別れたい彼女

まささん、とてもしんどいご様子で、お察しいたします。
自分も最初の恋人が3人子持ちのバツイチの人だったので、
その当時を振り返ってみると、なんとなく共感しちゃいます。
３年７ヶ月はよく頑張ってこられましたね～。

今回のケースなのですが、とてもまささんは純粋な方で、
深く彼女を愛していらっしゃるとは思うのですが、
一方、ちょっとご自分のキャパ以上のことを引き受けている状態であるようです。
「愛があれば、すべてを乗り越えられる」
とロマンス状態の時、人はよくそう思います。
そして、愛する人のために、なんでもやってあげたくなってしまうし、
相手の苦労も一緒に背負おうと頑張るのです。
それはとても美しい愛の姿でもあるのですが、
これが自分の余裕がある範囲で背負いきれるものであれば、
円満にパートナーシップがいくところが、
キャパを超えたものを背負ってしまうと、つらい関係に陥ってしまいます。

例えば、もし、まささんが今宝くじで1兆円当たったと考えてみてくださいね。
そして、発明なんかして、特許をとり、生涯経済面では困らない人になったら?
サラ金など楽々に返せちゃいますし、彼女にもお金をあげられるし、
たぶん、彼女が約束を破っても、そんな余裕があれば、
笑って許してあげることができると思いませんか?
でも、なかなかそんな自分にステップアップできない～!!ところがしんどいんですよ
ね?

彼女の借金を肩代わりしてあげようとまささんが最初決めた時、
おそらく貴方は「なんとかなる!!やってみせる、自分ならできる」と思われたのだと
思います。
ただ、実際やってみたら、自分の想像以上にそれは大変なことで、
ストレスだったということで、読みが外れたということなんですよね。

それは、例えるなら、この株券は買ったらあたる、そんな気がする!!といって、
買ってみたら、そんなに株価があがらなかった、
または、逆に下がってしまったというのと、似たようなことなのではないでしょう
か。
自分の読みがあたる、あたらないは、カンもありますが、
多くの人は学習と経験と知識によって、それを磨いていきます。
最初から、すべてを見通したり、未来を読める人はいないのです。
だから、小さい頃から人は基礎知識を学校で学びますし、
社会人になったら、会社でも学び続けることが重要になっていきます。
そして、実はこの学びは男女関係も同じなんですね。
よいパートナーシップも、学習、経験、知識なしに手に入れることは難しいのです。

今回の彼女はかなり自分の言いたいことが言えずに、
ムリして周囲にあわせてしまう方のようですね。
たぶん、彼女自身は言われなくても、相手が望んでいることを察知して、
やってあげるようなタイプで、優しい母性的な方なのではないでしょうか。

そして、貴方がひどく怒ったことから、かなり気持ちが引き始めたということであれ
ば、
過去に男性に暴力を振るわれた経験があったりなどして、
権威的で攻撃的な男性を無意識に嫌悪し、とても恐れていると思います。
彼女自身が内向的なのも理由があるのです。
「私が不幸なのはお前のせいだ!!」と責められたり、
そういう人から怒られ続けてきたような過去があれば、
無意識にそういう人をとても嫌います。
そのようなケースでは、彼女自身は誰かを激しく攻撃したり、責めることはしませ
ん。
代りに自分を責めるか、それも耐えられなくなると、
相手から静かに距離をおいたり、姿を消すことで、平和的に解決したいと望むので
す。
いわゆるその状態を引きこもりとも言いますが。
簡単に説明すると怒ってケンカしあうのが、怖いし、大キライなので、
そんなことをするくらいなら、関係を終わりにする方を選ぶタイプです。

さて、では、パートナーシップを気長に続けていくこつですが、
私は相手の状況に巻き込まれずに、自分のペースを保てるようになることが
何よりも大事なことだと思ってます。
つまり、それは相手への期待を手放すことなんですね。
自分のことを決めるのに、必要以上に相手にあわせすぎないことが大事です。
自分の欲求を抑えすぎて、相手にあわせすぎている場合は、
愛しているとは言っても、犠牲感ばかりがつのり、ストレスがたまってしまいます。
そして、相手から期待通りの反応が返ってこないと、燃え尽きてしまうのです。

でも、このような犠牲の愛は誰もが最初にはまってしまうものです。
最初から上手に見返りのない愛し方、バランスのとれた愛を実践できる人はいませ
ん。
ですから、大事なのは、自分がやりずきている、あわせすぎていると気がついたら、
自分がバランスを崩していることを素直に認めて、できる限り、すぐ、きちんと修正
することなんですね。
逆説的になりますが、ちゃんと修正しなおせば、
犠牲感はなくなり、ストレスも減りますので、わかります。
犠牲感とストレスは、自分がキャパ以上のことを引き受けすぎているということを
体が知らせてくれているサインでもあるのです。

具体的には、今の状態で、まささんができることは、
一日も早くサラ金にお金を返して、自分に余裕をつくることです。
そして、自分が女性だったら、絶対自分と結婚する!!というくらい、
胸を張って自分に自信がもてるような男に成長することが肝心ですね。
「彼女を愛していて、彼女のためなら、なんでもする!!」ということであれば、
彼女のために一日でもその自分をその状態にもっていくことです。

もし、どんな男性になったらいいかわからないという場合は、
自分が女性になったつもりで、モデルになる他の男性を探してみてください。
そして、その男性のことを徹底的に調べたり、お話を聞いたり、
できるなら、御友達になって、その立ち振る舞い、考え方のよいなと思えるところを
真似るのです。
モデルは1人に限ることはありません。
数人でも何十人でもいいですが、まずは5名くらい探してみてはどうでしょうか?

また、こういうトレーニングをしていることを、信頼できる友達、
またはカウンセラーに話しておき、定期的にチェックを受けられたら、
時には、三日坊主や自己満足に終わってしまうことが防げますので、
ますますベターだと思います。

最後に、このようなチャレンジをするにあたって、
恥ずかしい、男がそんなことできるかー!!という、抵抗もあるかもしれませんが、
そこはひとつ「真実の愛」を目指して頑張っていきましょう!!

心よりまささんを応援しております!!
もちろん、定期チェッカー、アドバイスも随時受付けております!!
ご相談、ありがとうございました。