死にたい気持ちから解放されたい

相談者名
 はじめまして。私は今うつ病で心療内科に通っています。まだ通い始めて2.3週間ですが、どうしても疑問があります。
私は昔から「死にたいな~早く死にたいな~」と思っていました。原因はおそらくヒステリー持ちの母のせいだと思います。母のせいにしたくはないけど、小学校の時、母に怒られて(しょっちゅう怒られてました)、台所で包丁をお腹にあてて「死にたいな~」って思ってたのを考えると、おそらくそいうことが原因だったと思います。今、軽いリストカットだけで決定的な自殺を実行しないのは、それに伴う苦痛を考えるからです。なんとも勝手な話ですが、人生を自分で終わらせるのだから、その苦痛はとんでもないものだと私は思ってるんです。だから、それが怖くて手が出せません。でも、もし苦痛なく死ぬことができる薬が目の前にあるとしたら、迷うことなくすぐに飲み干してしまうでしょう。
病院ではそういったことをうつ病と診断され、今抗うつ薬を飲んでいます。激しい感情のゆれはマシになり、リストカットは最近しなくなりました。でも、早く死にたいっていう思いはいっこうに消えません。小さい頃から思ってたことなので、すぐに消えるとはおもっていませんが…。
私は本当にうつ病なのか疑問です。私の場合、自殺願望ではないと思うんです。本当に望んでたら誰にも言わずに死んでると思うし。でも、明日が来なければいいと思いながら毎日を生きていくのはとてもツライのです。こういう気持ちは薬で治るとは思えないんです。
焦って考えても、答えの出る問題ではないと思っています。でも、どうすれば私は「早く死にたい」という思いから解放されるのでしょうか?それとも、こういう考えはただの甘えなのでしょうか?
カウンセラー
根本裕幸(退会)
龍さん、こんばんわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。

僕たちは医者ではないので診断はできないのですが、鬱病とか神経症とか、いわゆる心の
病気とされるものはその判断がとても難しいそうなんです。
心理的に見れば、みんなが多かれ少なかれ鬱気質やヒステリー気質だったりしますしね。

だから、お医者さまとしても「診断するとすれば『うつ病』だね」という表現になって
しまうんじゃないでしょうか。
もちろん、うつ病にはそれなりのチェック項目があるはずですから、龍さんの状態を
ご覧になってそう診断されたんだと思います。

僕たちからみれば、龍さんがうつ病かそうでないか、よりも龍さんが悩んでる、困ってる、
というところを大切にしたいですね。

さて、龍さんがおっしゃるように「死にたい」わけではないと僕も思うんですね。
本当に死にたい人は、何も言わずに死んでいくものかもしれません。

でも、その気持ちが頭から消えないということは、今の龍さんにはその気持ちが必要なの
かもしれませんね。
もし必要なければ簡単に手放せると思うんです。

では、龍さんは死に何を求めているのでしょう?
長年のクセで、外出するときに靴を履くのと同じくらいそう思うことが当たり前になってしまった、
という場合もあるでしょう。

あるいは、ずっと続く苦しみから逃れたい気持ちの表れということもありますね。
「こんなに苦しいのだったら、死んだ方が楽なんじゃないだろうか?」という疑問が常に
頭の中にあったり。

また、こんなケースもあります。
自分の死にメッセージを託して、誰かに贈りたい気持ちがある、という。
「お母さんのせいでこんなに私は苦しんでいたんだぞ」とか「お母さんがちゃんと守って
くれないから死ぬしかないんだ」とか。
復讐心のようなものかもしれませんが、これだって死を思う立派な理由になります。

僕から見ると、これは甘えや弱さではなく、苦しみの象徴だと思うのです。
死ぬ以外に楽になれる方法が見つからないのかもしれません。
だから、それはとても悲しいことで、苦しい状況が龍さんの下にあるんだと思いますよ。

本当は龍さんも「生きたい」と思うんです。
でも、「生きたいんだ!!」と思うだけの力や勇気が湧いてこないのかもしれません。

龍さんにとって、その「死にたい」気持ちについて、一度向き合ってみましょう。
死に何を求めているのか?
どうしてそう思わなければ生きて来れなかったのか?
死ぬよりも辛いことって具体的になんなのだろう?
といった風に。

そうすると龍さんにとって、なぜその思いが必要なのかが徐々に見えてくるでしょう。
その目的が分かれば、きっと今より簡単に手放せると思います。
昔の龍さんにとっては死ぬ事以外に答えが見つからなかっただけかもしれません。
ならば、その目的を果たす別のやり方だって今なら探していけるでしょう。

龍さんの書き込みを読ませていただくと、もう手放す準備はできているように思えます。
そんなに時間はかからないと思いますよ。

生きる目的を見つけるために、まずは死の目的を探してみてください。
呼んで下さればいつでもお手伝いさせていただきます。

それでは。

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