罪悪感をなりすつけられていませんか?実はあなたは悪くないのかも?
罪悪感は、自分が悪かったと思い罪悪感を感じるのですが、あなたが悪いのでは無いにもかかわらず罪悪感を感じてしまうケースがあります。
もし、あなたが‘このケースの人なら、「私は罪悪感をもつ必要がないんだ」と罪悪感から解放されて欲しいなぁと思うのです。
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罪悪感とは、「悪いことをした」「自分は悪い人間だ」「自分が悪い子ちゃんだ」などのように感じてしまう感情です。
他人からすると「そんなに悪いと思わなくてもいいんじゃない?」と思うようなことでも、自分のことをまるで罪人のようにまで感じてしまう人もいます。
罪悪感があると、悪いことをした自分は罰せられる、もしくは罰せられなきゃいけないという心の動きをしがちになります。
その為、罪悪感を感じると、自分のことを責めてしまう気持ちが生じてしまうことがあります。
そして、
「ごめんなさい」「申し訳なかった」
という気持ちになってしまいます。
「ごめんなさい」「申し訳なかった」と思うのは、誠意として謝罪の気持ちを思うのは良いとして、そこに自分を責める気持ちがくっつき、そしてそれが長々と続いてしまうと、しんどいですね。
ここまでは、
「そうだよなぁー、罪悪感を感じると申し訳なかったという気持ちになるよなぁ」と実体験からお分かりになっていただく方もいらっしゃるかと思います。
しかし!
そうならない場合もあるのです!!
罪悪感を持つと、それを感じないようにする為に、自分は悪くない誰かが悪い物語を作るケースもあるのです。
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例えば、こんな感じ。
Aさんという人が他部署に提出する書類を部下に作らせ、部下はAさんの指示通りに書類を作成したとします。
その書類をAさんは他部署に提出しました。
ところが書類の不備が見つかり、Aさんは他部署から注意をされたとします。
Aさんは部下を呼びつけ、部下を叱るのです。
「書類が間違いだらけで恥をかいたじゃないか!いい加減な仕事をするな!」
と。
部下は、
「Aさんの指示通り作成したんですが・・・」
Aさん
「それを間違っていないかチェックするところまでが仕事だろ。社会人なんだからちゃんとしろよ」
っと部下を責めるのです。
部下は、
『え、え、私、指示通りにしたんだけど、でも間違いを見つけられなかった私が悪かったのかな???』と心の中で困惑しながら「すいませんでした」とAさんに誤るのでした。
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この例え話のAさんのように、自分は悪くない誰かが悪い物語を作って罪悪感を感じないようにするケースがあるのです。
(この場合は、自分は悪くない部下が悪い物語になっていますね)
災難なのは部下のほうですね。
指示通りにした書類を作ったにもかかわらず、叱られてしまって・・・。
ホント、災難です。
カウンセリングで、この例え話の部下のように『私が悪かったのかな?』と思ってしまうというケースをお聞きすることがあります。
罪悪感を防衛する為に、誰かが悪い物語を作って責められて、それで『私が悪かったのかな?』という気になってしまって、その人が罪悪感を感じてしまうというケースです。
なんだか罪悪感をなすりつけられている感じですね。
『私が悪かったのかな?』と思い込んでしまうと(思い込まされているというか・・・)自力で「いやいや、私が悪いわけじゃないでしょう」と抜けだせにくいことがあります。
思い込みって怖いですねー。
そのような場合は、
「私が悪かったのかな?とモヤモヤしてしまって・・・」
というように誰かに相談してみると第3者の冷静な視点から「いやいや、あなたは悪くないんじゃないの」などの言葉をもらうことができ、罪悪感をなすりつけられた思い込みから脱出しやすかったりします。
あなたが『私が悪かったのかな?』と思っていることは、もしかしたらあなたが悪いわけじゃないのかもしれませんよ?
そう思い込んでいる(思い込まされている)だけなのかもしれません!
私が悪かったのかな?とモヤモヤしてしまっている時は、誰かに相談してみるといいかもしれませんね。
>>>『罪悪感から解放される(2)~視点を変えて罪悪感から解放されよう~』へ続く