私の住んでいる家からは、よく子どもの笑い声が聞こえます。
それは道路を挟んだ真向かいに、こども園があるからです。
休み時間なのでしょうか、子どものキャッキャととても楽しそうな声です。
昨年の3月末に今の場所に引っ越してきたのですが、子ども園を見て子どもの声がよく聞こえるだろうなと想像していたのですが、その通り本当によく聞こえます。
子どもの声を聴いていると、腹の底から笑って本当に楽しそうなんですね。特別な事をしているわけでは無いのに、何でこんなに楽しいのかなと思うくらい笑ってるんです。
また、園庭での保育では、先生の声に「はいっ」と元気な返事が聞こえてきます。
気持ちよいくらい素直な返事です。
最近、子どもの笑い声を聴いている自分の気持ちに、ちょっとした変化を感じるんです。
あの腹の底から笑っている声を聴くと気持ちよくなり、自分も笑ってるかのような気持ちになります。
そして楽しさを感じます。
最近笑いの減っている私にはとても心地いいです。
子ども時代には、何百回と笑うとされていますが、大人になると数十回、高齢になると数回とも言われています。
また笑いは古くからストレスが軽減するなど経験的に知られていたようです。
今では、笑いは免疫力を高める事も実証されています。
例えば鎮痛剤が手放せない重症のリウマチ患者約30名程の方に落語を1時間聞いてもらったところ、わずか1時間笑っただけで全員の痛みが楽になったとの報告があります。
つまり、鎮痛剤に匹敵する効果があるようです。
またがん患者では、笑うことでNK細胞が活性化し、進行の遅延や痛みが軽減することが報告されています。
子ども達の笑い声は、私を楽しませるだけでなく、私にもこんな子供時代があったなあと、思い出させてくれることもあります。
思い出すのは雪が降った日に、園庭で雪だるまを冷たさで手を震わしながら作った思い出や、友だちと段ボールで基地づくり。
初めて飼う犬と散歩するのが好きだったようですが、いつの間にか子犬は私を振り回すくらいすぐ大きくなり、犬をつないだ紐に引きずられてしまったり。
幼稚園が終わった後や、休みの日に近所の友達と遊ぶのが何より楽しかったかな。
記憶にあいまいな点はあるものの、懐かしさを運んでくれます。
笑いは笑顔を通して周りにいる人たちに伝染するという話があります。
話している相手が笑顔になると、それを見て自分の表情が自然に和らいできます。そして笑顔になっている人の楽しい雰囲気が伝わると言います。
笑いは、声を聞いているだけでも効果があるみたいです。
そう言えば、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が須佐之男命(すさのをのみこと)のひどいいたずらに怒り、天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる洞窟に閉じこもってしまった話がありますね。
その為、太陽の神様である天照大御神が閉じこもってしまい、世の中は真っ暗になりました。食べ物が育たなくなったり、病気になったりと大変なことが次々と起こります。
困った神々は岩戸の外で面白い踊りをして笑いころげ、その笑い声を聞いて、天照大御神が岩戸を少し開いたことで、外に引き出され、世界に光が戻ってきました。
私も子どもの笑い声のおかげで、子どものころ感じていた明るさが少し戻ってきたようです。
皆さんは最近笑っていますか。
笑いに触れていますか。
心の底から笑う日々を過ごしたいですね。
私は、これからは意識的に笑いに触れたいと更に思うようになりました。
本日もブログをご覧頂き有難うございます。