変わりたい

相談者名
初めて相談させて頂きます。
考えすぎてしまう癖と様々なコンプレックスがあり、浮き沈みが激しいです。常に他人に対しての劣等感や優越感を感じています。自分に自信がないのだと思います。毎日に充実感やエネルギーがなく苦しいです。自分の感情に振り回されていて実際の行動があまり出来ません。ベッドに横になっているのが一番楽な体勢です。このままではいけないと思い、自己啓発本やスピリチュアル本などを読んで自分を変えようとしてきました。新しい考え方や心の在り方に出会うと、これはうまくいきそう!と思うのですが、時間が経つともとの場所から気持ちが動いていない自分が居ます。
今まで精神科に何度か行き、軽い安定剤や睡眠薬、漢方を一時的に出してもらい、そのたびに少し改善しました。が、やはり元の状態に。その時は「原因のない憂うつ、反して激しいイライラが続く」と、簡単に先生に説明しましたが、どうも自分の心理や性格の根本的なところが原因ではないかと考え、詳しく自分の内面をお伝えするのはこちらが初めてです。
35歳女性、未婚で親と同居しています。家を出た事がなく、それも強いコンプレックスになっています。また収入がとても少ない事です。
それから、容姿についての執着があります。美しく見られたい事と若返りたい願望がすごく強くて、綺麗だと思われないと人に会いたくない、とさえ思ってしまいます。顔は多分、普通です。メイク次第では綺麗にも見えるだろうし、気持ちが萎んでノーメイクの時などは酷い顔をしていると思います。
自分が本当は何をしたいのかもよくわからず、結婚についてはあまり願望を持った事がなく、かといってしなければ自分はどうやって生きていけば良いのかもわからず、将来の事を考えると息苦しく重たい気持ちになります。空想癖、妄想癖があり、非現実的な事を考えている間はわくわくしたような気分になるのですが、現実に戻ると自分の妄想とのギャップに落ち込みます。
普通の家庭で、不自由なく育ちました。両親に感謝はしているのですが、なぜか、親を安心させたくない、ような気持ちがあるのかもしれません。
今まで自分は何をしていたのだろうという過ぎた時間への後悔と、でもどこか、切なく感傷に浸っている事が好きな自分が二人居るような気がします。
変わりたいです。お力を貸して頂ければ幸いです。
カウンセラー
大塚亘
秋さん、はじめまして。

今回担当させていただきます、大塚亘と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

まず、秋さんが今回、「詳しく自分の内面」を伝えてくださった、その勇気が素晴らしい
と思います。

自己嫌悪や自己否定があり、自信がないと、我々人間は、周りから否定されたり、周りから
責められるのではないかと無意識に思ってしまうため、なかなか内面を他人に出すことが
できない場合があります。

この無料相談コーナーにご相談下さったのも、とても勇気が必要だったのではないで
しょうか。まずは、秋さんのご自身の内面を、怖れを超えてご相談下さったことが、
そもそもとても素晴らしいことであるということをお伝えしたいと思います。

我々人間は、生まれた瞬間は、全くストレスがない状態で生誕します。しかし、成長
していく過程において、様々な出来事が生じて、嫌な思い、辛い思い、悲しい思いを
感じてしまうと、それがストレスとなって、発散しない限りは我々の体に蓄積されて
いきます。

嫌なことや、辛いこと、悲しいことなど、好ましくない出来事を経験しない人間は
まずいないでしょう。そうすると、我々は全員、多かれ少なかれストレスを抱えて
いることになります。

そして、怖ろしいことに、ストレスを発散しないまま過ごしていると、ストレスが
我々の体の中に蓄積されていきます。これは、何十年経っても、発散しない限りは
体の中に残り、どんどんどんどん積み重なっていってしまいます。

