待っている間の自分の維持の仕方について

相談者名
すみれ
遠距離の彼が鬱病になり連絡がなくなって半年経ちます。
以前も鬱病を経験していることから、
「調子が悪い時には、近づきすぎず少し離れて見捨てずに見守っていて欲しい」
と言われていたので、読んでいるかどうか不明ですが
月に2、3回程度天気や日常の何気ない出来事を数行程度書いて
「私は変らずにここにいるよ」ということを表現するために
メールを送る以外のことは何もしないようにしています。

「自分を癒すことが離れていても彼を癒すことになるんだ」とは思っていますが
何をしても心の何処かで彼のことが引っかかってしまい、
問題が解決しないと何をしても楽しくなくむなしいだけなのです。
以前は人に話を聴いてもらったりしていましたが、
最近は彼のことを考えたり想ったりすること自体が辛くなって、
考えても問題解決につながらないと思ってしまい考えないようにしてしまいます。
病人のしていることを真に受けてはいけないこと、
そして私にできることは、直接的には何もせず
待っていることだけだとわかっています。
でもいつまでかかるのかわかりませんしこのままでは私が倒れてしまいます。

だからこそ、目に見えない糸で繋がっているであろう彼も私も、
ゆっくり、少しずつでも、一緒にいい方向に向かえるような
私の日々の心の保ち方、自分の癒し方にアドバイスをいただければと思います。
どうかよろしくお願い致します。

カウンセラー
寺島やすこ
すみれさん、初めまして!!カウンセラーの寺島と申します。
ご相談ありがとうごさいます。

すみれさんのメールを読ませていただいて、
なんと懐が広くて優しい恋人なんだろうと感激しました。
鬱病の治療は焦らず、無理しない、ゆっくりが肝心ですので、
そこまで理解を示せるのは並大抵の度量でできることではなく、
とても深く彼を愛していらっしゃるんのだと思います。

> 「自分を癒すことが離れていても彼を癒すことになるんだ」とは思っていますが
> 何をしても心の何処かで彼のことが引っかかってしまい、
> 問題が解決しないと何をしても楽しくなくむなしいだけなのです。
> 以前は人に話を聴いてもらったりしていましたが、
> 最近は彼のことを考えたり想ったりすること自体が辛くなって、
> 考えても問題解決につながらないと思ってしまい考えないようにしてしまいます。
> 病人のしていることを真に受けてはいけないこと、
> そして私にできることは、直接的には何もせず
> 待っていることだけだとわかっています。
> でもいつまでかかるのかわかりませんしこのままでは私が倒れてしまいます。

カウンセリング中もよく説明させていただくことなのですが、
他人が誰かを変えることはできません。
その人が自分で自分を癒す力を信頼してあげることが大事なんですね。
すみれさんはそこのところをよく理解できているのが素晴らしいと思います。
とはいえ、理屈はわかっていても、見守る側にも相当の余裕が必要になりますから、
見守る相手が恋人のような存在だと、愛情深い分だけ、とてもしんどいと思います。
それをすみれさんは非常によく頑張られていらっしゃいますね!!

でも、これ以上頑張れない・・・・、無理もない正直な気持ちだと思います。
これは私の印象ですが、すみれさんがご自分の癒しに専念されてきた分、
もしかして、その効果がでてきたのかなとも思えました。
すみれさんが癒されてきたからこそ、
今の自分にふさわしい幸せを求める気持ちがどんどん沸いてきて、
それがかなわないだけ、苦しさも増してしまっていらっしゃるのかもしれません。
多くの妙齢の女性であれば、彼氏と普通にたまにデートしたり、
メールのやりとりをしたり、いろいろ将来のことを語りあい、
頼り、頼られ、お互いに協力しあい、楽しく過ごせる
対等なパートナーが欲しいと思うものなのではないでしょうか?
その欲求は我侭とか欲張りではなく、とても自然で素直な気持ちだと思います。
そして、ここでのポイントは対等であるということなんですよね。
母親と息子みたいな関係でもなく、
セラピストとクライアントのような関係でもなく、
同僚や友達同士のような関係であることが大事です。

この病気の彼を愛し続けることは、仮に彼の病気が永遠に治らなくても、
すみれさんにとって幸せだと思えますか?
もし、そうは思えないというのであれば、厳しい見方かもしれませんが、
すみれさんの表層意識では彼を愛している、彼が必要だと思っていても、
無意識のところでは、もう彼を愛しつづけることは自分には無理だと
悲鳴をあげていらっしゃるのかもしれませんね。
本当に相性のあう、心の絆を感じられる関係だと、付き合っていくほどに、
お互いに元気で魅力もどんどんアップしていく関係になれます。
(もちろん、どんな相手でも100パーセント、
ケンカや嫉妬がなくなることはありませんが・・・(^^;))
もし、すみれさんが彼とお付き合いしてて体の具合が悪くなったり、
日常生活にも支障をきたすくらいになるほどの精神状態になってしまったのでした
ら、
ちょっとお互いの相性が良くないように思えます。

今後、ご自分の癒しを続けていかれるとするなら、
どうしてそんなに自分を辛くしても、いつか良くなる彼のことを
期待して待ちつづけてしまうのか?
彼が一生このままだとしたら、自分はどうしたいと思っているのか?
自分がいつかこんなふうに変わってくれると思っている彼の姿は、真実の彼の姿なの
か?
ということに思い切って向き合ってみることではないでしょうか。
病気が治った時の彼だけじゃなく、病気の時の彼も愛しているのだと気がつけて、
彼の状態に関わりなく、自然にすみれさんがいつも元気に幸せでいられるようになれ
るならば、
また2人は更に深い関係にレベルアップできたのだと思います。

> だからこそ、目に見えない糸で繋がっているであろう彼も私も、
> ゆっくり、少しずつでも、一緒にいい方向に向かえるような
> 私の日々の心の保ち方、自分の癒し方にアドバイスをいただければと思います。
> どうかよろしくお願い致します。

最後にこれは私からの具体的な一提案ですが、
いろいろな男友達を作って、たくさん遊ばれてみていかがでしょうか?
彼がすみれさんにとって真実のパートナーであれば、
男友達を作ったからといって、その気持ちがゆらぐということはないですし、
逆に男友達と比較することによって、
自分が彼のどこが好きなのか再認識できると思います。
そうすれば納得して付き合う分、心も穏やかでいられるでしょう。
男友達側からしても、彼らのパートナーの良さを再認識させてあげる、
サポートができる訳ですから、お互いの役に立ちませんか?
もし、そのことによって、別にもっと相性のあう人とめぐり合ったとしたら、
それはそれでしかたないですし、
むしろ結婚したり、子供ができたりしてから、そんな出会いをするよりも、
早めに出合っておく方が、やはりお互いにとって良いのではないでしょうか?
また、幾多の障害を乗り越えたカップルには、それを乗り越えた分だけ、
より堅い心の絆や、メロメロ、ラブラブのロマンスがやってきます!!
結果がどちらに転んでも、すみれさんにとっても彼にとっても、
長い目でみて、いい方向につなげていけると思います。
いかかでしょうか?

どんなで道であれ、すみれさんと彼が幸せになることを心から応援しています。
また、しんどくなった時や自分の気持ちがよくわからなくなって辛い時は、
ぜひ、カウンセラーを頼ってくださいね。

今回はご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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