恋愛や結婚、まったく縁がないと思って生きてきた私
こんにちは 平です。
彼女は「自分は恋愛は結婚にはまったく縁がない」と思い込んで生きていました。
ですから、職場の女性の先輩からお見合いの話をもらったときもまったく乗り気ではありませんでした。
ただ、先輩なのでむげに断ることもできず、しばらく時間をもらい、検討したことにしてから断ろうと思っていました。
ところが、そう思っていた矢先、職場の最寄り駅の近くでその先輩にバッタリと会ってしまったのです。
そして、そのとき、先輩と一緒に歩いていたのが、先輩が彼女に紹介してくれようとしていた男性なのでした。
というわけで、急きょ、3人で食事に行くことになってしまったのです。
「いやーん、びっくりしたー。こういうのを運命的な出会いというのかしらね!」とゴキゲンな先輩。
彼のほうは実直かつシャイなタイプで、彼女の顔もなかなか見られないようでした。
彼はこう言いました。「恋愛や結婚なんて、自分にはまったく縁がないと思って生きてきたものですから‥‥」。
彼女が言いたかったセリフを先に言われてしまったわけです。
さらに彼はこう言いました。
「でも、信頼している先輩が、“あなたにどうしても会わせたい女性がいるのだけど、二人は絶対お似合いのカップルだと思うの”とおっしゃって‥‥。
けれども、自分のようなつまらない男にはもったいないと思い、じつはきょうはこのお話をお断りするために、先輩に時間をとっていただいたんです」
これもまったく、彼女が考えていたことと同じでした。
で、先輩がそこをなんとか説得しようとしていたとき、目の前から当の彼女が歩いてきたというわけです。
それはもう、先輩としては運命の出会いと思いますよね。
じつをいえば、当の彼と彼女も、きょうのこの出会いにちょっとばかりの運命を感じていました。
だって、ここで出会わなかったとしたら、二人の関係は出会いもなにもなく過ぎていったかもしれないしれないわけですからね。
この日は食事の間、「こんな自分で申しわけない‥‥」と何度も言う彼を、先輩と彼女で励ましつづけるという展開になりました。
そして、「ねえ、そんなことないわよねぇ」という先輩の振りに、「そうですよ。けっこう私のタイプですもの」と言っている彼女がいたわけです。
その後も彼女は、自分自身が「誰かに言ってもらいたい」と思っていたセリフのすべてを彼に対して言うハメとなりました。
彼のほうは、「けっして誰も自分には言ってくれないだろう」と思っていたセリフを、彼女に言いつづけてもらうということになったわけです。
そして、「いやいや、あなたは私のこと、なにも知らないわけですし‥‥」という彼。
「あなたこそ、自分自身の魅力に気づいていないようですね」と、もう、彼に言っているんだか、自分に言っているんだか、わからないようなセリフを言っている彼女。
そうして二人はどんどん仲良くなっていき、「じゃ、あとはお二人でね」と先輩が去っていくころには、「どうなのかなんて、実際につきあってみないとわからないじゃないですか」など、ふだんの彼女ではありえないようなことを言っている始末‥‥。
自分に自信のない彼と、自分に自信のない彼女がつき合った結果は、より重症な彼のほうを、やや軽症の彼女がサポートするという形になったわけです。
彼女は自分が言ってもらいたかったことのすべてを彼に言うと言うことをしつづけ、それによって二人の関係は劇的に変わりはじめました。
そして、最後には彼から「こんなに自分を愛してくれる人は、きみしかいない」という熱烈なプロポーズをされ、6カ月後、二人は結婚することとなりました。
このメルマガで、私どもは何度も「自分のしてもらいたいことを、そのまま相手に全部与えてあげると、二人の関係は劇的に変化しますよ」、とお伝えしてきました。
まさにその通りだと思ってくださった今回の彼女は、これをきっかけに私どもに興味をもち、講座に参加してくださったというわけでした。
あなたの人生‥‥それは恋愛だけではなく、自分がしてもらいたいことをまわりの人に与えていくことで、大逆転が起こることも夢ではないかもしれませんよ。
では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!
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