失恋の処方箋(3)~自己肯定感を修復する~

失恋で自己肯定感が傷つくことがあります

そして、自己肯定感が傷ついたことで、自分の価値を感じられなくなったり、次の恋への自信が無くなってしまったり、失恋のダメージを引きずってしまうことがあります。
そんな傷ついた自己肯定感を修復していくのも失恋を乗り越えるのに大切なポイントになります。

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男女関係の別れでは否定的な言葉が飛ぶことがあります。

「あなたの〇〇が嫌だった」
「君の〇〇というところがしんどかった」

などなど、相手を否定する言葉が飛ぶことがあります。

お別れ直前でカップルカウンセリングにこられた方達とお話をしていると、『こんな日本語の使い方もあったのか・・・』と思わせていただくほど相手を否定する言葉が飛び交うことがあるんですね(汗)

そんな否定的な言葉があると自己肯定感が傷ついちゃうんですよね。

『私が相手のためにしたことは意味がなかったということ?』
『私の愛が愛したことは相手には意味がなかったということ?』
『私は迷惑な存在だったっていうこと?』
『私と付き合っていた時間は無駄な時間だったということ?』
『自分は相手にとって一体どんな存在だったんだろう?』

などなど、自己肯定感が傷つくことがあります。

自己肯定感が傷つき、自分の価値を感じられなくなったり、次の恋への自信が無くなってしまったりするこおとがあります。
なかには、自分は人に害をなす存在なんじゃないかとさえ思ってしまうくらい自己肯定感が傷ついてしまう人もいます。

そうやって失恋後も傷ついた自己肯定感を引きずって苦しんじゃうことがあります。

●自己承認をしよう

失恋を乗り越えるために、傷ついた自己肯定感を修復することが大切なケースが多々あります。

傷ついた自己肯定感を修復する鍵は自己承認!

お別れの時は相手からあなたを否定する言葉が出るかもしれません。
相手にとっては不十分と感じたことや、嫌だったと感じた事を伝えられるかもしれません。

でも、それは相手の物の見方の問題や、受け取り方の問題というのもあるんです。
全部を真に受けて、自分がダメだった証明にしないでください。

そして、仮に相手の言い分通り不十分なことや、知らず知らずのうちに嫌だったことをしたこともあるかもしれません。

でも、仮にそうであったとしても、あなたが相手を愛そうとした事はあったのではないでしょうか?

相手がそれを不十分と感じたとしても、結果的にそれが嫌だったことになったとしても、あなたが愛そうとしたことは素晴らしいことなのです。

上手くいかなかったことがあったとしても、あなたなりに人を愛そうとした事は素晴らしいとことです。

そんなご自身を承認してくださいね。

またお付き合いに至らずに告白のみで終わった恋というのもあるかもしれません。

あなたが付き合ってほしいと言う思いを、相手は受けれとめてくれなかったとしても、それはイコール(=)あなたが素晴らしくないからということではありません。

その人との関係では、価値観や、好みが合わなかったり、タイミングがあわなかったりしたということであって、あなたに価値がないというわけではありません。

あなたに価値を見る人は、この世界にいるはずです。

そして告白のみで終わったとしても、好きという思いを隠さずに、伝えられた事は素晴らしいことです。

自分の好きという思いから逃げなかった、そんなご自身を承認してあげてください。

●人からの承認もしてもらいましょう

自己肯定感が傷ついているときは、自分で自分のことを承認するポイントをなかなか見つけづらい時があります。
その時は人を頼ってください。

「ここは頑張ったんじゃない」
「ここはあなたの美しいところじゃない」
など、自分では見えなくなってしまっている、あなたの素晴らしさを人に見つけてもらって、承認してもらってください。

その時に、その言葉をうまく受け取れなくてもいいんです。

自己肯定感が傷ついている時は、人からの承認の言葉をうまく受け取れないことがあります。

ただ、その承認の言葉を何回も、何回も、人から伝えられてシャワーのように浴びてください。

そうやって何度も伝えられていくうちにちょっとずつ受け取れるようになってきますから。

あなたが誰かを愛そうとしたこと、この恋愛にチャレンジしたこと、そんなあなたの素晴らしさを承認してあげてくださいね。

>>>『失恋の処方箋(4)~肯定的な体験に変えてから卒業~』へ続く

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。