嫉妬は真実の愛情と自己価値に気づくチャンスに使うことができるのです
嫉妬は愛情なしに感じることはありません。さらに情熱・愛情深さを代表とするあなたの価値が隠れているのです。嫉妬は嫌なものですが、感じられなくなっていたパートナーへの愛情と自分の価値に気づくチャンスとして捉え直すことで、パートナーシップの絆を取り戻す力にすることができます。
***
例えばこんなご相談
***
「『亭主元気で留守がいい』なんて夫にも友達にも話してた。
夫に対しての愛情は、家族愛になってしまっていて、ロマンスを感じることはない。
むしろ、夫からのこうしたアプローチは面倒なだけでずっと避けていた。
だから夫に対して嫉妬を感じることなんて全くなかった。
しかし、ある日、夫の浮気が発覚した。
平気だと言っていた自分の中に、激しい怒りと浮気相手への嫉妬が湧き上がってきた。
別れたくない、なんとか夫婦の絆を修復したいと思った。
そう伝えると夫は平謝りで浮気相手と別れ、数ヶ月が経った。
でも私の嫉妬が収まらない。
いつまでも引きずっていたくないのに、この気持ち、どうしたら整理できるの?」
***
今回は嫉妬という視点から、隠れて見えなくなっていたパートナーへの愛情tに気づくことができるということをお伝えしていきます。
それは、夫への愛情に気づくだけでなく、自分の魅力に気づくチャンスでもあるのです。
◇嫉妬は愛情なしには起こり得ない
嫉妬を感じるのはとても嫌なものなので、自分の嫉妬の理由なんて知りたくもないと感じるものです。
今回の事例で言えば、自分が夫をないがしろにしてきたという罪悪感があるので、余計に嫉妬をしていることを受け入れ難くなります。
実はこれ「こんな私が今更、夫を愛していたなんて言えない!」という心理が隠れているのですね。
嫉妬があるということは、パートナーに対して愛情がある証拠なのです。
そう思って自分の嫉妬を扱っていこうと思ってみてください。
嫉妬するほどの愛情を私は夫に持っていたことを認めて、受け入れてあげようと思ってみてください。
こうした時は、嫉妬と罪悪感などで感情が波打って大変なものですが、波が穏やかで前向きな時には、感じられる時間帯も必ずあります。
◇これほどの思いがあるのは情熱という魅力があるから
嫉妬は、自分の魅力や才能、つまり自分の価値を知る大きなチャンスとして使うことができます。
嫉妬が強いということは心の中にとても大きなエネルギーがあるということです。
言い換えれば「とても強い情熱を持っている」という証拠。
情熱だけでなく、あなたにはたくさんの価値があります。
しかし、それを自分で感じられなくなってしまっているのですね。
嫉妬の感情の根底にあるのは「無価値感」と言われるものです。
無価値感とは、読んで字の如く、自分に価値を感じられないというもの。
自分に価値がないと感じていると、自信を持つことができません。
嫉妬の後ろに隠れているのは、こうした自信のなさ、なんですね。
ですから、逆に自分の価値を感じられるようになれば、嫉妬は減り、そのことで自信が戻ってきて、自分を愛してもらうことにも、相手を愛することにも許可が出やすくなっていきます。
今回の事例のように夫に無関心なケースでは、夫に期待することが無くなったという諦めの気持ちが隠れているのですが、実は、夫への期待がなくなっただけでなく、自分への期待がなくなったという場合も少なくありません。
こんな風に夫を小馬鹿にして笑っているような自分には価値がない、こんな私を夫は可愛い女性とは見てくれないだろう、と自らを嘲笑ってしまっているのです。
しかし、本当にそうでしょうか。
それが自分への誤解だとしたら。それを嫉妬が証明してくれているとしたらどうでしょう。
実際には、夫にも問題はあるし、夫自身が自らの価値を感じられなくなっている場合もあります。
また結婚生活もいろいろなことがありますから、お互いに愛情や価値を感じ合うことが難しくなるのもやむ得ないところがあります。
でも、一番の苦しみは、自分に魅力がなくなったからこんな状態になっているんだという自分を責める気持ちなのです。
こんな健気な思いを持っている自分を感じて受け入れてみようと思ってみてください。
◇自分の価値と愛情を誰かに聞いて教えてもらいましょう
そうは言っても自分の価値を感じていくのは大変なことなので、誰かにあなたの価値と愛情の大きさについて、尋ねて教えてもらいましょう。
信頼できる友人や場合によってはカウンセラーを使ってもらったらと思います。
誰かに話をすると、自分ではモヤモヤしていることも腑に落ちやすくなり整理が進みます。
本当のことは、必ず心に響きます。
自分では疑ってしまうことでも、あなたの価値と愛情は本当のことですから、段々と自分の心にも響いてきます。
そして、自分で感じられる時には
「これほど私は誰かのことをきちんとまっすぐ愛せる心を持ち合わせているんだ」
と自分の愛情について誇りを持ってください。
これこそがあなたの価値です。
うまく思える時、思えない時を繰り返していくと、自分の価値と愛情について感じられる時間が増えていき、自分の中で大切に感じられるようになります。
同じように、夫に対してやれる範囲でいいので、大切に扱ってみようと思ってみてください。
「おはよう」「おかえり」などの挨拶を心を込めていってみるだけでもいいのです。
あなたは夫のことを大切に扱ってあげたいのです。
この積み重ねが夫婦の絆を回復していく大きな力になっていきます。
(完)