶ月間の間に2回別れ、いずれも私が振られました。理由は「あまり会えない事、(私の)転職の際彼の事をないがしろにした意思決定をし、自分の事を考えてくれてないと感じた。」

>思い切って別れた理由を再度尋ねました。すると、実はよくわからない。あまり会えなかった事、と。

と、彼が別れを考えた感情的な理由の大部分は、どちらかと言うと、彼が雅子さんを愛しているかいないかよりも、”彼が雅子さんに愛されているかどうか” ということが根底に強くあるように感じられました。

つまり、「愛されるかどうか」というのは、心理的には「依存」側の感じ方です。

でも、理性的、思考的な部分、男としては、の部分では、そういう自分ではダメだと思っていらっしゃる様子で、

>自分は人を幸せにする事が出来ない。いつか必ず別れるに決まってる。そうしたらまた雅子を悲しませてしまう。ならば付き合わない方がいい。雅子は大切だけど、愛してない。自分は誰も愛することが出来ないと思う。

という結論を出していらっしゃるように思いました。

もし彼が「愛される」ということに対して、そもそも大きな不安を持っていらっしゃるとしたら、もしかしたらそれは 母親に対する子供の頃の満たされていない感情が残っていることや、それを根っこにおいた過去の恋愛の傷がおありなのかもしれません。

小さい子供なら、「ママ だっこ〜〜〜」という形で親密感を感じる事ができますが、大人の場合は、それをセックスに求めて、セックスでしか親密感を感じることが出来ない、というケースも少なくありません。

>また連絡を取り合う様になってから今でも毎日頻繁に連絡が来ますし、私に対して気持ちがある様に見えます。同時に私の体にも執着している様です。

自分が愛されているかどうか、ということにとても敏感なときは、淋しさや孤独感を強く感じやすい時でもありますので、そこを埋めることは、自分にとって大変重要なことになります。

彼の場合も、もちろん絶対とは言えないのですが、そういう心理が根底にあり、親密感を感じられる対象として雅子さんに執着しているようにも感じられます。

もし仮に、そのあたりの課題がある彼だとしたら、雅子さんは、彼の「おかあさん」にならないことも必要なことかもしれません。

つまり、彼に、女性を守ることが出来る「男」になってもらうことが必要だということです。

その方法も、もちろんケースバイケースなので、これさえやれば、というのを決めつけることはできませんが、

ひとつには、雅子さんが、彼に「愛されていると感じたこと」や、「してくれてうれしかったこと」などを重点的に伝えたり、

雅子さんから、甘えたり、頼ったり、つまり何かをしてもらうことをお願いし、してくれたことに感謝を伝えることを増やしてみてください。

つまり、そうしながら彼には「愛する力」があることを、少しずつ理解してもらう、ということです。

愛する力が自分にあると感じられてくると、孤独感や不安感が減りますので、そもそもの別れの理由である「あまり会えないこと」という問題、つまり、彼が雅子さんに対して、「目に見えて愛されているとわからないから別れる」という罪悪感は小さくなっていくと考えられます。

よろしければ、また詳しいお話をお聞かせください。
お二人が、素敵なパートナーシップを育てていけるよう 応援しています。

ありがとうございました。

嶽きよみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。