相談者名 | たま |
こんにちは。私は30代半ば既婚女性です。 可愛く愛嬌があり人の悪口を言わず老若男女から愛されるタイプの女性が苦手で仕方ありません。職場などで時々そういった存在が現れるとぐっと胸が押さえられるような恐怖を感じます。それをよしとする周りの人も憎いくらいに感じます。 私は2人姉妹の長女で、妹が幼い頃からとても可愛く愛されるタイプでした。学校でも評判になるほど無条件で愛された妹と、条件付きで話題に出される姉(進学や結婚したとか)で親戚から比較されることが実際に多く、記憶を辿っても大袈裟ではないなと感じます。子どもの頃は、拗ねて部屋で本を読む機会が多かったです。 今の自分の嫉妬のような反応は、そういった経験が原因なのだろうと考えています。 姉妹仲は元々よく、妹も妹なりに苦労も多かったようですし、今となってはそう卑屈になる機会もなくなりました。 嫌いな同タイプの女性たちを冷静に考えても、その人自身には何も罪はないと分かっているんです。なのに出会うと決まって憎々しい気分になります。何もされていないのに不幸になればいいと思うこともあります。当人不在時に、周囲の人が話題に出してくるだけでも逃げ出したい気分になるんです。 先日それがあまりにひどく過呼吸になりました。 なぜ、原因が分かっていることなのに、いつまでも同じ感情に苦しめられるのでしょうか。もう無駄な嫉妬や恐怖を感じたくないです。 | |
カウンセラー | 近藤あきとし |
たまさん はじめまして。 カウンセラーの近藤あきとしと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。 本当に苦しい状況なんだなということが伝わってきます。 寂しさや、虚無感、怒り、表現しきれないいろいろな感情が 今回いただいたメールに書いてくださっているように そして、これも気づいてらっしゃると思いますが 「妹はあんなにたくさんもらっているのに」 という比較をしてしまうのが、競争していることの現われなのですが まさにたまさんが経験してきたように、 私たちが子ども時代に感じる一番シンプルな欲求といえば ・お父さんに最も愛されたい という3つになります。 この中の「最も」という部分は「誰よりも」「自分が一番に」ということです。 この「自分が一番に」というものが「特別意識」という もし子供が女の子一人の家族であれば、父親を独占したいと思うと ここに大きな罠があるのですが、 たまさんが妹さんに嫉妬を感じていた分だけ、 ただ、その裏には「羨ましいなあ」という感情が隠れているのですが なぜなら、負けを認めるような気持ちがするんですよね。 また、妹さん以外であっても、「可愛がられる、愛される」という要素を なぜなら、そういった人たちの笑顔や楽しそうな様子が そうなると、ますます甘える自分が許せなくなりますし、 もしかしたら、たまさんもとっても自分に厳しい人ではないですか? 妹さんとの関係を見直すことはもちろん大切ですけれど、 長い間たくさん気持ちを抑えて、我慢してきたでしょうから、 しんどい気持ちは、誰かに共感してもらいながら聴いてもらうことが 今は苦しみにずっと追いかけられるような気がしてしまうかもしれませんね。 でも、妹さんが愛されてきたのは、お姉ちゃんがいてくれたから、 もし妹さんがそのことを理解していたとするなら、 たまさんが自分らしい生き方で幸せになれる日がくることを祈っています。 今回はご相談ありがとうございました。 近藤あきとし |