相談者名 | さくら |
初めまして。私は20代の後半に3年間交際した男性と婚約をしましたが、彼にもう一人、私と付き合う前から交際していた女性がいたことを知り、私の方から婚約破棄しました。彼から「もう一人の女性には、私の親に会う前に別れ話をしたこと、その後にその女性本人から自殺未遂をしたと連絡があり、その場に駆けつけて対応したこと」などの話を聞きました。彼は、私とは絶対に別れたくないと言いましたが、交際期間中から、私の中に彼に対する不信感があり、信じることができませんでした。また、その女性の電話番号が、この時点でも彼の携帯電話から削除されていなかったこと、その女性と私が直接話をした際、女性から「確かに私達は近頃あまり会っていなかったけれど、あなたは単なる浮気で、彼とはもう身内のような関係よ。訴えるわよ。」などの言葉を聞いたことから、私は彼とその女性の親密さや、女性に対する罪悪感を感じ、別れる決意をしたのです。その後、彼はその女性と結婚し、私は別の男性と結婚しました。結婚後も当初の3~4年は彼の連絡に応じて会っていましたが、私の中に夫に対する罪悪感もあり、彼からの電話に応じないようにしていました。その5年後に一度だけ会って話をし、その後さらに5年間は一度も電話には応じていません。しかし、私が1年前に夫と離婚したことをきっかけに、私は彼の電話に応じました。月に何度か会うようになり、彼は、私とやり直したいと言っています。結婚した女性とは、離婚に向けて話し合い中のようです。私も、できれば彼とやり直したい。でも、私の心はもやもやするのです。彼は子供達(一人は障害者)を置いて離婚することに罪悪感を感じているようですし、彼の妻に対しても、一方的に離婚を申し出たことを申し訳なく思っているみたいです。(女性は、彼と私との関係に気付いているようです)そんな彼を見ると、私は、彼にとっての幸せは、私との関係を断ち切って今の家族関係に向き合うことではないか、と思ってしまうのです。私自身の気持ちとしても、彼を責める気持ちや惨めな気持ち、そして、彼がその女性と家庭を作ったことがとても苦しいです。彼の子供達やその女性に対しても罪悪感がわきますし、彼がその女性と本当に切れるのかも不安です。私の心が真に納得して前に進むには、どのような考えを持てばよいのでしょうか。乱筆乱文になり、申し訳ありません。よろしくお願い致します。 | |
カウンセラー | 松尾たか |
さくらさん、ご相談ありがとうございます。 今回、さくらさんのご相談を担当させていただく松尾たかです。どうぞよろしくお願いいたします。 幸せになりたいのに、なかなか心が納得せず前に進めない、とても苦しくしんどいですよね。 婚約破棄をなさった時、さくらさんは相当傷つかれたことと思います。その人と結婚したいと思っても、その婚約者を信じきれない気持ち、その女性に対する申し訳なさ、そして怒りや嫉妬、自信のなさなどいろんな気持ちが湧いてきて、苦しくしんどかったでしょうね。 さくらさんは、人が(私のせいで)嫌な思いをする、傷つくくらいなら、私が我慢すればいい、私が諦めればいい、と考えるくらい心が優しい方だと私は感じています。 自分が幸せになることに遠慮をしてしまわれるように思います。 さくらさんは婚約破棄を選ばれたのですが、心のどこかで彼が追いかけてきてくれることを さくらさんは別の男性と結婚なさいましたが、さくらさんが見ているのはご主人ではなく、諦めきれなかった彼だったのだと思います。 だから、さくらさんは結婚をしている間はご主人に対して、「あなたを心から愛せなくてごめんなさい」という苦しい気持ちを常に抱えておられたと思います。 そうすると、「もし彼と結婚していたら・・(幸せだったかも)」と 離婚原因がどんなことかはわかりませんが、もしかすると、さくらさん自身がご主人といる時に感じる苦しさ(罪悪感)に耐えられなくなってしまったことも大きな要因だったのではないかと推測します。 そして、今、また彼(元婚約者)と結婚ということを考える状況になったのですが、さくらさんは17年前と同じよう気持ちをお持ちです。実際には、彼がどう動くかによってさくらさんの(願う)幸せが変わってきます。 私たちは、幸せになるということは、向こうからやってくるもの、近づいてきてくれるものと漠然と思っていたり、これがあるから幸せ、これがないから幸せじゃない、というように決めてしまっていることもあります。 さくらさんは、心のどこかに、彼となら幸せになれたのではないかという気持ちをずっとお持ちだったのではないでしょうか。 さくらさんには、まず自分が幸せになる、一人でも幸せだと思えることにチャレンジしていただきたいと思います。 もちろん、さくらさんの昔の痛みがまだたくさん残っているなら、その気持ちをカウンセリングなどでお話していただいて、一緒にその気持ちを抱きしめ、解放していくことも出来ます。 幸せになるためには、勇気や覚悟も必要です。さくらさんがここへご相談いただいたということは、今までの自分から新しい自分へ変わろうと思われたのだと感じています。 ご相談ありがとうございました。 |