自分に問題が多すぎます

相談者名
わん
こんにちは。いつもサイト拝見しています。
20代後半の女性です。
去年頃から日々過ごしていてプラスの感情もマイナスの感情もほとんどない状態になって、今までこんな事なかったのに、と違和感を覚えていました。
最近になりマイナスの感情が出てくるようになったのですが、20代後半にもなって家で大声をあげたり暴れたり癇癪を起こしてしまい、こんな自分が嫌いで、時々自分の気持ち悪さにゾッとすることがあります。
現在カウンセリングにもかかっているのですが、どうして自分が金と時間をかけて直さなければならないのかと被害者意識があり、自分自身に責任を持ちたくありません。
自身に色々な問題がありすぎて直すより死んだ方がはやいと思ってしまいます。
どうしたら前向きになれるでしょうか?
カウンセラー
嶽きよみ
わんさん、はじめまして
担当させていただきます、嶽きよみ と申します。

いつもサイトを見てくださっているとのこと、ありがとうございます。

わんさんのご相談を読ませていただいて、なんだかものすごくご自分のことを責めていらっしゃるように感じました。

>こんな自分が嫌いで、時々自分の気持ち悪さにゾッとすることがあります。

と書いてくださっている感覚は、まさに「自己嫌悪」というものではないかと思いました。

だとしたら、ほんとうに今、すごくしんどいですよね。

自己嫌悪は、ひどくなると、自分が自分でいることがいやでいやでしかたなくて、もうほんとに吐きそう…そんな感じになる方も多いです。(わたしも経験あります)

でも結局はどんなに嫌っても自分からは逃げられない…。

だからわんさんも書いてくださったように、それなら死んだほうが早い、とか、楽だ、と考えてしまうことも少なくありません。

でも本当は、その言葉の裏には「わたしが嫌いなわたしを殺してしまいたい」そして「生まれ変わったような自分になりたい」というような願望が隠れていたりします。

わんさんのメールからすると、わんさんは、

>20代後半にもなって家で大声をあげたり暴れたり癇癪を起こしてしまい

というご自分に対して嫌悪感をもっていらっしゃるのかなと思いました。

内容から想像すると、それはおそらくわんさんの心の深い部分から「怒り」の感情が溢れ出してしまっていて、もうひとりの理性的なわんさんが、それをすごく嫌だと感じている・・・そんな感じではないでしょうか?

>去年頃から日々過ごしていてプラスの感情もマイナスの感情もほとんどない状態になって、今までこんな事なかったのに、と違和感を覚えていました。

その頃は、感情がぎゅっと抑え込まれたあとに起こる麻痺のような状態で、表面的な「無感情」になっていらっしゃったのではないでしょうか。

おそらく、それ以前になにか原因になるようなことがおありだったと思うのですが、その後、マイナスの感情だとしても外に出てくるようになったことは、よい傾向だと言えるのではないかと思います。

もちろんわんさんにとっては、しんどいですし、嬉しいことではないとは思うのですが、感情が表面に出てくるというのは、怪我をした傷が治るためのプロセスのようなものでもあるんですね。

ネガティブな感情も、解放のしかたに慣れてくるともう少し楽になるとは思うのですが、まだ今は、マイナスな感情そのものに対する嫌悪感もあるため、どう扱っていいかわからない、という感じではないかなと思いました。

わんさんにとって、すごく難しいことかもしれませんが、

今は、マイナスの感情を、大声をだしたり暴れたりしながら 必死で吐き出している自分自身を
「これまで押さえつけられてきた感情が癒やされるために外に出てきているのかもしれない・・」
という目で見てあげてほしいな、と思うんですね。

半分では、すべもなく吐き出しながら、半分ではそれを嫌っている、という状態は、とても苦しいからです。

怒りの感情は、それ以前に、痛みを感じた経験から生まれてくることがほとんどです。
根本的な解決には、その痛みを癒やしてあげることが必要かとは思いますが、まずは、自己嫌悪をストップさせること、ネガティブな感情を持っている自分を受け入れること、に向き合ってみていただけたらと思います。

また、タイトルに「問題が多すぎます」と書いてくださっていましたが、実際、それは本当にわんさん自身の問題なのか、というのもあるかもしれないと思いました。

たとえば他の人の問題を、自分の問題のように感じてしまう、とか、問題ではないことを問題のように感じてしまう、などです。

そのあたりも含め、わんさんの気持ちが 一日でも早く軽くなりますように。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な視点で問題を捉え「人間関係」「自己表現」「セクシャリティ」に関する悩みを多く扱う。 特に、現役で自身のビジネスも続けていることから、やりたいことを見つける、夢を叶える、など自己実現のサポートを得意としている。 「見た目の印象とは違い、声に癒される」との声が多く寄せられている。