幼児期からの癖がいまだに治らず悩んでいます。

相談者名
neu
わたしは24才女性です。幼児期(3、4才頃)からの癖がいまだにやめられずとても悩んでいます。癖というのは、ぬいぐるみ・毛布・衣服・ペットの猫などの毛をむしってしまう、という癖です。(毛をむしって、人さし指と中指の間でまるめて捨てる、というくり返しです)やめたいと思っていてもどうしても治すことができません。
家でも会社でも通勤途中の電車の中でも友人の家でも、どこでもこの癖が出てしまいます。ひどい時には指の皮が擦り剥けて出血してしまうほどです。
友人には気味悪がられてしまうし、また相談するにもどういった機関に相談したらよいか分からず困っています。中学生の時には自分の頭髪(頭頂部)の毛をむしってしまうこともありました。クラスメートに『頭のてっぺんがはげてきている』と言われ、はずかしくなってすぐやめました。でもぬいぐるみや毛布などの毛をむしるのは未だにやめることができません。
最近インターネットで抜毛症の記事を読み、自分は病気なのではないかと思い相談させて頂くことにしました。
誰にでも何かしらの癖があると思うのですが、治せるものなら治したいと切実に考えています。この癖がひどくなる時は、気持ちが不安定だったりする時が多い気がします。毛が長いものを触っているととても安心します。
もし、精神的なものだとすると病院に行った方がいいのでしょうか?その場合は何科で診察を受けたらいいのでしょうか?
また妹は手足の爪や皮をむしる癖があります。爪をすべて剥いでしまったりこともあるので、これも治せる方法があれば教えて下さい。
よろしくお願いします。
カウンセラー
田村厚志
neuさん、こんにちは。
田村と申します。
よろしくお願いいたします。

ご相談、拝見しました。

血が出るほど毛を抜くのをやめられないほどなわけですから、
実際、これはきついと思います。

自分の身体に傷がつくほど、ということは、自傷行為のひとつとしても
見ることが可能かと思います。

自傷行為の心理を紐解くと、感じることが出来ないほどの心理的な痛み
があるといわれます。

その痛みを感じられないと感情的に不安になり、身体を傷つけることに
より、心の中の痛みと、体の痛みを一致させ、安心感を得るという構図
があります。

毛をむしる、という行為の場合、イライラ感、怒り、欲求不満という感情
が隠れていることが考えられますが、ご自分の頭髪については、やめることが
出来たということで、そのあたりは、ご自分で、やめることも出来る、という
証明にもなりますから、今、やめられなかったとしても、自信をもたれていいと
思います。

やめられない一番の原因には、「毛が長いものを触っていると安心」という部分が
あるからであり、あなたにとって、切迫したきっかけさえあれば、直すことができる
癖であると僕は思います。

「毛」に対して、安心感を投影しているわけですから、別に安心感を感じ
ることのできる何かを探してみる、あるいは、なぜ「毛」に安心感を感じる
ようになったのか、カウンセリング等を通して探っていき、癒すべき感情
があれば、癒していくことで、この癖を治せる可能性があります。

病院については、心療内科に行かれるのが適切でしょう。

また、妹さんについては、明らかに自傷行為と言える行為が現れていますので、
不安になられるのも当然だと思います。

自傷行為については、先のとおり、
「感じきれないほどの痛み」
が、心に隠れいてる場合がありますので、その感情を、心理療法等で
癒すことにより、治せる可能性があります。

病気か?と考えると不安になって仕方ないと思いますが、癖というのは、
おっしゃるとおり誰にでもあります。

ですが、血が出るほど、というのは、neuさんの指が痛いし、また、毛を抜く、
という行為が、一般的に見て、ヒステリックに見えることもありますし、
周囲からは、あまりいい目で見られないこともあると思いますから、ご苦労
なさったのではないかと思います。本当に治したくなりますよね。

ですが、病気かどうか、は、ご自身で判断されるよりも、病院や、カウンセリング
を通して、第三者の目で見てもらうほうが確実です。

お一人で抱え込まれないで、つらくならないようにしてくださいね。

また、カウンセリングなどもつかってみてください。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。