あなたはどのタイプ?自分に似た人が合う人orまったく違う人が合う人

社内をはじめ、取引先、顧客やクライアントなどなど、ビジネスにも対人関係は切っても切り離せないものですね。

出来ればいい関係を築きたい、と考えているのは双方同じはず。
ですが「比較的上手く行きやすい相手」と「相性が悪いと感じる相手」がいるのは何故でしょうか。

その要因は多岐に渡るのですが、今日は「自分に合うと感じる相手はどちらか?」で分け、対人関係を改善するコツをお伝えしたいと思います。
 

あなたはどちらのほうがスキ?「自分と似た人」「似てない人」

それではみなさま、いままでの対人関係を振り返ってみてください。
仕事関係だけでなく、恋愛、友人、仲間など、ありとあらゆる対人関係で「自分と合うな」と感じた人は、次のうちどちらでしょうか。

A:価値観や好きなもの、発想や信念などが「自分と似た人」
B:自分と全く正反対。自分に持ってないものを持っている「自分と違う人」

ちなみに私は、自分に似た人のほうが水が合うと感じるタイプ。
多くを語らずとも分かり合える感覚や、目指す方向が一緒ということが心強く感じます。
私自身が、かなりのマニア気質なのも関係するかもしれませんね。

私と同じAタイプのみなさまは「自分の特徴や現状を認識し受け入れられている」タイプ。
自分と合う、という感覚は「自分のことを良く把握している」からこそ出来ること。
自己分析がちゃんと出来ている、芯があるタイプに多いです。

ただ「自分に似た人じゃないとうまくいかない」という場合、「自己愛」という面で「自信がない」のかもしれません。
「自分と同じ感覚や考え方」の人と「類似点」を承認し合う関係性で「自信のなさ」を補っている場合があるのですね。
たとえば、自分と違う意見が出てきたときに不安になってしまいやすい方は要注意かもしれません。

このタイプの方が広く対人関係をよくしていきたいと考えるときには「自己愛」を大事にするのがテーマとなります。
「失敗しても成功しても、自分の価値は変わらない」「私も人も、オンリーワンの存在なんだ」って、思えてますか?
自分を承認することができるようになると、自分に似たタイプだけでなくさまざまなタイプの人といい関係を築けるようになりますよ。

また、自分と違う才能を持っている人とチームを組むことができると、多角的に物事が考えられたり、より大きな成功を手にすることができます。
みんなを情熱で引っ張っていくリーダータイプだからこそ、まずは自己承認が大切ですね。

Bタイプのあなたは「自分に持っていないものに惹かれる」性質を持っています。
パワフルで行動的な人が物静かで冷静沈着タイプに憧れたり、引っ込み思案の人が上手に人に甘えられる人を羨ましく感じたり。
実はBタイプでなくても「自分と違う性質や性格、気質」を持っている人を羨ましく感じるのは普通のことなのです。
心理学では「相補性の法則」といいます。

ただ「自分と似た人とはうまくいかない」という場合は「劣等感」が強すぎるかもしれません。
実は「自分にないものを相手に求める心理」の裏側には「自分にないものばかりをみる」心の癖が隠れていることが多いのです。

また、私たちは自分の中に嫌いで受け入れられない要素があると、同じ要素を持っている人のことを受け入れられません。
例としては「あの人と同類だと思われなくない」という「同族嫌悪」。
同族嫌悪は「あの人と同じ要素が自分の中にもある」ということが受け入れられないときに起きやすいです。

ですから、このタイプの方が広く対人関係をよくしていきたいと考えるときは「劣等感」を受け入れていくことがテーマになります。
「こうありたい自分」と「出来ない自分」がケンカしていませんか?

劣等感をきちんと受け入れることができると、対人関係が良くなるだけではなく「いまの私には何が出来るだろう」と考えられるようになり現状を打破していくパワーが手に入ります。
チームのバランスを取ったり、まとめ役になることも多いこのタイプだからこそ、自分のことをよく知り受け入れていくことが重要なのですね。

対人関係を考えるとき「自分と他人」との関係ばかりをフォーカスしがちですが、実は「自分と自分の関係」は「自分と他人との関係」とイコールのことが多いです。
ビジネスにも、カウンセリングもご活用くださいね。

毎日を頑張るあなたを応援しています。
参考になれば幸いです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係の改善、自分が本当に望んでいる人生へのシフトチェンジへのサポートを得意とする。 特に「さびしさを笑顔に変えるカウンセリング」をテーマに掲げ、30代女性の生き方、恋愛・婚活サポートを精力的に行っている。 高い共感力を活かした「共に考え、併走する」カウンセリングスタイルが好評。