そして、ある限界が来ると、場合によっては、精神的な症状や、身体的な症状が
でてしまうことがあります。

また、症状としては出なくても、その蓄積されたストレスが大きく影響して、我々の
性格や言動に影響を及ぼしてしまうことがあります。

しかし、その私たちが生きてきた中で受けたストレスは、発散して減らすことが
できます。もし、ストレスはたまっていく一方であるなら怖ろしいことですが、
ストレスは発散でき、蓄積されたストレスを減らしていくこともできるのです。

そうすると、心に余裕が生まれてきて、現実の生活での言動も変化していきます。

例えば、なにか大きな出来事、例えば、昔、容姿についてショックなことを言われて、
とても傷ついてしまったとしましょう。そして、そのストレスを発散することなく、
容姿にコンプレックスを持ったまま生きてきたとします。

しかし、カウンセリングを受けるなど、なにかの切っ掛けで、もしかしたら
コンプレックスを持つ必要はないかもしれないと少し思い始めたとき、その
コンプレックスがまだ残っていたとしても、以前よりコンプレックスを気にする
度合いが少なくなるので、異性関係や、対人関係が楽になることがあります。

また、自己否定や自己嫌悪があると、自分はダメだから、「ダメな私にふさわしい生活」
を無意識に実現してしまうことがあります。

例えば、私は女性として全く魅力がないと思い込んでいると、その通り男性とのお付き
合いがなかなかできない、ということになったりします。

また、自分は何もできない価値のない人間だと思い込んでいると、逆に仕事を必要以上に
頑張ってしまったり、異性との関係においてとても犠牲的な疲れる付き合いをして
しまったりします。

しかし、もともと我々人間は、何もしなくても愛される赤ちゃんとして生まれてきて、
ストレスはなかったのです。そして、その後の様々な出来事で、自分がダメである、
自分は罪深い、自分は価値がないなど、様々な「誤解」をしてしまうのです。

なぜ「誤解」かといいますと、私大塚は、いままでたくさんのカウンセリングを行って
きましたが、魅力や価値のない方には、一回もお目にかかったことがないからです。

100%の確率で、みなさん様々な魅力や価値をお持ちなのですが、ご本人自身は、私には
魅力がない、私は何の価値もないと「誤解」されている場合がとても多いのです。

秋さんにも、間違いなく様々な魅力があると思いますが、過去の何らかのご経験により、
「誤解」である劣等感や、自信のなさを感じられているようですね。

私が、秋さんに、「過去に受けたストレスにはどんなものがありますか?」と聞いたと
したら、何が思い浮かぶでしょうか。それは大事件であったかもしれませんし、
もしかしたら、ささいなことであったかもしれません。

また、ある日突然とてつもない大きなストレスを受けた、ということもあるかもしれ
ませんし、ある程度のストレスを継続して受け続けてしまった、というようなことかも
しれません。

「普通の家庭で、不自由なく育ちました。両親に感謝はしている」と書いてください
ましたが、「なぜか、親を安心させたくない、ような気持ちがあるのかもしれません」
と書いて下さっているのがとても気になります。

もしかしたら、ご両親から受けたストレスもあるのかもしれませんね。

もしよかったら、カウンセリングを使っていただいて、ストレスを受けた過去の出来事に
ついてお話しいただくことはできますでしょうか。ストレスの発散方法には様々なものが
ありますが、ただ単に話しを聞いてもらうというだけでも、少しずつストレスを発散する
ことができます。

また、過去の出来事を話していくうちに、劣等感や自信のなさが薄れていくことがあります。
ご自身で一人で考えていると、「誤解」しているまま考えてしまうため、それから抜け出す
ことが少し難しくなってしまうことがありますが、カウンセラーは客観的にみることが
できますので、秋さんの魅力に気づきやすいと思います。

今までお一人で悩まれ、頑張ってこられたのだと思いますが、カウンセラーなどに頼る
という勇気をだして幸せを目指すというのはいかがでしょうか。無料相談コーナーに
相談する勇気をお持ちの秋さんなら、必ず乗り越えて楽になっていけると思いますよ。

読んでくださり、ありがとうございました。

大塚亘

この記事を書いたカウンセラー