贅沢な悩みでしょうか。 - カウンセリングサービス心理学講座

相談者名	kurumi
相談させて頂きます。私は24歳女、医療機関の受付の仕事をしています。家族関係もよく、母親とは友達のような関係でいるし、職場も人間関係は比較的よく、いい環境で仕事をしています。これだけでも十分満足ですが、ひとつ悩みがあります。それは自分には友達と恋人が皆無に等しいぐらいいないことです。性格の問題からか、心を家族以外の人に開くことができず、知り合いになっても長続きせず疎遠になることもしばしば。。学生時代の友達も離れていき、会う事もなくなりました。（すごく仲がよかった人もいなかったせいもあるかしれませんが・・・）何度か、積極的に会おうと誘ったこともありましたが、予定が合わなかったり、相手があまり乗る気ではない様子だったりで疲れてしまいました。面倒くさがりだから余計人と会うのを避けてる部分もあると思います・・。職場の人達は、ただ一緒に働くという人達だけで深入りはしてません。恋人も今まで出来たことがありません。元々異性と話すのが苦手なのもあるし、好きな芸能人を理想としているのも要因かと思います。出会いも縁もありません。休日は友達と遊ぶということもなく、母親と出掛けるか家で過ごすのがもっぱら。携帯電話も鳴りません。このことが、最近急激に虚しく淋しく感じ、親が死んだら天涯孤独になるだろうとネガティブに考えこんでしまいます。でも、もっと辛いことで悩んで考えている方達も沢山おられるのでこれはただの贅沢な悩みなのでしょうか？拙い文章で申し訳ないですが、ご返答お願い致します。
カウンセラー	原裕輝
kurumiさん。こんにちは。ご相談ありがとうございます。カウンセリングサービス　原です。よろしくお願いします。親が死んだら天涯孤独になるだろうという考えが浮かんでくると不安な気持ちに駆られますね。贅沢な悩みなのでしょうか？と思わなくていいいと思います。大きな悩みだと思います。この悩みがでてきている時は、漠然とした将来への恐れがでてくるのではないかと思います。ひとりぼっちになる恐れなどです。親が死んだら天涯孤独になるだろうは、恐れを作るというネガティブな一面もありますが、人とのつながり持って、誰かと共に生きるステージへステップアップする、きっかけを考えさせてくれているポジティブな一面もあると思います。解決できない問題は浮上してこないんですね。この悩みがでてきたということは、ステップアップできる心の体力ができているということでもあると思います。ご自身を変える時期、ステップアップの時期が来たのかもしれませんね。 > 人と会うのを避けてる部分もあると思います・・。 > 職場の人達は、ただ一緒に働くという人達だけで深入りはしてません。 > 人と会うのを避けていたり、深入りはしない傾向があるには、心理的なんらかの要因があるように思います。その要因を解消していくことや、心理的なトレーニングを積むことで、ステップアップをしていけると思うんですね。そうすることで、今、考えているような未来は起きないようになると思います。この傾向には、広すぎるというほど要因が考えられます。せっかく相談コーナーに投稿してくださったので、明確にお答えしたいのですが、カウンセリングで質問をさせてもらい、広すぎる要因を絞り込んでいったほうが、kurumiさんの場合の要因と、対処方法や、根本的な解決方法を提示させていただければベストな回答をさせていただけると思います。その為、今回は一般論的な傾向が強い回答になる旨をお許しください。いくつか考えられる要因をいくつか揚げさせていただきますね。１・気を使いすぎる場合人が好きでも気を使いすぎていると人と深入りすぎるのがおっくうになってきて、疲れない距離をとるようになります。気を使うのを手放してみることを意識するのと、気を使わなくても愛されることを知ることが解決の糸口になります。また、無価値感が強いと、この傾向が出やすいので、自分が愛される価値があることを、しっかりと受け取ることが大切です。２・自分を知られことに抵抗感がある自分を知られることに抵抗感があると、人と深く関わることを無意識的に避けてしまいます。これには、心のどこかで自分を知られることが恐いという恐れがあります。自分を知られて嫌われることや、嫌な感情を持たれることが恐いからです。自己嫌悪があると、この恐れを作りだしてしまいますし、自分を知られることに抵抗感を作ってしまいます。自己嫌悪を泣くし、自分を好きになっていくことがポイントです。それができてきたら、心のトレーニングとして、自己開示をするトレーニングをしていくと良いでしょう。３・心をオープンにすることに抵抗がある心をオープンにすることに抵抗があると、人との関係に距離を作ります。人との関係で傷ついたことがあると、心をオープンにしづらくなります。裏切られた・悲しかった・寂しかった・悔しかった・恐い思いをした・などの、心が傷つく経験があると、人との関係で傷つかない距離をとるようになります。この傷を癒していくことが、人とのつながりを手に入れる鍵になります。どんなことが自分の心の痛みとして残っているのか見つめ、その感情を感じてあげること、人に受け止めてもらうことなどをしていくといいでしょう。人を信頼することや、人の善なる部分に目を向けること、人からの厚意や、優しさを受け取ることを意識することも、また大切になります。いただいた文面の中から、kurumiさんに関係があるかもしれないものを、ピックアップさせていただき書かせていただきました。ひっかかる記事はありましたでしょうか？参考になれば幸いです。 kurumiさんが、この悩みから解放され、よりすばらし人生を手に入れられることを心より応援しています。ご相談ありがとうございました。