何をしても虚無感に襲われてしまう。

虚無感をいっぱい感じているんですね。
虚無感がある時なんだかわからないけどしんどかったり、
なんだかわからないけどもうどうでもよくなってしまったりするかと思います。

すごく親や友人の存在を大事にされている方だと思いますし、
親や友人の愛情もわかられている方だと思うんですね。
頭では十二分に親の愛情、友人の愛情、必要としてること、必要とされていることが
わかっていると思うんです。
問題があるとすれば感情でそう感じられないのではないでしょうか？
だから、感情レベルででてくるものは虚無感とか、無意味感といったようなものが
でてきているものだと思います。

感情レベルで愛されているんだと十二分に感じれないということは、
そう感じることになにか心理的なブロックがあるか、
傷ついた経験で痛みがあるかだと思います。
この場合誰よりも愛情を感じたいんだけど愛情を感じられないということが
多くなります。
愛情を感じれないと、自分を必要とされていることも感じれませんから、
不安や恐れがいっぱいでてきます。

不安や恐れがあるから、自分のことも話すことにもひっかかりがでてきます。
愛さていると頭でわかっても、心はそう感じていませんから、
愛されない人生、必要とされない人生に対して嫌気が差して
どうでもよくなってきます。
この感覚というのは、どんどん大きくなってきている感じはないでしょうか？
たぶん最初はそんなに強くなかったんだけど、何年も蓄積されて大きくなってきたんだと思います。
この感覚はしんどいと思います。

確かなものは心の中という言葉がありますね。
この心の中にある確かなもの「愛」「親密感」「必要とされていること」などの存在が
今ぼやけて見づらくなってると思うんです。
ただ、それは見えづらくなっているだけで、確かにあると思うんですね。
メガネが曇って見えない時はどうしますでしょうか？
そう、拭いて曇りをとってあげますね。
心も同じです、曇りを取ってあげるといいんですね。

曇りとなっている心理的ブロックや痛みを取っていくというのが必要なのと
感情レベルでどんどん感じていくということがいると思います。
感情レベルで感じることについてもう少し説明すると、
日ごろは日常生活でなにか起こると頭で理解をいっぱいしていると思うんですね。
今度は感情で感じることが求められていますから、
意識的に日ごろは頭で考えて理解していることを心で感じてみようと
意識して練習されるといいと思います。
頭で十二分に親の愛情、友人の愛情、必要としてること、必要とされていることが
こうすることで、日々感情を感じる練習ができますから、
愛情を感じる能力も上がってくると思います。
こうしていき自分を変えていくことで、心で常に感じているものが、
虚無感から、愛や、親密感、充実感、必要とされていること、などに変わっていくと思います。

いいようにかわっていけるといいですね。
応援しています。

原裕輝