淡白な彼に求めすぎてしまう私…とうとう彼が

相談者名
maru
結婚して1年未満の32歳・女性です。同い年の主人はもともと淡白なタイプなのですが、私のほうが性欲が強いことで悩んでいます。
私は過去の恋愛経験のトラウマからかすごくさみしがりで、相手に対して愛情を求めすぎてしまうところがあるみたいなんです。
主人はすごく真面目なタイプで浮気はしないし、私のことを愛してくれているのは頭ではわかっているつもりなんですが、かまってもらえないとつまらないし、寂しく感じちゃうんですよね…。
付き合い始めからセックスも淡白でもの足りなかった私は、「彼と体の相性が合わないのかな」っていう不安をかかえながらも、心の広い彼を好きになって結婚しました。
でも一緒に住むようになってますますセックスの回数も減り、私から求めても拒否られ、傷ついて泣き、不満をぶつけてはケンカになり…を繰り返していました。彼は意外と神経質なのか、「明日仕事で朝が早いから」とか単に「眠い」とかいう理由でまったくその気になれないようです。
ひと月前くらい前にHしようとした時に、たまたま体調が悪かったのか彼がうまく起たなくてできなかったことがあったんです。それから何度か試みてはいるのですが、その日以来できなくなってしまいました。一度失敗したことが不安になっているらしくてそれが原因の心因性EDっぽいんです。私のことがプレッシャーになっているのも原因にあると思います。
女の私の方から誘っているのに拒まれた時はすごく傷つくし、うまくやっていく自信もなくしちゃって、別れた方がよいのでは?とさえ思ってしまいますが、それでもやっぱり好きで、求めてしまうんです。で、そっけなくされて、泣いて、彼にプレッシャーを与えてしまって…悪循環の繰り返し。
とうとうこんな状況になってしまったのは私のせいでもあると思うけど、彼のことは大好きだから支えていきたいし、もっともっと関係をよくしていきたいんですが、どうしたらいいのでしょうか?彼には焦らずのんびりいこう、と話していますが、目の前のEDを克服できたとしても、またこんなことの繰り返しにならないためにはどうしたらいいでしょうか?誰にも相談できずに悩んでいます。どうかよろしくお願いします。
カウンセラー
池尾昌紀
maruさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。ご相談ありがとうございます。

女性のほうからアプローチをして、こうして旦那さんに断られることは
本当に傷つき、辛い思いをされておられると思います。
EDでは、というお話も、自分が女性としてみられない、また、
自分のことを愛してくれていないのではないか、という思いにから
れてしまう
ことと思います。
自分がいたらなかった、自分のせいだ、とご自身を責めてしまうのは
無理もありませんが、
それでもここまでがんばってきた自分自身をほめてあげてください。
あなたががんばらなかったら、お二人はどうなっていたかわかりません。

今回のご相談は、お二人の間にあるセックスの問題ですが、
夫婦のこうした問題は、今はセックスに現れているだけで、
実は、そこにあるのではなく、もっと別のところに隠れていることが
少なくありません。

例えば、こう考えてみてはいかがでしょう。
もし、旦那さんがセックスに積極的な人だったとしたら、二人は全
く問題なかっただろうか、と。

maruさんは、ご相談の中で、度々、「寂しい」と書かれておられます。
もしかしたら、すでにmaruさんは、セックスではないところ
に問題の根本があるのではないかと
気づいておられるのではないでしょうか。

それは、書いておられる「過去の恋愛経験のトラウマから」にある
のかもしれません。
それよりもっと前、そのトラウマが生まれる原因が、さらにあるの
かもしれません。

maruさん自身が、「自分は愛されない」と思ってしまう「何か」を
見つけていくことが
お二人の絆を取り戻すきっかけになるのではないかと思います。

今は本当に苦しいと思います。
けれど、もう一度思い出していただきたいのです。
maruさんがご相談の中で書いておられる言葉を。

「心の広い彼を好きになって結婚しました」

最初から、maruさんは、旦那さんのことを、「心」という基準で
選んでおられるのです。

セックスは、性的欲求を満たすためだけにするのではありません。
欲求は、実は、二次的な目的にすぎず、
本当は、「心と心がつながる」ために行なうことなのです。
maruさんは、その「心と心がつながる」ことがとても怖くて
それで、セックスを欲求に置き換えておられるように思います。
本当に望んでいるのは、自分の欲求が満たされることではなく、
ご自身の心が満たされること、旦那さんとの心がつながること
なのだと思います。

maruさんがこれほど苦しんでおられるように、
彼も苦しんでおられるのではないでしょうか。
maruさんがこんなに苦しむほど優しい心の持ち主であるように
そんなmaruさんが選んだ彼も、心の優しい方だと思うから。

彼のためにも、そして何よりmaruさん自身のためにも
どうか、自分を信じて、彼を信じて、心がつながることを止めている
ものをみていきましょう。

maruさんの、文面の中ではうかがえなかった、たくさんのお話について、
よかったら、是非、お聴かせください。

もし、お話いただける機会があり、少しでも、maruの幸せの
お手伝いができたら
こんなにうれしいことはありません。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。