長い連休が始まりましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
疲れている、いつもの週末なら、あれこれ詰め込まずに、ゆっくり過ごそうかなぁって思いますが、いざ、長い連休だ!と思うと、なにやら特別なことができそうな、特別な連休にしたいような、しなくてはいけないような、そんな気がしてしまうこともあるかもしれませんね。
10日間、寝て過ごすのは、生産性がないだろー!!
なんて、自分にツッコミを入れてしまいそうです。
ほんとは、寝て過ごしたって、全然、全くもって問題ないんですけれど。
大人になってくると、私たちは、自分のふるまいや言動に気をつけるようになります。
なぜ??
それは、経験値を積んでいるからですね。
どんな経験かと言えば、傷ついたこともあり、傷つけちゃったなということもあったからです。
誰かとの関係の中で、嫌な思いをした経験です。
加害者だったり、被害者だったり。
ある時は、傍観していたことであっても、起こった出来事の責任の一端を、なぜか担っているような気持ちになることもあります。
その時感じた気持ちは、歓迎できるものではなかったはずです。
悲しかったり、悔やまれたり、腹が立ったり・・受け入れがたいものもあったにちがいありません。
そんな気持ちを、私たちは、もう感じたくないと思いますよね。
すると、それを回避する方法を考えるわけです。
言葉で、誰かを傷つけてしまったり、逆に、傷つけられた人は、言葉には気をつけようと思うでしょう。
ある人は、丁寧な優しい言葉を選ぶかもしれません。
ある人は、聞く側に回ろうとするかもしれません。
ある人は、なるべく話さないようにして、笑顔でいるようにするかもしれません。
一人でいるのが好きだったけど、チームワークがとれないと言われたら、一人でいるより、誰かといるように心がけるかもしれません。
もしくは、誰にもみつからないくらい、誰の声も届かないくらい、離れたところにいるようになるかもしれません。
傷ついた経験は、私たちを、自立的に、ひとりにさせていきます。
つながりを切ってしまうのですね。
誰かとの間に問題が起こるのなら、離れているのが一番いいじゃない。
そんなふうに思ってしまうところが、私たちには、あるんですね。
とてもわかりにくいことですが、心の奥の方には、もう傷つきたくないという思いがありますよね。
そして、さらにその下には、私がこんな思いをするのは、私が悪いせいだという「罪悪感」がくっついていることがあるのです。
傷つけられている場合でも、何故か自分が悪いのだと、何かの原因は、私にあるようだと思っているんです。
すると、私たちは、自分を責めます。
厳しく責めるのです。しかも、24時間体制です。
私が私を責めているのですから、
「もう遅いから明日にしましょう」
とはならないわけです。
「可哀想だし、反省しているようだから、このくらいにしてあげよう」
ともならないのです。とても厳しいのです。
そんなことを続けているうちに、とても疲れてきます。
24時間体制ですし、褒められているのではなく、批判されているわけですから、疲労するにきまっています。
疲れているから、あまり動けなくなるでしょう。
新しい風が入らないから、何かいいアイディアが浮かぶこともありません。
よろしくない考えや未来のプランしか、出てこなくなるのは言うまでもありませんね。
「気晴らし」
軽くて、簡単で、何にも考えていない響きですが、こんな流れの中にいる方に、大いにオススメしたいものです。
私たちが、ネガティブなものに投資する行為というのは、思っているよりしつこいものです。
何か嫌なことがあって、そのことについて考えているうちに、1時間経ってた、2時間経ってた、1日考えてた、なんていうご経験はないでしょうか。
これが、ネガティブへの投資です。
無意識に、膨大な時間とエネルギーを注ぎ込んでしまうんです。
放っておいたらいつまで続くのかわかりません。
ですから、注ぎ込むのを断ち切るものが要るんですね。
「気晴らし」
これは、最強の手法です。
しんどくなったら、『「気晴らし」することを思い出す』ことを、是非覚えておいてください。
いざ、あのループに入り込んだら、きっと忘れてしまう!という方は、「気晴らし」と書いて、どこかに貼っておいてください。冷蔵庫でも、トイレでも、洗面台でも、スマホでも。
「はっ!こんな時は、気晴らしするんだった!」
そして、「気晴らし」しましょう。
あたたかいお茶を、ゆっくり淹れて、ゆっくり飲む。
カーテンを開ける。窓を開ける。
ベランダに出てみる。
外に出て、お散歩してみる。
お掃除する。
ストレッチする。
誰かに連絡してみる。
映画観る。
なんでもいいんです。
まずは、その場から動く。
目線を上げ、浅くなっている呼吸を、深くちゃんとしてみるだけでも、ループは断ち切ることができていますよ。
実は、「はっ!」と気づいた時に、すでに流れは止まっているんです。
でも、動くことで、さらにループ再開を防げますから、「気晴らし」作戦、是非やってみてください。
ご自身を、誰か自分でない人のように扱ってあげるとしたら、
そんなに責めたら、可哀想って思いますよね。
もう十分わかったと思うから、そのくらいにしてあげましょうっていうはずです。
私たちがやることは、未来のための「ミスの訂正」だけです。
そもそも、ミスなんかなかったということも、結構あるものですよ。
それに、そんなに誰かの迷惑にならないように、傷つけたりしないようにと、強く思っている、心優しいあなたがいるということを、どうか忘れないでくださいね。
お役に立てれば嬉しいです。