あきらめないために

仕事をしていて、どうしてもうまくいかないことや、頑張っても成果が上がらない時はあると思います。
何をやってもうまくいかない、頑張っても報われないというのはとても辛いですよね。
仕事を投げ出したいくらいの気持ちにもなると思います。
あきらめの気持ちも出てくると思います。

しかし、成果をあげる人・成功する人は、結局のところ最後まであきらめなかった人なんですね。
何度失敗しても、どんなに時間がかかっても、です。
うまくいかないことが続けば、心が折れそうになってしまうものですが、それでもあきらめずに取り組み続けた結果、成果や成功を手にすることができるのです。

では、あきらめそうになった時、どうすれば良いのでしょう?
そのポイントをご紹介します。

①自分の心身をケアする

あきらめたくなったり、投げ出したくなったりしている時は、やる気も起きず、何かしら心や体の不調を抱えていることが多いので、まずは自分の心身をケアすることが大事です。

うまくいかない時は、ネガティブな思考や感情にはまり、自分を責めることにエネルギーが向きがちになります。
それが心身にダメージを与えて、やる気が出なかったり、眠れなかったり、気が重くなったりするのです。

そうなるとますますうまくいかなくなる状況を招きやすいので、頭から一旦仕事を切り離してリフレッシュしたり、自分の心身を休ませたりすることが大事なのです。

・趣味に没頭する
・美味しいものを食べる
・マッサージを受ける
など、自分が楽しいこと、心地よいことを自分にしてあげましょう。

自分の苦しい気持ちを人に聞いてもらうのも良いでしょう。
また、望む結果が現時点で出ていなくても、苦しくなるほど頑張ってきた自分を大いに褒めてあげましょう。

まずは自分の心身をケアし、心の余裕を作ってあげることで、前に進むエネルギーを生み出すのです。

②モチベーションを上げる

心身をケアし、少しやる気が戻ってきたら、モチベーションを上げることに取り組んでいきましょう。

脳科学によると、やる気は脳の「側坐核」という場所で作られ、ある程度の刺激を与えることで側坐核が活動すると言われています。
刺激がなければ側坐核は十分な活動をしないので、何もしなければやる気は出ないことになります。
「とにかく行動することが大事」と言われるのはそういうことなのです。

側坐核を刺激し、やる気を引きだす方法をいくつかご紹介します。
・モチベーションが上がる曲を聴く
・モチベーションの上がる映画や動画を見る
 (何かを成しとげる物語、記録挑戦動画、笑えるコントなど)
・お気に入りの匂いを嗅ぐ
・ドラマやアニメの役になりきって演じる

側坐核が活動するのには少し時間がかかるので、やり始めたら少なくとも10分は続けることがポイントです。

また、側坐核の刺激となるものは、人によって違うので、いろいろ試して自分のテンションが上がるものを見つけてみましょう。

側坐核を刺激する方法の他に、自分の仕事が誰かの喜びになっている、役に立っていることを意識するのもモチベーションを高めます。
ネガティブな状態だと「誰かの役にたっている」とは思うのは難しいので、①のステップを踏んで自分の心に余裕を作ってから取り組んでみてくださいね。

仕事というのは、必ずエンドユーザー(お客様)がいます。
直接お客様を相手にする仕事でなくても、お客様へのサービスの一端を担っており、お客様の喜びの形、役に立った証としてお金をいただけるのです。

あなたの仕事は必ず誰かの役に立っています。
誰かの喜びとなっています。
人は多かれ少なかれ「役に立ちたい」という欲求があるので、「誰かが喜ぶ姿」を想像することは、やる気を喚起することにつながります。

「今やっていることは誰かの喜びにつながる」そう思い描くことでワクワクしてきたらしめたものです。

③問題解決の糸口を探る

何をやってもうまくいかない時は、視野が狭くなっていたり、自分の中に答えがない可能性があります。
視野を広げ、新たなヒントを得たり、こじれた思考を整理したりするのに、人に相談することは有効です。
その場合、多角的な視点を持つ人やうまくいっている人に相談すると、解決の糸口が見つかりやすいでしょう。

この③のステップは、①自分をケアし、②モチベーションを高めてから取り組むと、相談者の意見やアドバイスを受け入れやすくなるので、①→②→③の順番で取り組むことをお勧めします。

仕事でどうしてもうまくいかず、あきらめそうになった時は、ぜひこのスリーステップを試してみてくださいね。

これまで頑張ってきたあなたの努力が、「あきらめ」によって阻害されることなく実ることを祈っています!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大学卒業後、地元企業に就職し、デザイン・経理・総務・秘書・営業事務等の業務を経験。不惑にしてカウンセラーを目指すために転職。離婚も含めた人生経験をベースに、楽になる物事の受け止め方を提案する。生き方やライフワーク、メンタルヘルス、パートナーシップ全般の問題を得意とする。