余命一年の2歩目

相談者名
足を拡げて
39歳の男性です。私は、世に言う「ロリコン」です。それを治す手立てはなく、国によっては(罪を犯せば)監視される「異常者」です。女子高校生の40パーセント以上がSEXをする世の中でなぜいけないのか、子どもが子供とセックスする分には構わないのにと思います。私は自身が子どものころからの小児性愛者であり、ずっと我慢してきたのに(30年もだぞ!)ご褒美がありません。よって私は近くの中学校に行ったり、近所の女の子を見たりします。でも体には何もしません。なので悶々とします。(中学生のころにはレイプする計画も立てていたんですよ!)どのようにすれば子供(5歳から15歳くらいまで。でも一番いいのは10歳から13歳くらいですよね)とセックスできますか?Tomoe Nakanoさんは、余命一年になったとしたらなにをしたいか考え、小さなことから行動せよと書きました。家は分かったので、1歩前進したと思います。このあとどうすればいいのか・・・どうか教えてください。死ぬ前にアソコもなめてみたいのです。
カウンセラー
成井裕美
足を拡げてさん、はじめまして。
ご相談ありがとうございます。
お返事を担当させていただく成井です。
よろしくお願いします。

「足を拡げてさん」とはちょっと呼びにくいですね(笑)
でも、こうしたネット上で私たちが何気なく選ぶハンドルネームにも、実は知らず知ら
ずのうちに本人のいろんな気持ちがこめられているものなんです。
足を拡げてさんのこのハンドルネームにも、貴方なりの理由があるんだろうな~。と思
うと、こうして短いやり取りだけでなくもう少しお話を伺いたいな。と思います。

> 39歳の男性です。私は、世に言う「ロリコン」です。それを治す手立てはなく、国
によっては(罪を犯せば)監視される「異常者」です。

自分自身のことを「ロリコン」と書いていますね。
「異常者」とも。
現実的に相手を傷つけて罪を犯すかどうか?は別にして、嗜好は人それぞれ違いますよ
ね?
それは性的な対象も同じです。
「頭の中で想像すること」自体には、きっと罪はないでしょう。

足を拡げてさんの書きこみを何度も繰り返し読ませていただいたのですが、こんな印象
をうけました。
「自分は間違っている」
「ほかの人と自分は違うんだ。」
「だからそんな自分が受け入れてもらえるはずはないんだ」
何かこの感覚が足を拡げてさんを今まで縛りつづけ、足を拡げてさんが望むものを受け
取れなくしてきたのではないかな?と思います。

私たちは「心の中の状態と外側の現実の世界とを一致」させようとします。

足を拡げてさんにとって、今の自分の状況を客観的に見るとどうでしょうか?
足を拡げてさん自身、今の性的対象では満たされないと感じていらっしゃいますよね?
その年代の子供たちに性的行為を求めること自体が犯罪だということも、誰よりも理解
していらっしゃるように感じます。
だから、今までも興味があっても決して手は出してこられなかったのでしょう。

でもだとしたらどうでしょうか?
自分が求めるものが、自分から1番遠くにあるのが今の状態ですよね。
そして決して自分が満たされることはない。
満たされない分、余計に欲求は募っていき、頭の中での妄想は膨らむかもしれません。
でもほかの人は足を拡げてさんにそんな欲求があるとは知らなくても、きっとそんな自
分自身を足を拡げてさんが責めて、またそこで「居場所のなさ」を感じていらっしゃる
のではないかな?と思います。

「心の中の状態と外側の現実の世界とを一致させようとする」
これは特に犯罪心理学の分野なのですが、犯罪を犯す人の多くが、まだ何も罪を犯して
いないにもかかわらず「自分は罰せられるべきだ」と感じています。
ちょっと想像してみてくださいね。
「いや~。僕は会社でも評価されているし、やりがいのある仕事もしているし、僕は社
会に必要とされていて毎日充実しているな~。」という人が、会社で不正をするでしょ
うか?
「愛する人がいるし、その人に自分自身も愛されているのを感じるし、本当に満たされ
ているな~」と感じている人が、その愛する人を「よし!今日は機嫌がとってもいいか
ら愛しい人を殴ろう♪」なんて思うでしょうか?
・・・思わないですよね?
むしろまったく逆です。
自分は世の中の役には立っていないし、居場所がないし、自分のことを受け入れてくれ
たり愛してくれる人なんてどこにもいないし・・・。というそんな感情を抱えているか
らこそ、その反発で暴れたくもなるんですよね。
そしてね、何か私たちが罪を犯したとき、その出来事が大きければ大きいほど、「刑務
所」という世の中から隔離された世界に入れられますよね?
刑務所までは行かなかったとしても、悪い出来事を犯して悪い評判が立てば、回りの人
から白い目で見られます。
そして、その時初めて、今まで”居場所がない”と感じていた感覚が、「刑務所」「社
会からの隔離」という形で現実の世界でも実質的に”居場所がなくなる”という形で一
致します。

とても悲しいことですが、この法則は真実なんです。
もし足を拡げてさんもそうだったとしたら・・・。
いったいどれくらい自分のことを小さく扱っているのでしょうか?
いったいどれくだい自分のことを酷く扱っているのでしょうか?

足を拡げてさんはまだ実際に罪を犯されたわけではないでしょう。
きっとそんな衝動を抑えるために、こうして勇気をだして書きこみをしてくださったの
ではないかな?と思います。
一般的に考えてカウンセラーが足を拡げてさんが書いてくださった内容にGOサインと出
すとも思えないですしね。
きっとそんなことは足を拡げてさん自身がされよりもしっていらっしゃるのではないか
なと思います。

そしてね、実際足を拡げてさんが今考えていらっしゃることを行動に起こしたとして、
その次には何が待っているのでしょうか?
そこにあるのは、幸せな未来の展望ですか?
それとも思い描いているのは破滅的な未来でしょうか?
もしその先に「幸せ」がなかったとしたら、それは中野がお伝えした「余命1年だった
らどう生きますか?」という提案とは違うものです。
刹那的で、まったく自分を大切に扱わない姿です。
それが自分にとっていいのか?悪いのか?はご本人が決める部分ではあるのですが、私
は悲しいなぁ・・・と思います。
足を拡げてさんはもっと「幸せ」になる価値がある人だと思います。

足を拡げてさんが本当に望むものはなんでしょうか?
それを手にいれることができるようにしていきませんか?

私たちでよければいつでもお話を聞かせてください。
お待ちしてます。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。