そもそも嫉妬とはなにか
人によって嫉妬する対象は違いますが、誰もが一度や二度は感じたことがある感情ではないかと思います。
ただ、あまりポジティブな感情とはいえませんので、感じていて気分が良いものではありません。
嫉妬はなぜするのか?どう捉えればいいのか?についてお届けします。
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嫉妬は、感じたことがない人はいないのではないかと思うぐらいに、ポピュラーな感情ですね。
ですが、感じたくない感情のベスト3には、入るであろうというぐらいに、嫌だと思う感情でもあります。
◆彼(彼女)と仲良くしている人に嫉妬する
◆バリバリ仕事ができる人に嫉妬する
◆甘え上手な人に嫉妬する
◆成功している人に嫉妬する
◆幸せそうな人に嫉妬する
このように、誰かを見て感じるのが嫉妬です。
自分と誰かを比べて、自分の方が劣っているとか、負けているとか、自分には無理などと感じるときに人は嫉妬するようです。
嫉妬の裏には競争ありです。
誰かと自分で競争していて、その競争に負けたと感じたときに、嫉妬心が出てきます。
競争しているぐらいですから、自分にも可能性があることに対して嫉妬するのです。
つまり、『絶対に無理』『ありえない』と思っていることには、嫉妬しないのです。
例えば、素晴らしい国のお姫様に嫉妬して、自分もお姫様として生まれたかったと思って、嫉妬心で夜も眠れないとか、一晩で国家予算を使いきるぐらいの豪遊をする石油王に嫉妬して夜も眠れないなどは、あまりないようです。
羨ましいとは感じますが、憎くて、妬ましくて、夜も眠れないぐらいの嫉妬心を感じる人は、なかなかいません。
つまり、手に入れることができる可能性があるのに、無理だと思っていることに人は嫉妬を感じるのです。
仲良くしているカップルを見て嫉妬するならば、自分は仲良くなどできないと思っているのかもしれませんし、彼や彼女が欲しいのに、恋人ができないだろうと思っているのかもしれません。
成功している人を見て嫉妬するのならば、自分は成功などできないと、どこかで思っているのかもしれません。
嫉妬から解放されて、『羨ましい』と言えるようになれば、手に入る確立がぐんとアップします。
なぜなら、嫉妬を感じているときは、なかなか人に言えないですし、自分が欲しいと思っているものを認められないからです。
『私は○○が欲しい。○○を持っている人が羨ましい』
そう言えると、どうすれば手に入れることができるかを、教えてくれる人が現れる確立も高くなりますし、自分が欲しいものを、自分でハッキリと認識することができますから、どうすれば手に入れることができるかを、自分でも焦点をしぼって考えて行動することができるからです。
例えば、旦那さんが浮気をした。
浮気相手に嫉妬して、夜も眠れない場合は、旦那さんと仲良くしている浮気相手が羨ましいのかもしれません。
浮気相手に負けたと感じてしまうことは、誰にでもあります。
でも負けたのではありません。
仲良くしたいと思っている自分に気付くチャンスなのです。
嫉妬から解放されるには、まずは誰かとの競争をやめることです。
そして、自分には手に入れることができないという思い込みをやめることです。
とは言っても、嫉妬という感情は嫌なものですから、自分自身が嫉妬を感じていることを受け入れられない人もたくさんいます。
理由はわからないけど、○○さんを見るとめちゃくちゃムカつくと言う場合は、嫉妬があるかもしれません。
自分の中にある嫉妬心に気付くことは、悪いことではないのです。
嫉妬心は誰の心にもあるのです。